Beatportが音楽テクノロジー企業「Ampsuit」を買収。クリエイター向けのツールを拡張
BeatportはDJがトラックを買うストアとして世界的に最もポピュラーなプラットフォーム。主にダンスミュージック、クラブミュージックなどのジャンルを取り扱うオンライン配信サービスとして人気です。
今回そのBeatportが英国の音楽テクノロジー企業「Ampsuite」を買収し、AmpsuiteのツールをBeatportプラットフォーム上のクリエイター向けの新しいプロフェッショナル製品スイートに統合します。
Ampsuiteはインディーズレーベル向けの音源流通サービスツール、アセット管理、会計、プロモーションなどのDIYソフトウェアツールを提供してきました。これらのツールは、Beatportがプラットフォーム上のクリエイター向けの新しいプロフェッショナル製品スイートに統合され、Ampsuiteの経営陣はデジタル販売業者にさまざまな流通サービスを提供する為の処理を担当します。
BeatportのCEOであるRobb McDanielsは、次のように述べています。
「私たちは世界中のコンテンツパートナーやあらゆるタイプのDJと非常にユニークな関係を築いています。この拡大するツールとサービスのセットは、今後数年間でコミュニティ全体の成長を加速するのに役立つだけです。」
Beatport CEO Robb McDaniels
様々なDJサービスを提供
Beatportはこれまでも、DJがライブラリを合理化し、すぐに使えるプレイリストを作成するのに役立つアプリの立ち上げなど、過去1年間にユーザー向けにいくつかの新しいツールを導入しました。
2021年4月には、BeatportLinkのサブスクライバー向けにBeatportDJ Webアプリを導入して、DJのワークフローの高速化を支援しました。
Beatportによると、インディーズレーベル専用のプロモーションスペースである「Beatport Hype」も2019年に導入され、現在急速に拡大されています。
Spotifyがアーティストとファンのやり取りを収益化する為の「スーパーファン」オプションについて共有
ユニバーサルミュージックグループがTwitchとAmazonとの契約を拡大。音楽コンテンツのアクセス強化