Spotifyプレイリストに自分の楽曲を載せるためにやるべきこと
自作楽曲でストリーミング収益を増やし、ファン層を増やすには、内部アルゴリズムとエディターのプレイリストを利用することが重要です。
たくさんの早耳で熱心なリスナーがいるプレイリストに入れられると、世界中の何千人、おそらく何百万人もの人々にあなたの音楽を聴いてもらうことができます。
ただし、プレイリストに載ることは簡単なことではなく、大変な地道な作業が必要です。
そこで、今回はSpotifyアルゴリズムと編集者を調べることで、プレイリストの仕組みを理解し、そしてそこに自分の楽曲を載せるためにやるべきことについてお話します。
アルゴリズムプレイリスト
Spotifyのアルゴリズムが作り出すプレイリストとして、Release Rader、Discover DailyとWeeklyがあります。
これらのプレイリストは基本的に、リスナーの視聴習慣 (お気に入り、シェアまたは保存した音楽、スキップした曲など))と、好みの似ている他のユーザーの視聴履歴を参考にして作成されます。
アルゴリズムプレイリストに入るには、データの分析が必要です。
アナリティクスを参照にしながら、リスナーがスキップせずに最後まで楽曲を聴いてもらえているか?リスナーのライブラリにどれぐらい保存されているか?これらのデータ分析を常に並行して行いましょう。
配信しているすべての曲の統計を7日間、28日間、2015年からの通算期間、と期間をわけてデータを見ることができます。
どこでどんなプロモーションを行った結果、数字にどう影響しているのか、特定のライブパフォーマンスがどう影響しているのか、さらにSNSで行ったキャンペーンがあなたのファンやストリームにどのように影響を与えたかを見ることができます。
プレイリストを使用していない場合のデータの収集法に、個々のプレイリストキュレーターに連絡して、曲を売り込むという方法もあります。
まずは中小規模のプレイリストに参加することで、長期的な分析データを入手できます。
SNSを活用する
アルゴリズムプレイリストを利用するための2つ目にやるべきことは、ソーシャルメディアを使用して、フォロワーに楽曲を保存、共有、いいねしてもらうことです。
特にInstagramはリスナーとコミュニケーションをとる為に最適です。
インスタのストーリーを使用して、音楽を聴いてもらい、多くの音楽ファンにあなたのプロフィールをフォローするように働きかけることができます。
ソーシャルメディアのフォロワーが多いほど、Spotifyに多くのファンを誘導することができ、リスナーもアーティストもノーコストで始められるので今から取り掛かりましょう。
エディトリアルプレイリスト
エディトリアルプレイリストは、Spotifyの編集者が作成するプレイリストのことで、多くのプラットフォームの中でも、群を抜いて権威のある音楽プレイリストであり、ここに入ることは非常に難しいです。
素晴らしい音楽を制作できることだけではなく、あなたの音楽ファンを多く抱えている必要があります。
業界へのコネクションが無いと無理なようにも思えますが、結局は自分の音楽がデータ的にどれだけ優れているかにかかっています。
アルゴリズムプレイリストと同じく、自身の楽曲が世界中でたくさん聴かれていることと、リスナーのライブラリに多く保存されていることが必要です。
つまり、まずはアルゴリズムプレイリストに配置され、その中で更に優れた楽曲である場合には、エディトリアルプレイリストに掲載されることも自然と増えます。
さらにはキュレーターの好みに合わせたり、曲のジャンル、雰囲気をプレイリストに合わせて絞り込む必要があるので、常に目当てのプレイリストの曲を聴き、プレイリストの雰囲気を理解する必要があります。
最終的には高品質な楽曲であることと、キュレーターがあなたの音楽を気に入っていたとしても、やはりアナリティクスのデータも考慮されることになるので、何回も繰り返し聴かれる楽曲や最後まで飽きさせない楽曲のような、より戦略的に楽曲を制作する必要もでてきます。
まとめ
大きなプレイリストに乗ることはあなたの音楽を世界中の人に聴いてもらえる大きなチャンスでもあるので、ストリーミングプロファイルを作成し、キュレーターとコミュニケーションをとるために実績を作ることも重要です。。
キュレーターは私たちと同じように音楽ファンであり、プレイリストを理解してそれに見合った楽曲を提示すれば、喜んであなたの音楽をチェックしてくれるでしょう。
以上、「Spotifyプレイリストに自分の楽曲を載せるためにやるべきこと」でした。
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