【新ボカロ】ポーター・ロビンソンのVOCALOID「Po-uta」がリリースされました
公式の「Yamaha Vocaloid 6」ボイスバンクに、グラミー賞にもノミネートされたソングライター、DJプロデューサーであるポーター・ロビンソンの「Po-uta」が追加されました。
アルバム「Nurture」使用されているスタイルのピッチアップボーカルが使用されています。
ポーター・ロビンソンをイメージしたアニメスタイルのキャラクターが使用されており、AIによる音声合成技術により、日本語、英語、中国語スタイルの歌詞を歌うことができます。
※ボイスバンクのみの販売の為、使用するにはVOCALOID6シリーズVersion 6.1以上が必要となります。
ポーター・ロビンソンの公式チャンネルでは、実際にPo-utaを使った「Humansongs」というデモソングが公開されています。
日本の音楽に多大な影響を受けていると公言していることもあり、日本人にも馴染みやすいメロディーや、哀愁漂うエモーショナルな楽曲にもマッチする声質になっています。
ポーター・ロビンソンはツイートで以下のように述べています。
Sad Machineをリリースしたとき、それは私にとって大きな意味があり、ボカロシーンのアウトサイダーであるにもかかわらず、VOCALOIDコミュニティがそれを受け入れてくれたように感じました。特にボカロファンにPo-utaを愛してもらいたい。
porter robinson twitter
VOCALOID 6 Po-uta公式サイトはこちら。
VOCALOIDについて
VOCALOIDは、株式会社YAMAHAが開発した、仮想のキャラクター(通称 : ボカロ)の歌声を作ることができる音声合成技術およびソフトウェアです。このソフトは、実際の人間の声を録音して合成した歌声を生成することで、ボーカル入りの楽曲を作ることができます。
メロディーと歌詞を入力することで、より自然な歌声を発声することが可能で、ビブラートやこぶしなど歌声に必要な音程変化や抑揚をつけることもでき、DTMにおいて人間のシンガーを起用せずとも、デジタルで人間らしい歌声のボーカルパートを作れるのが大きな特徴です。
"ボカロ"という独自の音楽ジャンル
特にボーカルバンクの「初音ミク」のヒットは大きく、"ボカロ曲"という独自の音楽ジャンルを生み出し、ネット発の文化・音楽シーンを大きく変化させたことから非常に高い評価を受けています。
音楽ジャンルの一つとなった「ボカロ曲」は、狭義では株式会社ヤマハが開発した歌声合成技術と、応用ソフトウェア「VOCALOID」を使用した楽曲全般のことを指す表現ですが、広義には「UTAU」「CeVIO」「Synthesizer V」「NEUTRINO」といった他社の音声合成ソフト全般を使用した楽曲を指す場合もあります。
VOCALOIDを使った楽曲は、現在に至るまでアニメ、ゲーム、CMなど様々なメディアの音楽制作にも利用されています。