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【最高の音色!】エレキギターを長持ちさせるための8つのメンテナンス方法

【最高の音色!】エレキギターを長持ちさせるための8つのメンテナンス方法

美しい音色と演奏で多くの人々を魅了するエレキギターですが、その魅力を維持するためには定期的なメンテナンスが必要です。楽器店やリペアショップに依頼すれば、専門的な知識と技術を持ったスタッフがメンテナンスを行ってくれますが、毎回楽器店に行くのは時間と手間がかかります。

この記事では、初心者でも簡単にエレキギターをメンテナンスする方法を説明します。今回紹介する方法は、特別なツールや材料を必要とせず、自宅で簡単に行えるものばかりです。

ギターメンテナンスの重要性

エレキギターの構造は精密な作りになっており、木材や金属などのさまざまな素材で作られています。しっかりと定期的にメンテナンスを行うことで、音質や演奏性を維持することができます。

例えば、弦や指板が汚れたり、フレットが錆びたりすると、音質が低下したり、弦の高さやネックの角度が正しく調整されていないと、演奏しづらくなってしまうこともあります。

定期的にメンテナンスを行い、汚れや錆を除去することで、エレキギターの本来の美しい音色をキープして、故障を未然に防ぐことができます。

1. 弦を交換する

ギターブリッジの画像

弦交換は、最も簡単で効果的なギターメンテナンスです。弦を交換する頻度の目安は、演奏頻度にもよるので一概にはいえませんが、2~3ヶ月に1回、もしくはライブのような重要なシーンごとに行うかです。

※弦が切れるまで使用するのはあまり良くないので、弦がさびついてきたり、音質が劣化する前に行うようにはしましょう。

ギター弦の画像

「使い込んだ弦のほうが味がでる」「新品の弦よりロックな音がする」のようなことも言われますが、基本的にはハイ落ちやサスティーン、チューニングの安定具合に影響します。

価格はやや上がりますが、弦交換がめんどうだという方にはコーティング弦のような寿命の長い弦を使ってみることをおすすめします。

2. オクターブチューニング

オクターブチューニングは12フレットのハーモニクス音と12フレットを押さえた音の音程を合わせることを目的としてチューニングを行う方法です。

オクターブチューニングを行わないと、普通のチューニングで音を合わせても、フレットを押さえると音が微妙にずれるという現象がおきます。

オクターブチューニングのやり方

オクターブチューニングはブリッジのサドルを調節して音程をあわせていきます。

オクターブ

画像のようにネジをドライバーで回して弦の長さをミリ単位で調節することで音程がわずかに変化するので、12フレットを押さえて音を確認しながら微調整していきましょう。

3. 弦高を調整する

弦高

弦高は弦とフレットとの高さを調節することです。弦高を高くするとクリアなサウンドになりますが、弦が押さえにくくなるというデメリットもあります。逆に弦高を低くすると弾きやすさは向上しますが、フレットと弦が触れてしまうことによる「音びびり」が発生する可能性があります。

好みの高さは人それぞれですが、音がびびらない程度に出来る限り弦高を下げることができれば、最高のパフォーマンスを発揮できます。

弦高の調節方法

ギターの機種により多少異なりますが、大きく分けると、各弦のサドルごとにネジで調節するタイプブリッジの根元のナットで調節するタイプに分かれます。

時計回りにまわせば弦高が低くなり、反時計回りにまわせば弦高が高くなっていくので、最適な高さに合わせましょう。

4. ピックアップの高さ

ピックアップと弦の間の幅を調節することで、音質歪みノイズ量など、様々なサウンド変化が現れます。

高くすると音量がアップし、アタック感が増し、より派手な音になりますが、高すぎると音が割れやすくなるので注意。反対に低くするとマイルドで太めのサウンドになりますが、下げすぎるとボヤけたサウンドになります。

高さの目安はピックアップの種類や弦ごとによって変わるので一概にはいえませんが、リアのシングルコイルピックアップの場合、最終フレットを押さえた時に弦とポールピース(ピックアップの金属部分)の隙間が1弦側で2mm程度、6弦側で2.5mmくらいが大体の目安となっています。

ピックアップの高さの調節方法

ピックアップの横についているネジを回すことで高さを変更できます。

ピックアップ高さ

ダイレクトマウント(直付け)仕様のギターの場合は、ピックアップを取り外して、底にウレタンなどを挟むといった作業が必要になります。

5. ギター本体を磨く

エレキギター ボディ清掃

汗や皮脂、ホコリ、指紋などの汚れがボディに付着したまま放置すると、木材や塗装が劣化して、サビやひび割れを引き起こす可能性があります。また、手の油分が付着したまま演奏すると、演奏の快適性が低下する可能性もあります。

ギターの木材部分(ネック、指板、ボディなど)を保護して寿命を延ばすためにも、定期的に木材オイルまたはポリッシュをかけ、クロスを使って汚れを拭き取ります。


6. トラスロッドの調整

ギターのネックは木材で作られているため、温度や湿度の変化、異なるゲージの弦の使用などにより湾曲するため、トラスロッドはネックの強度と反りを調整するための重要な部分です。

トラスロッドを調整することで、ネックが曲がることを防ぎ、演奏時の快適さと音程の安定性を向上させる効果もあります。

ネックが大きく反ってしまうと、弾きにくさや音程の不安定さ、フレットのデッドポイント(鳴らない箇所)などの問題を引き起こす可能性があるため、とくに注意が必要です。

7. 電気系の点検

ギターピックアップ

ギターのピックアップやその他のエレクトロパーツ (ジャック、スイッチ、ポット、ピックアップなど) を定期的に点検し、必要に応じて修理または交換しましょう。ノブがぐらいついてボリューム操作をするとノイズが出てしまうこともあるので注意します。

ジャックとポットの接点には、ポットやジャック部分には接点復活材がを吹きかけ、綿棒で全体を磨くことができます。それでも問題が発生した場合、交換が必要です。

※電気部品を交換するとなるとはんだ付けの専門ツールが必要になります。そのため、自分で修理するのは難しいと思ったら、リペアショップなどの専門家に相談してみましょう。

8. フレットのメンテナンス

ギターフレット

フレットは、ギターの弦を押さえる指板上の金属のストリップです。時間の経過とともに、フレットは摩擦によって磨耗し、音程がブレたり、弦がびびったりする可能性があります。

このため、フレットを研磨したり、摩耗がひどい場合には新たに打ち直す必要があります。そうすることでフレットを押さえたときの音程が正確になり、演奏がより快適になります。

出典 : https://www.prestigeguitars.com/polishing-your-guitar-frets/

フレット研磨は、専用のフレットクラウンファイルや研磨クロスを使用して行うことができるので、弦交換の時にやっておくといいですね。


まとめ

エレキギターのメンテナンス方法についてご紹介しました。

定期的なメンテナンスは、エレキギターの寿命を延ばし、快適な演奏を可能にするために不可欠です。弦の交換は音質を改善し、音色を最良の状態に保ちます。

これらのメンテナンスを定期的なルーティーンにすることで、エレキギターを常に最高の状態に保つことができます。

以上、「【最高の音色!】エレキギターを長持ちさせるための8つのメンテナンス方法」でした。


エレキギターのメンテナンス:長寿命を実現する為にやるべき5つのこと

ギターの音質を向上させる簡単なメンテナンスとカスタマイズ

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