繰り返すだけでギターのフィンガリング、ピッキングを鍛えることができる曲
フィンガリングやピッキング強化系のエクササイズフレーズってギタースキルは上達するけど、音楽的じゃなくて弾いててあまり楽しいものでもないですよね。
そんな時におすすめしたいギター練習用楽曲がモーツァルトの「トルコ行進曲」です。
音使いを聴いただけでも難しいそうな感じがします。。。
みんなが知っている名曲で、しかも繰り返し演奏しているだけでフィンガリング、ピッキング等のギターの総合的なスキルアップに繋がるので、メカニカルなフレーズに飽きた方は是非チャレンジしてみてください。
速弾きやギターソロに役立つテクニックを強化
トルコ行進曲には以前紹介した繰り返すだけで速弾きが上手くなるギターフレーズ【3 note per string C major scale】の要素が多く含まれており、弦を跨いでのオルタネイトピッキングのバリエーションも豊富です。
難易度は高めなので、フレーズが身に付くまではテンポを遅くして、ミスをしない速さから弾き始めることをおすすめします。
前半8小節の基本フレーズ
トルコ行進曲の顔となるフレーズで、繰り返し登場します。
自分のやりやすい指使いやピッキングのやり方で弾いても効果は薄いので、4弦の9フレットに小指を置いたスタンスでスタートして、すべてオルタネイトピッキングを使って演奏するようにしましょう。
オルタネイトピッキングがしっかりと身についていない方は2小節目の1拍目の4弦に移動するポイントで指がもつれたり、ピッキングが狂ってしまう人も多いと思います。
弾けない場合はフレーズごとに区切って、部分的に繰り返し練習して感覚を掴んでいきましょう。
同じフレーズの形で上昇していき、3小節目の部分は小指→中指→人差し指→中指→小指と小指を使ったフィンガリングも強化することができます。
中盤の下降フレーズ
3弦間にまたがっての下降フレーズで、1弦5フレットを人差し指ダウンピッキングでスタートして、3弦の7フレットを薬指ダウンピッキングで終わるようにオルタネイトをキープしたまま演奏します。
この4小節を綺麗に弾けるようになるだけで、単音弾きに必要なスキルが鍛えられるので、粒立ちが綺麗になるまで繰り返し練習してみましょう。
最後のフレーズ
後半ははじめにやった基本フレーズを繰り返して、最後にこのフレーズを弾いて終わりです。
クラシックっぽい普段弾きなれていない形のフレーズが登場するので、意外と苦戦するポイントです。
1弦の5→4→5フレットの部分を人差し指をスライドさせるイメージで弾くと弾きやすくなるかと思います。
今回はここまでですが、この先にも激むずフレーズが待ち受けているので、興味がある方は是非チャレンジしてみてください。