Steinbergのライブパフォーマンス用ソフトウェア「VST Live Pro 2」がリリース!サウンド、照明、ビデオ制御が揃ったオールインワンプラグイン
SteinbergのVST Liveソフトウェアは、サウンド、照明、ビデオコントロール等のミュージシャンのライブパフォーマンスに必要な要素を提供し、小規模なソロ公演から大規模なステージ制作まで、あらゆる規模に合わせて処理することができます。
今回、新しくVST Live Pro 2がリリースされ、DMX、MIDIプラグイン、強化されたオートメーション機能、さらに新しいFlex Loopsシステムが追加されました。
VST Live Pro 2
VST Liveは、ステージで使用される要素を統合したオールインワンプラグインです。各要素には、インストゥルメントやエフェクト、バッキングトラック、歌詞やコードの表示、ビデオ同期、Cubase楽曲データの変換、DMX照明コントロールデータ、MIDIトラックが含まれます。
シーケンサーとインストゥルメントを搭載しているため、曲のサウンドとビートの同期を完璧に行うことができます。さらに、他のデバイスに歌詞やコードを表示することができるため、グループ全体で同じ楽譜や歌詞カードを共有することも簡単です。VST Liveは、すべてのWindows/macOSデバイスで動作します。
VST Live 2の新しい機能
バージョン 2 は、これまでにない大きな変化を遂げています。MIDI、オーディオ、VSTインストゥルメント、ミックス/シーケンス、ビデオ、照明など、これほどまでにさまざまな要素を1つのソフトウェアで管理できるシステムは、他に類を見ません。
シーケンサーで、独自のインストゥルメント、さまざまなエフェクトプラグイン、ライブスタック、フル機能のミキサー、同期可能な歌詞/コード表示、オーディオ/MIDI/ビデオをカバーし、改良されたVST Live 2の機能はプロレベルのライブパフォーマンスをサポートするのに役立ちます。
Flex Loop
新搭載の「Flex Loops」はその名の通り、それぞれのパートに長さや繰り返し回数を含めたループ設定ができます。これによりライブパフォーマンスに更にバリエーションを加えることができるようになり、独自のデュレーションを割り当てられるさまざまなバージョンの曲パートを作成することができ、ループ回数を指定することもできます。
DMXプラグイン
大規模なライブパフォーマンスにおいて、照明やビジュアルビデオは欠かせない存在ですが、こういった視覚要素は中小規模の公演でも重要性を増してきています。
VST Live Pro 2では、音楽と照明を同期してよりインパクトを与えるために、このクラスのシステムとしては初めてDMXプラグインが搭載されています。これによりライブを彩るビジュアライザーのコントロールが容易になります。
オートメーションの強化
ユーザーからのリクエストが多かったオートメーション機能を搭載されました。VST Liveのオートメーションは、他のシステムとは異なり、特定のインストゥルメントまたはトラックに限定されません。
色んな情報をターゲットを限定せずに送り、オートメーションデータを記録することができるようになったので、オートメーションでの制限はほぼ無くなったといえます。
Focus Control
VST Liveにはライブパフォーマンスに必要な多くの機能が搭載されていますが、現場ではあまりにも多くの機能に惑わされたくないユーザーもいるはずです。
今回新しく追加された「Focus Control」では、必要なコントロールやパラメーターだけをカスタマイズウィンドウで表示することで、作業に集中することができます。
※VST Live Pro 2の詳細はSteinberg公式サイトをご覧ください。
Ableton Live 12リリース!新しい音楽アイディアを生み出したり、革新的なサウンドメイクに役立つ新機能が追加
DTMソフトウェアの選び方とおすすめソフト紹介【DAW】