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音楽×テクノロジーの祭典「IMSTA FESTA 2024」に参加してきました

音楽×テクノロジーの祭典「IMSTA FESTA 2024」に参加してきました

先日、2024年6月23日に開催されたIMSTA FESTA 2024に参加してきました。東京スクールオブミュージック専門学校渋谷にて開催され、会場ではワークショップやマスタークラス、そして音楽ソフトウェアやプラグインのデモンストレーション等、最新の音楽ソフトウェアやテクノロジーに触れることができ、最高の体験となりました。

音楽テクノロジーを祝う1日限りの年次イベント

出典 : IMSTA

IMSTA(国際音楽ソフトウェア取引協会)は、ソフトウェアの合法的な使用を啓発するフリーイベントとして開催されています。「使用するソフトウェアは購入しましょう」このメッセージを世界中のできるだけ多くの人々に広める活動を行っており、このスローガンは様々な言語に翻訳され、世界各国の加盟企業によって使用されています。

IMSTAの主なミッションの一つとして、ソフトウェアの海賊版の販売や流通などの著作権侵害が社会に及ぼす悪影響について啓発し、ソフトウェアの合法的な使用を促すことです。この目標を達成するため、IMSTAは世界各地でIMSTA FESTAを開催し、専門家パネル、セミナーやワークショップ、マスタークラス、企業展示などからなる、音楽テクノロジーの一日限りの祭典です。

渋谷の東京スクールオブミュージック専門学校へ

東京スクールオブミュージック専門学校渋谷の3フロアで開催されており、音楽ソフトウェアブランドの展示場や、自作曲のレビュー、ワークショップ等色んな音楽イベントが催されていました。

2F ソフトウェア展示場

2Fの展示場

普段メインで使っているDAWソフトウェアFL Studioの「Image-Line」のブースや、歌声合成ソフトウェアのSynthesizer V「Dreamtonics」、IK MULTIMEDIAといっためちゃくちゃお世話になっているメーカーがたくさんあってテンションが上がります。

有名メーカーから新進気鋭のブランドまで、様々な企業が出展していて、最新の制作ツールや音楽体験など、これからの未来の音楽を感じさせてくれる展示物が盛りだくさんでした。

特に印象的だったのは、Dreamtonicsのリアルタイムボイスモーフィングエフェクト「Vocoflex」で、マイクに向かって歌うと、色々なシンガータイプの声にリアルタイム変換してくれるという斬新なエフェクト。

左側が「Vocoflex」

まだ実験的な製品なようで、公式サイトでは現在ベータ版テストプログラムへの応募を募集しているようです。気になる方はぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。

IK Multimediaのギター&ベースのレコーディングに特化して開発された「AXE I/O One」は、入力インピーダンスを連続的に調整する「Z-TONE」技術を採用したオーディオインターフェイス。

ボードの中には「TONEX Pedal」も配置されていました。AI Machine Modeling技術を用いて、実在するアンプやペダルを忠実に再現したサウンドを鳴らすことができる注目のアンプシミュレーターペダルです。

その他にも、DTMerならお馴染みのメーカもたくさんありました。

プロフェッショナル御用達のイコライザーソフトFabfilterのPro-Q 3や

ソフトとハードウェア両方人気のあるEventide。

アナログ回路の動作を忠実にデジタル再現することを得意とするArturiaといった人気メーカーのブースがありました。会場では実際に触って遊ぶこともできるので、色々と体験させて頂きました。

6F ワークショップ&マスタークラス

6Fではワークショップやマスタークラスが開催されており、時間割が発表されているので、自分の気になる講義があれば自由に参加できる形になっていました。

音楽制作おけるAI最前線の動向と未来予測といった内容や、EQ講座、さらに深い「位相」についての話など、ワンランク上のミキシングに役立つ貴重なお話が聞けました。実際に家に帰ってすぐに試してみたくなるような、実践的なミキシングテクニックもたくさん紹介されていました。

※現地に行けなかった人の為にYouTube配信もされていたようなので、気になる方はぜひチェックしてみてください。


5F ソングレビュー

5Fでは田辺恵二氏と多田彰文氏によるソングレビューが開催されていました。自分で作った曲をPC・Macで持参して、実際にその場で評価やアドバイスを受けられるという内容のものです。

自分の曲に対してプロフェッショナルからフィードバックを得られるのは凄く良い機会になるのではないでしょうか。残念ながら自作曲を持参していなかったので未参加です。

まとめ

IMSTA FESTA 2024は、ミュージシャン、音楽クリエイター、エンジニア等、音楽好きにとってたまらないイベントになっていました。最新のテクノロジーに触れ、音楽の未来を垣間見ることができ、とても刺激を受けることができました。

自分の好きな音楽メーカーやブランドのスタッフの方達と直接お話できるのも嬉しかったです。人柄を通してソフトウェア開発の方の思いや理念が伝わり、今使用している機材やソフトウェアを大切に、より深く使い込んでみようとも思えました。

※帰り際にDreamtonicsのノベルティを入手することができました。Synthesizer Vのファンとしては、こういうのがあるとめちゃくちゃ嬉しいですね!

これからAIを活用したソフトもたくさん出てきそうなので、次のIMSTA FESTAではさらに進化した音楽制作ソフトが見れるのかなと楽しみです。また来年開催されたときには参加しようと思います。

IMSTA FESTA公式サイト


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