ギター動画「弾いてみた」の再生回数が伸びない時に改善するべき10個のポイント
「ギター弾いてみた」動画を投稿しているギタリストの方にとって、再生回数の伸びが停滞することは多くの人が抱える悩みではないでしょうか?
視聴者が楽しめる動画を投稿することはもちろんですが、YouTubeの再生回数を伸ばすための明確なテクニックがいくつか存在します。これらは公式が推奨している方法も含まれているので、是非実践してみましょう。
YouTubeの再生回数がカウントされる仕組みや、おすすめ欄に載りやすくなる方法を知ることで、新たなファンを引き寄せ、チャンネルを成長させることができます。
今回は、再生回数が伸びない時に改善するべき10のポイントを紹介します。
再生数が伸びる仕組み
まずは再生回数がカウントされる仕組みについて解説します。再生回数だけが重要ではありませんが、アーティストの人気度を測る指標の一つとしても重要です。
プラットフォームでは通常、次のような流れで再生回数はカウントされます。
- 視聴者が動画のサムネイルとタイトルで視聴するかどうかを判断する
- 視聴するためにその動画をクリックしたかどうか
- どれくらいの長さ動画が視聴されたか
- 動画を視聴していいね、コメント、チャンネル登録がされたかどうか
- 動画がおすすめされ、再生回数がカウントされる
ある程度フォロワーや登録者がいれば、ある程度の再生回数は保証されます。しかし、活動し始めたばかりのアーティストの場合、まずは新規の視聴者の目に留まらなければ、動画の再生まで辿りつかないということです。
このことを踏まえて、実際にどのような対策をとればいいか見ていきましょう。
1. 魅力的なサムネイルにする
魅力的なサムネイルを作成することは、動画プラットフォームで再生数を伸ばすために非常に重要なポイントです。
動画プラットフォーム上では、同じようなジャンルの数多くのコンテンツが競合しています。なので、思わずクリックしてしまうような魅力的なサムネイルは、視聴者の注意を引くのに効果的です。
視聴者に動画がリーチされて、実際に動画がクリックされた率(CTR)は、サムネイルとタイトルがどれだけ魅力的かを示す指標として使用されています。高いCTRの動画は、検索結果やおすすめ動画として表示される確率を高めます。
魅力的なサムネイルを作るコツ
- 動画内の伝えたいキーワードを強調する
- 顔や表情に注目が集まりやすい
- 統一感を出す
2. 興味を引くタイトルをつける
サムネイルと同じく、興味を引くタイトルをつけることも重要です。検索してもらいたいキーワードをタイトルに含めた上で、キャッチーなタイトルをつけましょう。
【】「」を使ってキーワードを目立たせたり、数字を適度に使用するといったコピーライティングのテクニックも非常に効果的です。
タイトルと同じく、概要欄に動画の内容が伝わりやすいような文言をいれることで、プラットフォームのシステムがどのような動画かを認識しやすくなり、再生に繋がります。
魅力的なタイトル例
「〇〇のギターソロ弾いてみた。」
↓
「【ノーミス】ギター歴3ヶ月で〇〇のギターソロ弾いてみた!」
3. キーワードの設定
キーワードを正しく設定することは、「SEO」と呼ばれる検索エンジン最適化につながり、特定のコンテンツが検索されたときに上位に表示されやすくなります。
例えば「ギターソロ」「エレキギター」「弾いてみた」「〇〇カバー」など、ギターに興味がある人が検索するであろうキーワードを含めることで、検索されたときにヒットする可能性が高まります。
タイトルや動画の概要欄、タグに適切なキーワードを使用し、検索エンジンで上位に表示されるようにしましょう。
4. クオリティの高いサウンドと映像
クオリティの高いサウンドと映像を作成することができれば、視聴者はコンテンツに没入しやすくなります。
また、制作者がプロ意識を持ってコンテンツ制作していることを示すことができ、視聴者に信頼感を与えることができるというメリットもあります。
一般的な「弾いてみた」動画でも、録音環境とミキシング、一眼レフを使ってカラーグレーディングを施し、ミュージックビデオのような品質を出すことができれば、たくさんのファンを獲得できるかもしれません。
5. 視聴維持率を意識する
「視聴維持率」は動画の視聴を開始したユーザーが、どこまで継続して動画を見たのかを示す指標です。視聴維持率の高い動画は、ユーザーの満足度が高い動画だと判断されます。
ユーザーの満足度が高い動画はプラットフォーム上でも高い評価を受けることができ、結果的におすすめ欄に表示されやすくなることで、再生回数が増加します。
視聴者に最後まで動画を楽しんでもらえるように、テンポ良くシーンを変えたり、テロップ、効果音、BGMを使って飽きのこない動画作りを意識してみましょう。
6. 個性やキャラクターを出す
コンテンツ制作において、個性やキャラクターを出して、他の多くのクリエイターと差別化することは重要です。
特に、楽器演奏系の動画は個性やキャラクターを出すことが難しいジャンルです。誰もが認めるほどの演奏技術があれば必要ないのかもしれませんが、そうでない場合は個性を出して差別化することが重要となります。
顔を出したり、自分のキャラクターを出すことは少しハードルが高いかもしれませんが、将来的には「あの人の演奏が聞きたい!」と思ってもらえることが大切です。
7. 視聴されやすい時間に投稿する
コンテンツの投稿時間をユーザーの視聴リズムに合わせることで、動画投稿直後の視聴回数が増加します。
一般的には、SNSや動画プラットフォームは、帰宅後から就寝するまでの19時〜24時が最も多く視聴されているというデータが出ています。この時間帯にあわせて動画を投稿することで、再生回数を増やしやすくなります。
これは視聴者全体のデータなので、動画のターゲット層によって最適なタイミングは異なります。例えば、学生をターゲットにしている場合であれば16時~、主婦をターゲットにしているのなら昼過ぎ~のタイミングがベストとなります。
※公式によると、短期的には効果がありますが、公開する時刻が長期的に動画のパフォーマンスに直接影響するかどうかはわかっていません。
8. 他のクリエイターとコラボレーションする
クリエイター同士のコラボレーションを行うことで、お互いのチャンネルにリーチすることが可能になり、新しい視聴者層にアクセスする機会を得ることができます。
また、コラボレーションはクリエイター同士が知識やスキルを共有し、お互いが成長する機会を得ることができます。クリエイターごとに撮影アプローチや編集テクニックは様々なので、自身のコンテンツ制作の参考になることも多いでしょう。
チャンネル登録者数が多いクリエイターとコラボすることで、チャンネルの登録者数が少なくても、再生回数を増やすことができます。
9. アナリティクスのデータを活用する
アナリティクスは動画に関する色々なデータを閲覧できるツールです。アナリティクスを使用することで、動画再生に関係するさまざまなデータを参照することができます。
アナリティクスで確認できるデータは以下の通りです。
- 再生回数
- インプレッション
- 動画への流入経路
- 人気の動画
- 視聴維持率
- ユーザー層(性別、年齢、地域、時間)
- 視聴者が他に見ているコンテンツ
- 検索されたキーワード
これらのデータに基づいて今後の動画作りに活用することで、改善点や今後のアクションを最適化し、再生回数の増加に役立てることができます。
10. 視聴者が楽しめる動画作り
最後に、すごく根本的な話ではありますが視聴者が楽しめる動画作りを考えることが一番重要です。
過去の自分もそうだったのですが、視聴者が楽しむことよりも「自分をこうみせたい!」「上手く弾けるようになったから見て欲しい!」というような、どこか一人よがりな部分が多くありました。
気持ちを改めて「視聴者が楽しいと思える動画はどんなものだろう?」と真剣に考えて改善を繰り返すことで、チャンネルが大きく成長しました。
結局はプラットフォームのおすすめ欄に載せるアルゴリズムも、視聴者に良い動画を届ける為のものです。小手先のテクニックよりも、面白い動画作りを模索して、提供することが一番の近道となります。
まとめ
ギター動画「弾いてみた」の再生回数が伸びない時に改善するべき10個のポイントは以下の通りです。
- 魅力的なサムネイルにする
- 興味を引くタイトルをつける
- キーワードの設定
- クオリティの高いサウンドと映像
- 視聴維持率を意識する
- 個性やキャラクターを出す
- 視聴されやすい時間に投稿する
- 他のクリエイターとコラボレーションする
- アナリティクスのデータを活用する
- 視聴者が楽しめる動画作り
「ギター弾いてみた」動画の再生回数を伸ばすためには、様々な戦略と工夫が必要です。視聴者の注意を引く魅力的なサムネイルとタイトル、キーワードの適切な設定、高品質なサウンドと映像、視聴維持率の向上、個性とキャラクターの発揮、コラボレーション、最適な投稿時間の考慮、アナリティクスの活用、そして何よりも視聴者が楽しむ動画作りが不可欠です。
再生数を伸ばす鍵は視聴者を満足させ、コンテンツを楽しんでもらうことです。クリエイター自身もコンテンツ制作を楽しむことを忘れずに、コツコツと持続的な成長を目指しましょう。
以上、「ギター動画「弾いてみた」の再生回数が伸びない時に改善するべき10個のポイント」でした。
「演奏してみた」動画が伸びない3つの原因と対策
「ギター弾いてみた」の再生数を伸ばすたった3つのコツ【チャンネル登録1万超え】