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【DTM初心者必見!】作曲ソフトで使える無料&有料ピアノ音源おすすめ10選

【DTM初心者必見!】作曲ソフトで使える無料&有料ピアノ音源おすすめ10選

DTMのようなデジタル環境では、マイクを使ってグランドピアノを録音するのはあまり現実的ではない為、作曲ソフト内で使えるピアノインストゥルメントソフトを使うのが一般的です。

ピアノを所持していなくても、バーチャル楽器を使うことで本物と限りなく近い音質を再現することができ、MIDIを使った簡単入力も可能になります。

ピアノソフトを導入することのメリット

ピアノVSTインストゥルメントは、作曲やレコーディングのニーズに合わせてさまざまなオプションを提供します。物理的なピアノマイキングが難しい場合や、デジタルキーボードのプリセットサウンドが気に入らなかった場合にも、さまざまなピアノサンプルを使用して色々な音色を試すことができます。

また、MIDIキーボードを使用することで、実際のピアノのようにノートを入力でき、鍵盤を叩く力加減やペダルの踏み込み加減もリアルに再現し、コンピューター上のプラグインソフトを介してデジタルピアノサウンドを出力することが可能になります。

ピアノ音源の選び方

  • 予算
    ピアノ音源は数千円台~数万円台まで、幅広い価格帯の製品がたくさんリリースされています。一般的には高価格帯のものほど、高音質かつ便利機能がたくさん備わっています。フリーで提供されているもありますが、音質や機能が一部制限されている場合もあります。
  • 音楽ジャンル
    ポップスやロックの場合、比較的シンプルな音源ソフトでも十分対応できることが多いですが、クラシックやジャズ系の場合は、人が弾いているようなリアルな表現力や繊細なニュアンスが求められるので、高品質な音源を選ぶ必要があります。
  • サウンド傾向
    ピアノ音源を選ぶ際には、自分の求めるサウンドがする製品を選びましょう。ポップスなどには明るく軽快な音、クラシックなどには重厚で深みのある音が合います。特定のメーカーやモデルのピアノの音を再現した音源も多数あります。
  • 機能面
    ピアノ音源には演奏に役立つ様々な便利機能が搭載されていることがあります。例えば「ベロシティレイヤー」で演奏の表現力を高めたり、「マイクポジション」の調整で音色の微調整を行ったり、「エフェクト」を使って音源ソフト内で音作りができる機能も備わっている製品もあります。
  • 使いやすさ
    操作画面が見やすく、直感的に操作できるGUIや、すぐに使える音色が豊富に用意された「ファクトリープリセット」も、音源選びの重要なポイントとなります。また、高品質な音源ほどCPU負荷が高くなる傾向があるため、マシンスペックも考慮する必要があります。


有料ピアノVSTプラグインおすすめソフト

KEYSCAPE

SpectrasonicsによるKeyscapeはアップライトピアノ、電子デジタルピアノ、グランドピアノのコレクションライブラリを備えた、最も用途の広い万能ピアノ音源の1つです。

Keyscapeには500を超えるピアノサウンド36の楽器モデルおよびハイブリッドパッチを備えた大ボリュームの音源ライブラリを備えています。ライブラリはSpectrasonics内で使用でき、人気のシンセサイザー「Omnisphere2」ライブラリと統合することもできます。

ソフトのエディターウィンドウでは、近接マイク(ソロに最適)とルームマイク(雰囲気のあるテクスチャー生成に最適)のマイク配置を自由に編集することができます。


Ivory Ⅱ

Synthogy Ivory II Grand PianosはピアノVSTインストゥルメントの業界標準として非常に人気の高い製品の1つです。

ピアノライブラリには、ベーゼンドルファー290インペリアルグランド、スタインウェイDコンサートグランド、ヤマハC7グランドの3つのグランドピアノモデルからサウンドをサンプリングしています。これらの3つはすべてバンドルに含まれています。3台のグランドピアノは合計77GBのボリュームですが、各ピアノ音源は別々に設置することが可能です。

Ivory IIの特徴として、ペダル性能をリアルに再現し、ハーフペダルを使用できる「SustainResonanceDSP」エンジンを備えています。ライブラリバンドルには膨大な数のプリセットが含まれているため、さまざまな録音環境(マイクの配置、ホール/部屋のタイプ、残響など)でプレビューし、それに応じてニュアンスを微調整できます。


PIANOTEQ 7

Pianoteq 7は、間違いなくピアノ音源市場で最高のモデリング技術を採用したピアノライブラリです。スタンドアロンとしても、DAW内のプラグインとしても使用できます。

Pianoteqの特徴として、プログラムのStandardバージョンとPROバージョンで利用できる豊富なサウンド調整オプションの量です。内容は高度なチューニング、マイク設定、ハンマーの硬さ、弦の長さ、弦の共鳴、デュプレックススケール、ペダルノイズ、ハンマーノイズ、その他のパラメータと様々です。

Pianoteqには256MBのストレージしか必要しないサンプルライブラリもありますが、基本的にはリアルタイムでサウンド処理するため、CPUを大量に消費する可能性があります。


EZ KEYS

シンプルな操作感で即戦力となるピアノ音源「EZ KEYS」。プラグイン、スダンドアロンともに64bitに対応し、スタンドアロン、プラグイン共に低レイテンシーの演奏を実現しています。

「ソングトラック」搭載で、伴奏スタイルにコードを指定することでMIDIトラックが完成します。伴奏スタイルはベーシックなものから複雑なシーケンスまで各種あり、そのままでも使える即戦力となるスタイルも多く収録されています。

DAWにドロップ&ドラッグで簡単にピアノフレーズを展開することができ、MIDIデータとして扱えますので、初心者の方のピアノ音源入門用としておすすめできる製品です。


Addictive Keys

Addictive Keys Studio Grand PianoはSteinway Model Dグランドピアノからサンプリングされた製品で、高品質かつ、市場で最も手頃な価格帯のピアノ音源です。

Addictive Keysはペダルノイズとサスティンペダルの共鳴、トーンの暖かさ/明るさ、近接または周囲のマイクの配置、組み込みのコンボリューション、アルゴリズムによるリバーブ/ディレイ、周波数を調整するためのEQなど、多くの基本機能を備えています。

ライブラリには、美しく自然なグランドピアノやバラードロックピアノのパッチから、映画のような実験的なトーンやテクスチャまで、さまざまなプリセットがインストールされています。


無料ピアノVSTプラグインおすすめソフト

Spitfire LABS Autograph Grand 

Autograph Grandは、マリブの有名なレコーディングスタジオ「ウッドシェッド」にあるYAMAHA C6グランドピアノの音を忠実に再現したバーチャルピアノ音源です。

YAMAHA C6は、レディー・ガガ、アリアナ・グランデ、コーンなど、数多くの伝説的なミュージシャンたちに愛され使用されているピアノです。プリセットは1つですが、ペダルのオン/オフやリリースのタイミングを細かく調整できるので、自然な美しい響きが得られます。


Piano One

YAMAHAのC7コンサートグランドをシミュレートしたピアノ音源。非常に人気の高いピアノ音源で、筆者も長い間こちらを使用していました。

表現力豊かで、クラシックからポップスまで幅広く使用できるので、まだピアノ音源を所持していない人にはオススメです。


SINEfactory Spindle

Spindle は、映画音楽やアンビエント、ポップミュージックに最適なフェルトピアノのバーチャル音源です。4つのマイクポジションから精密に録音され、低音域は暖かく丸みがあり、全体的に柔らかい印象を持ったサウンドが特徴となっています。

Orchestral Toolsの「SINEplayer」で使用できます。ややコンピューターの性能が必要となりますが、高品質なサウンドを鳴らす音楽ソフトウェアは、性能要求が高くなるのは仕方ありません。


Piano in 162

Piano in 162 は、Steinway Model Bグランドピアノのサンプルライブラリで、Kontakt、SFZ、および Korg Kronos形式で利用できます。

5つのダイナミック レベル、2つのラウンドロビン、ペダルのオン/オフの個別のサンプルを備えており、リアルなサウンドを実現します。

インターフェイスは非常にシンプルですが、クローズマイクとアンビエントマイクのサウンドをブレンドすることもできます。


Audiolatry Grand Piano

https://youtu.be/0FD8hLWDHcU?si=Cd8mFWtCMu6-oYUT

Audiolatry Grand Pisnoは、2つのAKG C414コンデンサーマイクを使用して録音されたヤマハC5グランド ピアノのサウンドを持っています。サンプリングされたピアノの音とキーリリースノイズを別々のマルチサンプルとして再現することで、リアルで表現力豊かなピアノサウンドを提供します。

サンプリングされたノートごとに16のベロシティレイヤーと、ピアノサウンドとキーリリースノイズとの個別のボリュームコントロールが備わっています。

リバーブ、コーラス、ディレイ、モーション (トレモロエフェクト) の 4 つのエフェクト モジュールと、ピアノ サウンドを形成するためのメインのADSRエンベロープが含まれているので、高いカスタマイズ性を持っています。

まとめ

作曲ソフトで使える高品質ピアノソフトを5つご紹介しました。

  • KEYSCAPE
  • Ivory Ⅱ
  • PIANOTEQ 7
  • EZ KEYS
  • Addictive Keys
  • Spitfire LABS Autograph Grand 
  • Piano One
  • SINEfactory Spindle
  • Piano in 162
  • Audiolatry Grand Piano

ピアノ音源ソフトを導入することで、制作や音楽スタイルに合わせてさまざまなメリットが得られます。スタジオに出向いてピアノマイキングが難しい場面や、DAW付属のピアノ音源が気に入らなかった場合にも、実機からサンプリングされた高品質なピアノの音色を試すことが可能になります。

マイクの位置や、反響の変化なども考慮しながら細かい音作りが可能なので、これから本格的な音楽制作を考えている方は1台は持っておきたいソフトの1つです。

以上、「【DTM初心者必見!】作曲ソフトで使える無料&有料ピアノ音源おすすめ10選」でした。


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