Djent、Modern Metal、Progressive Metalといったジャンルでは、7弦ギターを使ったヘヴィなギターフレーズが多く使用されています。低音弦から生み出される重厚かつ迫力のあるサウンドは、通常の6弦のギターでは味わえない心地良さがあります。
7弦ギターの普及率や、ジャンル的にも「サブジャンル」ということもあり、7弦を活用したリフがそれほど多くあるわけではありませんが、低音弦側でコード、高音弦側でメロディーのような広い音域を活かしたギターリフが魅力的です。
今回は、7弦ギターで弾けるカッコいいギターリフをいくつかご紹介します。
Novelists - Under Different Welkins
イントロ0:18~始まる、ヘヴィかつメロディックなギターフレーズで、幅広い音域を活かした、これぞプログレッシブサウンドといった印象を受けるトーンです。
アーティスト本人がPlaythroughとTAB譜を提供してくれていて、楽曲よりもギター動画の方が伸びているという珍しいパターンの楽曲です。
Periphery - It's Only Smiles
モダンメタルの火付け役ともいわれている「Periphery」の楽曲。0:11~のギターリフが7弦を使ったメタルトーンにも関わらず、メロディックかつ叙情的なトーンが特徴的で、メジャー感のある仕上がりになっています。
Peripheryの数ある楽曲の中でも、非常にキャッチーな曲ではありますが、バックで鳴っているギターが超絶テクニカルというギャップがいいですね。
Monuments - I, The Creator
全体的にカッコいいギターリフが散りばめられていますが、特に2:08~の怒涛のリフが魅力的です。メタルコアでよく使用される「不協和音」を絡めたフレーズが印象的。
ブリッジミュートやライトハンドタッピング等の奏法テクニックが使われていて、難易度的には高めですが、弾ければかなりカッコいいリフです。
ERRA - Snowblood
0:27~の7弦の開放弦と24フレットを絡めた広い音域幅を活用したギターリフです。低音弦のハイフレットが持つ独特な甘いトーンが魅力的です。
楽曲を通して、メロディックなギターソロやタイトなリフが織り交ざった総合力の高い仕上がりで、タッピングや高速ピッキングなど、独自性の高いフレーズが多く詰まっています。
Mateus Asato - 7 Strings Riff
世界的人気ギタリストの「Mateus Asato」氏の7弦ギターリフです。普段はクリーントーンを主体にメロウなトーンを扱うギタリストとして人気を博しています。
トップギタリストの持つハイセンスなギターフレーズと、歪みを抑えたエッジ感のあるダイナミックなサウンドが融合しており、フレーズの引き出しの多さと、さらっと超絶テクを織り交ぜたクオリティの高いリフに仕上がっています。
まとめ
7弦ギターの魅力を存分に味わえる、カッコいいギターリフを5つご紹介しました。7弦ギターならではの広い音域と重厚かつ迫力のあるサウンドが特徴です。
通常の6弦ギターよりも低い音域をカバーできるため、より音域の広いサウンドで、メロディックなフレーズや複雑なコードも表現しやすくなります。
少し難易度の高い楽曲が多くなっていますが、その分弾けるようになったときの充実感も高めです。7弦ギターを入手したら、ぜひチャレンジしてみてください。
以上、「【Djent/Metal】7弦ギターで弾けるカッコいいギターリフ5選」でした。