予算をかけずに自分の音楽をたくさんの人に聴いてもらう6つの方法
これまでの音楽活動といえば、多くの予算を投資して楽曲を宣伝したり、大手レコードレーベルに所属してサポートしてもらうのが一般的でした。
しかし現在のミュージシャンは、SNSやデジタル環境の整備によって自分の音楽活動に妥協することなく、ほとんど予算をかけずにたくさんの音楽ファンに楽曲を届けることが可能になりました。
今回は、自分の音楽をたくさんの人達に聴いてもらう為のいくつかの方法をご紹介します。
1. SNSの活用
大手レーベルに所属しておらず、予算がない個人アーティストが多くのファンを獲得する方法として、ソーシャルメディアを有効活用することは必須です。
SNSを活用して、音楽に関連するコンテンツを定期的に制作することで、広告費をかけずに多くの音楽ファンに自分の音楽をリーチすることができます。
とはいえ、ただ新曲をアップロードしたり、ライブの宣伝のみを続けているような場合は、音楽活動の方向性を考え直す必要があるかもしれません。異なるプラットフォーム向けのコンテンツアイディアを作成して、それを定期的にアップロードする為の制作スケジュールを組んでみましょう。
音楽コンテンツを欠かさずに発信するのがベストですが、柔軟な発想力がバズを生み出す可能性もあるので、アーティストとしての自分を見てもらえるような、面白いアプローチを考えることも大切です。
2. ブログ、ウェブサイトの構築
音楽ブログはGoogle検索からの流入を見込める為、よりコアな音楽リスナーを得るための優れたプラットフォームです。SNSと同じようにたくさんのリーチを期待できる以外にも、よりターゲットを絞り込んだ発信が可能になります。
音楽ブログをスタートするときには、できるだけニッチなジャンルや自分の音楽性に近いテーマから始めてみて、リーチしたい音楽と最も共感する可能性がある人達に読んでもらえるのがベストです。
例えば、メタルミュージックをやっているのなら、メタルミュージックに関する有益な記事を書くことで、コアなメタルファンの目につく機会が増え、自分の音楽も合わせて聴いてもらえるかもしれません。
ただし、情報が飽和している今、Google検索の上位に自分の記事を表示させることは簡単なことではないので、長期的な戦略の一部としてコツコツと続ける必要があります。
3. プレイリストの作成
音楽ファンは常に新しい音楽を探しており、SpotifyやApple Music、Soundcloudなどの音楽サイトのキュレーションされたプレイリストを使って新たな音楽を検索していることが多いです。
もちろん人気のあるプレイリストに自分の曲を載せることができれば、たくさんの音楽ファンに自分の音楽を届けることができます。Spotify for Artistsの機能を利用して、Spotifyプレイリストに直接応募したり、個人の音楽キュレーターに連絡を取ることも有効です。
自分の音楽ジャンルにあったプレイリストを見つけて、ネット検索したり、SNSやウェブメディアのプロフィール欄にキュレーターの連絡先が記載されていることもあるので、アプローチしてみましょう。
4. コンテンツを作る
YouTube、Twitch、TikTok等のコンテンツクリエイターは、常に自分の作品に合った音楽を探しています。TikTokerはキャッチーで踊りやすい曲を常に探していたり、YouTuberは動画のBGMであったりと、いつも新しい音楽を探しています。
自分でコンテンツクリエイターになり、音楽を活用したり、もしくは既に多くのファンベースを抱えているインフルエンサーの方に自分の音楽を使用してもらうことができればバイラルヒットも期待できます。
既にファンを獲得しているアーティストは別ですが、これからスタートするアーティストが、純粋な音楽作品のみでたくさんの人達に聴いてもらうのは非常に難しいとされています。音楽+αの新しいコンテンツとして、現在のプラットフォームに合ったスタイルで発信することで、より注目される可能性がアップします。
5. フリー音楽の配布
無料のロイヤリティフリーの曲を制作することで、多くの人にクリエイターとしての自分を認識してもらうことができます。
現状、ネット上で無料かつ質の高い音楽を見つけるのは非常に難しいため、他の無料楽曲を一蹴するほどのハイクオリティな楽曲を提供できれば、作曲家として多くの信用を得られる可能性があります。
コンテンツクリエイター、個人プロデューサー、もしくはフリー音楽のリスナーであれ、多くの人達があなたの曲と名前を知ることになり、自分の作品をリリースすれば再生ボタンをクリックしてくれるでしょう。
音楽から収益を得ることができない為、ほかで補う必要はあるかもしれませんが、作曲家としての信用を築き上げることで、将来的に大きなリターンが得られるかもしれません。
6. コラボレーション
予算をかけずに自作曲をプロモーションするための最後の方法は、コラボレーションです。同じようなアーティスト活動を行っている方と一緒にアクションを起こすことで、お互いのファンに自分の曲をアピールすることができます。
共同制作として楽曲を作ったり、ゲストボーカルとしてボーカリストを招いたり、クリエイター同士の対談として動画コンテンツにするのもありです。コラボレーションの形に決まりはありません。お互いの強みを活かせるコラボが実現することができれば、非常に高い拡散効果があります。
自宅で作業に没頭するクリエイターも多いかと思うので、同じようなクリエイターと対面で会うことで、多くの刺激を得ることができるかもしれません。
まとめ
予算をかけずに自分の音楽を多くの人に知ってもらう方法についてご紹介しました。
- SNSの活用
- ブログ、ウェブサイトの構築
- プレイリストの作成
- コンテンツを作る
- フリー音楽の配布
- コラボレーション
音楽を広く知ってもらうには、SNSやブログ、プレイリストを活用し、他のクリエイターやアーティストとのコラボレーションを通じてファン層を拡大することが重要です。
クリエイティブかつ戦略的なアプローチで、自身の音楽を多くの人々に届けましょう。
以上、「予算をかけずに自分の音楽をたくさんの人に聴いてもらう6つの方法」でした。
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