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Hiphopビートの作り方【Beat Making】

2020年4月1日

ビートメイクしている画像


Hiphopビートの作り方【Beat Making】


世界の音楽シーンはHiphop一色となっており、最近では国内のHiphopシーンでも海外プロデューサーのType Beatを使用した楽曲が目立つようになってきました。

筆者自身も海外に向けてビートの販売を行っており、ビート制作についてのテクニックをいくつか共有できたらなと思い、今回の記事を執筆しております。


ビートとは?

ビートの画像


ビートとはリズムに重点を置いた非常にシンプルな伴奏で、ループ(繰り返し)を多用し、調性も曖昧なのでメロディックな主旋律よりも、ラップのようなスタイルとの相性が良いです。


基本的には一曲を通してループアレンジの繰り返しで、アレンジが少なければリスナーは退屈になって聴くのを止めてしまう可能性があり、逆にアレンジが多すぎると印象に残りにくく、音楽の統一感も無くなります。


特にHiphopビートにおいてはループが多くなる傾向にあり、ラップも起伏が少ない為、常にビートに対して適切な変化を加えることがプロデューサーの腕の見せ所です。


ビートメイキング

ヘッドホンの画像


現代のHiphopビートの主要楽器としてキック、スネア、ハイハット、パーカッション、ベース、メロディックエレメント等、が使われており、その中でも特にキックとベースがミックスの大部分を占めます。

これらすべての要素をリズミカルに絡ませて、メロディやコードハーモニーよりも、ノリのあるグルーヴを生み出すことを意識して組み立てることが重要です。


それでは具体的なビートの作り方について解説していきます。


キックとスネア

キックとスネアの画像


キックとスネアはビートの基盤を作ります。

キックはビート制作における重要パートであり、ダウンビートを鳴らし、表拍を強調します。

スネアはバックビートを強調し、一般的には4/4拍子の場合2と4で鳴らしますが、必ずしもそうであるというわけではありません。

ビート画像


このような4つ打ちはビートの基礎ですが、実際に現代のHiphopで使われることはほとんどありません。


実際にはよりシンプルな構成で、休符やゴーストノートを上手く取り入れて「リスナーにリズムをイメージしてもらう」という感覚でビートを作っていきます。

ビート画像


このように非常にシンプルなリズムパターンで構成し、リズムのすべてを提供しないことが重要です。

そうすることで自然と聴き手側は体を揺らして自分でビートをイメージすることになり、リズムに乗ることができます。


キックとスネアはミックス全体の中で一番手前に配置します。
リスナーは一般的なポップミュージックよりもよりリズムにフォーカスしてリスニングする為、細かいサウンドキャラクターやベロシティの設定に気をつかい、「リズム」に対しての深い知識も必要となります。

リズムの基礎知識

HIp Hop Sample Music from Loopmasters.com


ハイハット

ハイハットの画像


ビートの基盤を組んだら、次に高音域のパーカッションを使用して、リズムの輪郭を作ります。

ビート制作においては他のジャンルに比べてハイハットの重要度は高く、ビートのキャラクターを決定付けるポジションを担っているので、音色の選択やベロシティの設定までじっくりと時間をかけて作り上げましょう。


Hiphopでは高音域パーカッションにクローズドハイハットがよく使われ、アクセントとしてピッチアップしたハットやロール、オープンハイハットを使用します。

ハットを使いビートに全体的な「流れ」を作り、グルーヴ感をさらに強化しましょう。

ビートの画像


ポップやロックミュージックではうっすら聴こえるぐらいのボリューム感で左右どちらかにパンニングしますが、Hiphopではキックとスネアと同じぐらいのボリューム感で、センターに配置することが多いです。


ドラムセットに関しては以上となります。


808ベース

808の画像


次にベースを使いコード感を足します。

Hiphopビートでは「808」と呼ばれる徐々に音量が減衰する歪んだサイン波がよく使用されます。

音域的にはサブベースと呼ばれるかなり低い音域を扱うことになるので、ミックスの難易度は高いです。


808についてさらに詳しく知りたい場合はこちらの記事も合わせてご覧ください。

コード進行はとてもシンプルで、2コードや3コードを1曲通して繰り替えすようなパターンが多いです。

永遠にループだと少し退屈だと感じたときは、グラインドやオクターブ上のハイフレットを使用してアクセントを付けることもできます。


808ベースはローエンドを担当し、35~60Hzぐらいのかなり低い音域なので一般的な再生機器だとベースを認識できない場合もあるので、プロデューサーによってはミッドベースをレイヤーすることもあります。


コードとメロディー

コードとメロディの画像


ビートの土台となる部分ができたら、コードやメロディーといった上物を付けてビートを装飾します。

主にギターやピアノ、オルゴール、シンセPADを使いアンビエントな雰囲気を演出します。


ダークメロディと呼ばれるハーフスピードエフェクトやレトロな雰囲気なエフェクトを使用したテクニックが頻繁に使われており、必須のテクニックなので是非とも習得しましょう。



まとめ


多くのHiphopソングにはこれらの要素に加えてラップボーカルが入ってくるので、そのことを考慮してしっかりとビートを単純化することと、ボーカルの入る隙間を空けておくことが大切です。

リスナーの意識はボーカルに集まるということを意識しながらビート制作を行うことで、グルーヴ感のある一貫したリズムを提供することができます。


現代のHiphopミュージックはループ音楽と言われるほど、シンプルな構成を繰り返し演奏するビートが好まれています。

現在ではHipHop用のループ音源サンプルも多く販売されているので、ビート制作をこれから始める方はそれらを使用することをオススメします。


もし購入をお考えの方は、海外の最大手である「Loopmasters」が有名でクオリティも高く安心です。


以上、Hiphopビートの作り方【Beat Making】でした。


ローエンドミックスの為の重要な5つのヒント

【2020年最新】Hip-hopアーティストおすすめ10選

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