
【2025年最新】ユーザー評価の高いハイクオリティなイコライザー(EQ)プラグインおすすめ5選
自宅での作曲するDTMスタイルの楽曲制作において、イコライザー(EQ)プラグインは、音の周波数バランスを調整して、クリアで聴きやすいサウンドを作ったり、理想の音の雰囲気を出すために欠かせないツールの一つです。とはいえ、市場にはたくさんのEQプラグインが販売されており、どれを選んだら良いか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
音楽制作用のソフトウェアもどんどん進化していて、最新のプラグインは便利な機能が備わっていたり、一昔前のものよりも音質が向上したり、より直感的な操作が可能になっていたりと、日々進化しています。
そこで今回は、ここ最近発売されて、高品質かつユーザー評価の高いプラグインを5つ厳選してご紹介します。
今回のプラグイン選びの基準
発売日が新しい
今回ご紹介する製品は、過去2年間(2023年~2025年)にリリースされたり、大きくアップデートされたプラグインに厳選しています。最新のプラグインであるほど、革新的な技術や便利な機能、使い心地の良さを体感しやすくなっている傾向があります。
ユーザー使用率の高さ
「どれくらいの人がそのプラグインを使っているか?」も、購入を考えている人にとっては重要な判断基準に入るかと思います。ネット上の情報を参考に、いろんなところでよく名前が挙がっていたり、"定番"とか"業界標準"と呼ばれている製品を優先的に選出しています。
ユーザー評価が高い
プラグインの評価については、販売サイトの評価点数だけでなく、専門家と呼ばれる人たちのレビューや、実際に使っている人たちの口コミなんかも参考に選んでいます。
高品質
「高品質」かどうかの判断はユーザーごとの求める機能によって変わりますが、プロの現場でも使えるくらい音が良いか、制作に必要な機能が揃っているか、直感的なGUIで操作が簡単か、パソコンへの負担が少ないか、といったことを基準に判断しています。
FabFilter Pro-Q 4

2024年12月12日に発売したFabfilter Pro-Q 4は、前バージョンのPro-Q 3がすでに業界標準であり、数あるEQ製品の中でも最も成功したプラグインの一つとして認知されています。
音質、直感的なインターフェース、万能な機能性について、一般ユーザーとプロの専門家から一貫して高い評価を得ています。グラミー賞受賞ミキシングエンジニアの「デイブ・ペナサド」は、Pro-Q 4のGUIを最高のEQの1つと評価しており、MusicTech MagazineはPro-Q 4に10/10の評価をし、初心者とプロの両方に適した高品質のEQプラグインとしての地位を確立していると言えます。
FabFilter Pro-Q 4
Sonible Smart:EQ 4

2023年12月20日に発売したSmart:EQ 4は、AI搭載型の革新的なEQとして最新の技術が使われており、迅速なワークフローとバランスの取れたミックスを簡単に実現することができます。FabFilter Pro-Q 4ほど普及はしていませんが、特にAIミキシングに関心のあるユーザーからは高い支持を得ている印象を受けます。
Fクロスチャンネル処理、自動音質バランス補正のためのAIフィルター、ダイナミックEQ機能、リファレンストラック機能が特徴的で、特に複数のトラックを解析して、全体でバランスの取れたミックスを実現するという点において、高い性能を発揮します。
Sonible Smart:EQ 4
Slate Digital Infinity EQ 2

2024年10月に発売されたSlate Digital Infinity EQ 2は、Slate Digitalの最新EQテクノロジーを備えた最先端のEQプラグインです。元のInfinity EQのバージョン2は、ユーザーの意見を取り入れて、前バージョンの機能とパフォーマンスの向上を目指していると考えられます。
ダイナミックフィルター、新しいフィルタータイプ(ノッチ、チルト、バンドパス)、改良されたインターフェース、クリアな音質が特徴です 。アップデートでダイナミックEQ機能が搭載されたことで、品質が大幅に向上し、さまざまなミキシング&マスタリング向けの汎用性の高いツールとして人気を得ています。
Slate Digital Infinity EQ 2
TBT Kirchhoff EQ

2024年7月にバージョン1.7.0にアップデートされたTBT Kirchhoff EQは、高い音質クオリティと高度な機能が搭載された、ハイエンド機能を求めるプロフェッショナルユーザー向けのEQプラグインです。
ユーザーレビューは肯定的なものが多く、特にダイナミックEQ機能の品質の良さがよく取り上げられている印象です 。機能面は、32バンドパラメトリックEQ、アナログモデリングカーブ、低歪みなダイナミック処理、15種類のフィルタータイプ、32種類のビンテージEQタイプ、選択可能なフェイズモード、といった多機能で、かつ非常に低いCPU使用率が特徴です。
TBT Kirchhoff EQ
Eventide SplitEQ

最後は、2021年後半に発売された少し前の製品にはなりますが、高いユーザーレビュー評価と海外のEQ紹介記事での掲載率の高さからリスト入りさせて頂きます。革新的な「Structural Split™ Technology」は、高度なサウンドシェーピング機能を求めるユーザーから高い支持を得ています。
8バンドパラメトリックEQ、ステレオイメージングコントロール、幅広いフィルタータイプセットを備えています 。特にトランジェント成分とトーナル成分を個別に操作できる機能は、従来のEQにはないコントロールを提供しており、高度なサウンドデザインとミキシングのための高品質ツールとなっています。
Eventide SplitEQ
まとめ
ユーザー評価の高い高品質なイコライザー(EQ)プラグインをご紹介しました。発売日が新しい、高いユーザー採用率、高いユーザー評価、高品質という基準で5つの製品をピックアップしました。
今回ご紹介したEQプラグインは、それぞれ独自性の高い機能と高いトーンシェイピング性能を持っており、初心者からプロフェッショナルまで幅広いユーザーにとって即戦力となること間違いなしです。
購入を検討している方は、公式サイト等から製品に関する詳細を調べながら、自分の制作スタイルに合った製品を選ぶようにすると、よりより制作の質を高めることができるはずです。
以上、「【2025年最新】ユーザー評価の高いハイクオリティなイコライザー(EQ)プラグインおすすめ5選」でした。
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