GUITAR BAND

ギターアンプのノイズ問題を一発解決!原因別の対策方法6選【初心者向け】

アンプノイズ

ギターアンプのノイズ問題を一発解決!原因別の対策方法6選【初心者向け】

ギターを弾こうとしたら、アンプから「ジー」「ブー」という不快なノイズが鳴り響いて、原因箇所がわからずに解消できず、困った経験はありませんか?

「もしかしてアンプが壊れた?」と不安になるかもしれませんが、実はそのノイズ、故障ではなく環境や機材のセッティングが原因であることがほとんどです。プロの現場でもノイズ対策は必須ですが、原因さえ分かれば初心者の方でも簡単に改善できます。

そこで今回は、ギターアンプの不快なノイズの原因と、今すぐ自宅で試せる6つの効果的な対策方法をわかりやすく解説します。クリアな音を取り戻して、快適にギターを楽しみましょう!


1. スマホやパソコンなどの電子機器を遠ざける

電子機器

まず一番最初に疑うべきは、アンプの周りにある「電子機器」です。ギターのピックアップ(マイク部分)やアンプは、目に見えない「電磁波」を非常に拾いやすい性質を持っています。スマホやパソコンからは常に電波が出ており、これがアンプに干渉して「ジジジ…」というノイズを引き起こします。

特に以下の機器がアンプやギターの近くにないか確認してください。

  • スマートフォン(特に通信中)
  • ノートパソコン、Wi-Fiルーター
  • 蛍光灯や調光器付きの照明
  • エアコン、扇風機、電気ストーブ

対策はシンプルで「離すこと」です。
ポケットにスマホを入れたまま弾いていませんか?アンプの上にスマホを置いていませんか?これらをギターとアンプから少し離すだけで、嘘のように静かになることがあります。

2. 古いシールド(ケーブル)を使わない

シールド

ギターとアンプを繋ぐ「シールド(ケーブル)」は、消耗品です。何年も使っていると、内部で断線しかけていたり、金属部分が錆びたりして、ノイズの大きな原因になります。「動かすとガサガサ音がする」場合は寿命のサインです。

また、極端に安価なシールドはノイズを防ぐ構造が弱いことがあります。数千円の投資で劇的に音が良くなるので、信頼できるメーカーのものに買い替えてみましょう。

おすすめのシールド
個人的な推奨は「CANARE (カナレ)」です。プロの現場でも標準的に使われているほど高品質なのに、価格は非常にリーズナブル。初心者の方にも自信を持っておすすめできる一本です。


3. エフェクターの電源と接続を確認する

エフェクター

足元にエフェクターを並べている場合、そこがノイズの発生源かもしれません。特に多いのが「電源アダプター」の問題です。たこ足配線で電源を取っていたり、安価な分岐ケーブルを使っていたりすると、「ブーン」というハムノイズが発生しやすくなります。

パワーサプライ(独立型電源)を使ってクリーンな電気を供給することで、驚くほど静かになることがあります。

原因の特定方法:直アンを試す

エフェクターが原因かどうか調べるには、一度すべてのエフェクターを外して、「ギター」と「アンプ」をシールド一本で直接繋いでみてください(直アン)。これでノイズが消えるなら、原因はエフェクターやそのパッチケーブル、電源周りにあると特定できます。

4. ノイズゲート(ノイズ除去エフェクト)を使う

ノイズゲート

ロックやメタルのようにアンプを強く歪ませる(ゲインを上げる)場合、構造上どうしても「サーー」というノイズが発生してしまいます。これは故障ではありません。

この場合、物理的な対策よりも「ノイズゲート」というエフェクターを使うのが最も効果的です。ノイズゲートは、「ギターを弾いていない時だけ、自動的に音をミュート(消音)してくれる」便利な道具です。演奏中は音が通り、手を止めた瞬間に「スンッ」と無音にしてくれるため、メリハリのある演奏が可能になります。

 

5. 立ち位置と体の向きを変える

意外かもしれませんが、「自分が立っている場所」を変えるだけでノイズがピタッと止まることがあります。ギターのピックアップは、アンプのスピーカーと向かい合うとノイズを拾いやすく、近づきすぎると「ピーー!」というハウリングを起こします。

以下の動画のように、ギターの角度を少し変えたり、アンプから一歩離れるだけで劇的に改善することがあるので、スタジオや自宅で最適な位置を探ってみてください。

6. 電源環境(コンセント)を見直す

グランドループ

最後に、少し専門的になりますが「グランドループ」という電気の問題です。難しく考えず、簡単に言うと「一つの電源タップに機材を繋ぎすぎている」とノイズが発生しやすくなります。

アンプ、エフェクター、PC、照明などを一つのテーブルタップでタコ足配線にしていませんか?これらが電気の通り道でケンカをして、ノイズを生んでいる可能性があります。

対策方法

アンプのコンセントだけ、別の壁のコンセントから単独で取ってみてください。これだけで「ジー」という音が消えるケースは非常に多いです。

まとめ:原因を一つずつ潰せばノイズは消える!

ギターアンプのノイズは、一つの原因だけでなく、いくつかの要因が重なっていることもあります。焦らずに、以下のチェックリストを一つずつ試してみてください。

  1. 電子機器を離す:スマホやPCをアンプのそばに置かない。
  2. シールドを変える:古くなったケーブルは新品の良質なものへ交換。
  3. 直アンで確認:エフェクターが原因か、ギター本体/アンプが原因かを切り分ける。
  4. ノイズゲート導入:歪みを強くかけるなら、専用エフェクターに頼る。
  5. 立ち位置を変える:アンプに対しての体の向きや距離を調整する。
  6. コンセントを変える:タコ足配線をやめ、アンプの電源を別の場所から取る。

ノイズがなくなると、自分の出した音がクリアに聞こえ、練習の質もグッと上がります。ぜひ今日から試して、快適なギターライフを手に入れてくださいね!


ギターアンプのノイズの原因と5つの対策方法

自宅で音楽制作する時のノイズ対策について

※当サイトには、アフィリエイトリンクまたはプロモーション記事が含まれている場合があります。

人気記事

1

人気VSTプラグインソフトおすすめ12選【DTM】 これからDTMを使った作曲を始める方に向けて、人気のあるおすすめプラグインソフトをご紹介します。海外の最大手プラグイン販売サイト「Plugin Bo ...

2

EDMの作り方【DAWを使った打ち込み方法】 DAWを使ったEDM(エレクトロ・ダンス・ミュージック)の制作は、シンセサイザーのようなソフトウェアの操作、各種エフェクト関連、ミキシングテクニック等、覚 ...

3

ヒップホップビートの作り方【Beat Making】 世界の音楽シーンはHiphop一色となっており、最近では国内のHiphopシーンでも海外プロデューサーのType Beatを使用した楽曲が目立つよ ...

4

はじめてのギターエフェクター【最初に揃えるべきはコレ!】 エレキギターを購入した後に必要になるのが、ギターのサウンドを変化させる為の「エフェクター」と呼ばれる機材。ギターの音作りにおいて必須の機材では ...

5

オリジナル楽曲をサブスク配信する方法【Spotify、Apple Music】 何日もかけて完成した自分のオリジナル楽曲を、できるなら世界中の人に向けて発信してみたいと思いませんか?一昔前は個人が全国 ...

-GUITAR, BAND
-, ,

Copyright© TRIVISION STUDIO , 2025 All Rights Reserved.