音楽ブログを1年間365日毎日更新して思ったこと
音楽クリエイター向けの情報発信ブログを運営しており、今回の記事でちょうど365記事目になりました。
拙い文章ではありますが、いつも読んで頂きありがとうございます。
これからも毎日更新継続していくので、引き続きよろしくお願い致します。
では、さっそく本題に入ります。
最近の音楽業界で言うと社会情勢もあり、個人ミュージシャンの時代もさらに加速した感があります。
フリーランスとして活動する際に、SNSやブログ、YouTubeをマーケティングツールとして使用するアーティストも非常に多くなってきました。
そこで今回は、これから音楽ブログをはじめようと思っている方に向けて、1年間毎日更新してみて思ったことや感じたことをお話しようと思います。
音楽ブログをやり始めたきっかけ
まずは音楽ブログをやり始めるきっかけなのですが、2019年の10月にこのブログを立ち上げるまでは、ずっとバンドと作曲活動をしていました。
音楽活動しながらも将来に対する危機感は感じており、バンド一本ではなく、別軸でしっかりと音楽をビジネスとして確立させたいという強い思いもありました。
その為にはまずは自分の活動の軸となる発信メディアを持つことは必須だと考え、さらに現在行っている音楽活動×Webマーケティングの相乗効果も得られると思ったので、ブログを選択しました。
その頃にはブログオワコン説も多く流れていましたが、ミュージシャンがブログをやるメリットとして
- ストックビジネスである
- イニシャル・ランニングコストが数千円
- これまでに得た音楽経験を活かせる
- ミュージシャンとしての信頼構築
その頃メインでやっていたギタリストとしての活動とコンポーザーとしての活動に非常にマッチしていたこともあり、すぐに立ち上げました。
広告やWebマーケティングについての多少の知識と、既にYouTubeで1万人ほど登録者がいたこともあり、それらを上手く連携することができた点も大きかったです。
音楽ブログは稼げるのか?
みなさんが一番気になる点が「音楽ブログって稼げるの?」ということではないでしょうか?
結論からいうと稼げます。
もちろんただ闇雲に記事を量産したり、自己満日記のような誰に需要があるかも分からないような内容の記事では難しいです。
SEOに関する知識やしっかりと自分の商品(楽曲提供やミックスマスタリングなど)を持っている方なら1年間本気で注力すれば、音楽だけで食っていくことも可能な範囲です。
筆者自身としては1年間続けてきた現在、ありがたいことにブログ経由でお仕事を頂けることも少しずつ増えてきたので、もっとセンスのある方なら多くの仕事を獲得することも可能だと思います。
ブログ単体でみると、1年という短い期間だとお小遣い程度になってしまいますが、そもそも収益だけが目的なら違うジャンルで運営したほうが良いです。
音楽が好きだけでは厳しい世界
音楽ブログを続けるにはもちろん音楽への情熱は必要ですが、しっかりとブログを使って音楽事業として確立させたい場合には、ブログに限った話ではありませんが、実際にはそんなに甘くはありません。
音楽以外にやるべきことも増えてきます。
- ブログの立ち上げ
- サイト設計
- 記事執筆
- SNSやYouTubeとの連携
音楽以外の作業の比率が非常に多く、特に立ち上げ直後は音楽に費やせる時間はかなり削られます。
ブログ運営する場合ほぼ「WordPress」一択なのですが、その場合はブログの立ち上げやサイト設計に多少のプログラミング知識も必要になるので、ここでつまずいてしまう方も多いです。
まったく知識が無い状態で、自分好みのサイトに設計したい場合は3~4日ぐらいはかかると思っていたほうがいいです。
そこからブログを立ち上げて実際に記事の執筆を始めるわけですが、ここでも1記事書き終わるのに8時間以上かかっていました。
慣れてしまえばもっと短縮されますが、3000文字の記事だと最低でも3~4時間はかかります。
ちなみにブログ立ち上げ初月の時給計算すると0.8円でした・・・
この作業量と実際の収益とのギャップが一番メンタル的にも厳しく、こういった音楽以外に必要な多くの作業で挫折してしまう人が多いのも事実です。
ブログ運営は短期的な目標ではなく、長い目でみてコツコツやることが大切です。
さらに、Googleというプラットフォームの上でやる以上、Googleの経営方針の変化や社会情勢などの外的要因に影響を受けやすく、積み上げてきた記事が一気に無力化することもあります。
ここで心が折れてしまわない為にもブログ一本ではなく、YouTubeやSNSとも連携しながらの運営をおすすめします。
音楽知識と自信が付く
個人的には音楽ブログをやることは収益よりも、ミュージシャンとしての豊富な知識と、そこからくる自信が最大のメリットだと感じています。
普段勉強するだけだとすぐに忘れてしまいがちですが、誰かに読まれると思ってしっかり記事として執筆することで、正しい知識としてどんどん蓄えられていきます。
さらにブログで発信した内容を元にSNSやYouTubeでも発信できるので、コンテンツ不足に悩むことは無くなります。
蓄えられた知識は自分のアーティスト活動にとってもプラスに働き、それらを発信し続けることで収益を発生させることも可能になるので、この自分のスキルのみで収益を生み出すという体験が、大きな自信へと繋がります。
どういう人が向いているの?
ブログを立ち上げたのはいいものの、三日坊主になってしまわないか不安・・・という方も多いでしょう。
正直、音楽ブログを続けるには音楽よりも執筆活動が好きかどうかのほうが重要です。
文章を生み出すという行為は想像以上にエネルギーを使うものです。
読書感想文を書くのが苦手だった人や取引先へのメール文章を作るのが苦手なタイプの人は、初めはかなり苦痛に感じるかもしれません。
音楽に詳しくて多くの知識を持っている人でも1~2ヶ月もすればアウトプットするネタが尽きてくるので、常に新しいことを学んで、知識として発信することの繰り返しになることは間違いないです。
これを自分にとって大きなメリットだと感じれる人はブログを継続することができると思います。
毎日更新することのメリット
SEO的な話でいうと毎日更新するよりも1記事のボリュームを増やしたり、過去記事をリライトすることのほうが重要です。
毎日更新することで焦って記事の品質が下がってしまうようなら毎日更新はしないほうが良いです。
ただ、筆者自身は毎日更新を公言したことで365日1日も欠かすことなく記事を書けたという効果も感じてはいるので、そういった面でのメリットは大きいです。
今思い返すと、毎日更新を公言していなければサボっていたかもしれない。という場面も何度かあったので、自分で意思が弱いと思うような方はあえてTwitterで「毎日更新します!」と謳うのもアリだとは思います。
まとめ
色々と一般的な目線で書きましたが、個人的には音楽ブログをやってほんとに良かったなと感じています。
まだ1年目なので作業量に対してのリターンが少ないとは感じますが、事業として考えると数千円の初期投資でほぼノーリスクでここまでこれるということと、これから先のことを考えると楽しみは多いです。
改めてこの1年を振り返ってみると、1年前の自分とは比べ物にならないほどライフスタイルが変化しています。
自信、学びの姿勢、時間の使い方など、ブログだけが要因ではないかもしれませんが、結果としてブログを始めたから得られた変化であることは間違いないです。
これから音楽ブログを始める方は、まずは自分のペースで無理のない範囲でコツコツ初めて、お金のことよりもあなたの発信した内容で音楽の良さが伝わったり、誰かの役に立っているんだと思って続けていれば、その対価として必ず収益も上がっていきます。
向き不向きもやってみないと分からないので、とりあえずはじめてみることをオススメします。
以上、「音楽ブログを1年間365日毎日更新して思ったこと」でした。