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DTMer必見!定番から最新機種までを網羅したおすすめのシンセサイザーソフト10選【2025年最新】

DTMer必見!定番から最新機種までを網羅したおすすめのシンセサイザーソフト10選【2025年最新】

現在、シンセサイザーソフトウェアは多種多様な製品がリリースされ続けています。EDMから映画音楽まで、あらゆるジャンルに対応する高品質なサウンドが手に入ります。

初心者でも直感的に操作できるものから、プロが愛用する複雑なモジュレーションを備えたものまで、制作のニーズに合ったシンセサイザーを入手しましょう。

今回は2025年現在の最新シンセサイザーソフトウェアのおすすめソフトを10個ご紹介します。

シンセサイザーソフトの選び方

Synthesizer Interface

一言にシンセサイザーといっても色んな種類のソフトがあるので、自分の作りたい音楽に合わせて最適な製品を選択することも重要です。

ソフトシンセサイザーの選び方は、個々の求めているスタイルや音楽ジャンルによって変わってきますが、シンセサイザーを選ぶ時にチェックしておきたいポイントは以下の通りです。

1. 音の種類と特性

シンセサイザーを選ぶうえで、出力される音の種類や特性は一番重要視したい部分です。製品によって現代的なソリッドなサウンドを鳴らす機種や、アナログ機をモデリングした少しビンテージっぽい雰囲気になる機種といった具合に、機種ごとに若干特性が異なります。

2. プリセットの数

シンセサイザーのプリセット一覧にはあらかじめメーカー側が作り上げた音が用意されているので、ワンクリックでそれらを呼び出すことが可能です。プリセットには、リードトーンやパッド、ベース、ピアノ、ストリングスといった様々な完成された音色が登録されています。

3. インターフェイスと操作性

特に初めてシンセサイザーを使う方にとって操作性は非常に重要です。パラメーターが複雑であったり、つまみの数が多いと深い音作りが可能ですが、始めての場合は使いこなすまでに時間がかかることもあります。

4. CPUにかかる負荷

意外と重要なのがソフトウェア自体がどれぐらいCPUに負荷をかけるのかということです。何個プラグインを立ち上げようが問題なしのスーパーコンピューターを使っているのならいいのですが、そうでない場合はトラック数が増えてくるとDAW自体がだんだんとカクついてきて、非常にストレスが溜まります。

5. 価格とセール

ソフトシンセは、無料の製品から高価な製品まで、非常に幅広い価格帯になっています。シンセサイザー以外の全体的なシステム導入のことも考えて、自分に合った価格帯のシンセサイザーを選ぶようにしましょう。

また、シンセサイザーを始めとするVSTプラグイン市場は、頻繁にセールが行われています。定期的にセールが実施されていることがほとんどなので、タイミング良くセール時に購入できれば、通常よりも安く入手することができます。

Arturia Pigments 6

  • 1500以上の高品質プリセット
  • 直感的で視覚的なワークフロー
  • 多彩なシンセシスエンジンを搭載
価格 約28,000円
タイプ ポリクロームソフトウェアシンセサイザー
使いやすさ ★★★★☆
音源の充実度 ★★★★☆
CPUへの負荷 ★★★★☆

Arturiaのフラッグシップシンセ「Pigments 6」は、美しく直感的なインターフェースに、アナログ、ウェーブテーブル、サンプル、ハーモニックといった多彩なエンジンを搭載。視覚的なフィードバックが豊富で、音作りのプロセスが非常に分かりやすいのが特徴です。パワフルなモジュレーション機能と高品質なエフェクトを備え、初心者から上級者まで、あらゆるレベルのプロデューサーに無限の創造性を提供します。

Arturia Pigments 6

Xfer Records Serum 2

  • クリアで高品質なサウンド
  • 視覚的に分かりやすいインターフェース
  • 無限のウェーブテーブル編集機能
価格 約28,000円
タイプ ウェーブテーブルシンセサイザー
使いやすさ ★★★★☆
音源の充実度 ★★★★★
CPUへの負荷 ★★★★☆

2025年に待望のメジャーアップデートを果たした「Serum 2」は、現代の音楽シーンにおけるウェーブテーブルシンセの代名詞的存在です。そのクリアでパワフルなサウンドと、ドラッグ&ドロップで直感的に行えるモジュレーション設定が魅力。オーディオファイルをインポートして独自のウェーブテーブルを作成できるなど、サウンドデザインの自由度が非常に高く、世界中のEDMプロデューサーから絶大な支持を得ています。

Xfer Records Serum 2

reFX Nexus 5

  • 即戦力の高品質プリセットが豊富
  • 超軽量なCPU負荷
  • 膨大な拡張音源ライブラリ
価格 約47,000円 (Starter)
タイプ PCM・サンプリング音源
使いやすさ ★★★★☆
音源の充実度 ★★★★★
CPUへの負荷 ★★★★★

「Nexus 5」は、複雑な音作りをせずとも即戦力となるプロ品質のサウンドを素早く提供してくれる、ROMプラー(再生専用シンセ)の定番です。特にダンスミュージック系のプリセットが豊富で、CPU負荷が非常に軽いのが最大の魅力。膨大な数の拡張パックが用意されており、あらゆるジャンルに対応可能です。曲作りのスピードを重視するクリエイターに最適な一台です。

reFX Nexus 5

Vengeance Sound VPS Avenger 2

  • 6000以上のプリセットを収録
  • 最先端のEDMサウンドを網羅
  • 多機能でパワフルな万能シンセ
価格 約42,000円
タイプ ウェーブテーブル、VA等の複合型
使いやすさ ★★★★☆
音源の充実度 ★★★★★
CPUへの負荷 ★★★☆☆

「AVENGER 2」は、まさに「何でもできる」万能型モンスターシンセです。豊富なオシレータータイプ、強力なモジュレーション、内蔵ドラムシーケンサー、高品質なエフェクト群を搭載し、この一台で楽曲の大部分を制作することが可能です。プリセット数も膨大で、特に最先端のEDMサウンドを求めるクリエイターには欠かせない存在となっています。

Vengeance Sound VPS Avenger 2

Spectrasonics Omnisphere 2

  • 14,000以上の膨大なサウンド
  • ハードウェアシンセとの連携機能
  • 映画音楽からポップスまで対応
価格 約60,000円
タイプ ソフトウェアシンセサイザー、サンプラー
使いやすさ ★★★☆☆
音源の充実度 ★★★★★
CPUへの負荷 ★★★☆☆

「Omnisphere 2」は、多くのプロフェッショナルな現場で標準音源として使用されている、業界の巨人です。14,000を超える膨大なプリセットライブラリは圧巻の一言。シンセサイザーサウンドはもちろん、リアルな楽器から独創的なテクスチャまで、あらゆるサウンドを内包しています。特に、65機種以上のハードウェアシンセから直接コントロールできる機能は、ハードウェア愛好家にとって唯一無二の魅力です。

Spectrasonics Omnisphere 2

u-he Diva

  • 驚異的なアナログサウンドの再現度
  • 伝説的なシンセのモジュールを組み合わせ可能
  • 暖かく、太いサウンドが特徴
価格 約28,000円
タイプ バーチャルアナログシンセサイザー
使いやすさ ★★★☆☆
音源の充実度 ★★★★☆
CPUへの負荷 ★★★☆☆

「Diva」は、ソフトウェアでありながら本物のアナログシンセに匹敵する、暖かく太いサウンドで高い評価を得ています。歴代の名機(Minimoog, Jupiterなど)のオシレーターやフィルターを自由に組み合わせて、自分だけのビンテージシンセを構築できるのが最大の特徴。そのサウンドクオリティはトップクラスですが、高音質な分CPU負荷が高めなので、パワフルな制作環境が推奨されます。

u-he Diva

Native Instruments Massive X

  • クリアでモダンなウェーブテーブルサウンド
  • 非常に柔軟なモジュレーションシステム
  • 先鋭的なサウンドデザインが可能
価格 約26,800円
タイプ ウェーブテーブルシンセサイザー
使いやすさ ★★★☆☆
音源の充実度 ★★★★☆
CPUへの負荷 ★★★☆☆

ダブステップなどのジャンルを切り開いた伝説のシンセ「Massive」の後継機である「Massive X」。クリアで高解像度なサウンドと、非常に柔軟で強力なルーティング・モジュレーション機能を備えています。インターフェースは少し複雑ですが、他にはない先鋭的で複雑なサウンドを構築することが可能で、サウンドデザイナーから高い評価を受けています。

Native Instruments Massive X

Kilohearts Phase Plant

  • 完全なモジュラーシステム
  • サウンドデザインの自由度が無限大
  • 高品質なエフェクト(Snapin)
価格 約28,000円
タイプ モジュラーシンセサイザー
使いやすさ ★★★☆☆
音源の充実度 ★★★★☆
CPUへの負荷 ★★★★☆

「Phase Plant」は、ゼロから自由にシンセサイザーを構築できる、セミモジュラータイプのソフトシンセです。オシレーター、フィルター、エフェクトなどを自由に配置し、好きなように結線できます。Kiloheartsが誇る高品質なエフェクトプラグイン「Snapin」を内部で無制限に使えるため、サウンドデザインの可能性はまさに無限大。自分だけのオリジナルサウンドを追求したいクリエイターに最適です。

Kilohearts Phase Plant

Reveal Sound Spire

  • パワフルで存在感のあるサウンド
  • トランスやEDMで特に人気
  • 直感的なインターフェース
価格 約29,000円
タイプ バーチャルアナログシンセサイザー
使いやすさ ★★★★☆
音源の充実度 ★★★★☆
CPUへの負荷 ★★★★☆

「Spire」は、そのパワフルで抜けの良いサウンドから、特にトランスやハードスタイルのプロデューサーに愛用されているシンセサイザーです。4つのマルチモード・オシレーターと高品質なフィルター、内蔵エフェクトが織りなすサウンドは非常に存在感があり、ミックスの中でも埋もれません。インターフェースも分かりやすく、即戦力となるプリセットも豊富に収録されています。

Reveal Sound Spire

Roland ZENOLOGY Pro

  • Rolandの膨大なサウンド資産
  • Model Expansionsによる名機の再現
  • ハードウェアとの連携
価格 約36,300円 or サブスクリプション
タイプ バーチャルアナログ、PCM
使いやすさ ★★★★☆
音源の充実度 ★★★★☆
CPUへの負荷 ★★★★★

Rolandの最新音源システム「ZEN-Core」をフルエディットできるのが「ZENOLOGY Pro」です。JUPITER-8やJUNO-106といった伝説的な名機を再現する「Model Expansions」を追加することで、Rolandの歴史そのものを手に入れることができます。同社の対応ハードウェアと音色を共有できるのも大きな魅力。クリーンで使いやすいサウンドが多く、ポップスやバンドサウンドにも最適です。

Roland ZENOLOGY Pro

まとめ

今回ご紹介した10のソフトシンセは、それぞれ異なる特徴と魅力を持っており、音楽制作を強力にサポートしてくれること間違いなしです。

直感的な操作性のものから、自由度の高い音作りまで、初心者からプロまで幅広い層におすすめできる製品がラインナップされています。ダンスミュージックはもちろん、ポップ、HIPHOPに特化した高品質なプリセットが豊富で、即戦力として導入できます。

自分の制作や音楽スタイル、好みに合わせて、最適なソフトシンセを選びましょう。

以上、「DTMer必見!定番から最新機種までを網羅したおすすめのシンセサイザーソフト10選【2025年最新】」でした。


【プロ仕様のサウンド品質!】人気の高い最新ソフトシンセサイザー13選

シンセサイザーをアレンジする時に役立つ6つの打ち込みテクニック

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