
ライブ初心者必見!はじめてのバンドライブで失敗しない為の7つのポイント
バンドとして初めてステージに立つ時には、音楽の魅力やライブの楽しさを感じる一方で、お客さんに向けてパフォーマンスを行うことにプレッシャーを感じて「ミスしたらどうしよう…」と、過度に緊張する方も多いかと思います。
今回は、リハーサルや楽曲選択、緊張を和らげる方法など、バンドライブを成功させる為のいくつかのポイントをお話します。事前にライブに向けた準備をして臨むことで、自信をもってパフォーマンスをすることができます。
1. 事前リハーサル

音楽スタジオでの本番を想定したバンドリハーサルは、ライブの成功にとっても大切な事前準備です。リハーサル中にバンドサウンドのまとまりやタイミングの確認、繋ぎの確認、パフォーマンスの精度を上げるなど、ライブパフォーマンスの様々な面の準備を行うことができます。
リハーサルでは、全員が自分の担当する楽器や演奏内容をしっかりと確認しながら、バンド全体でのサウンドや演奏、ライブの流れを確認しながら、余裕があれば音量バランスの調整や、各楽器の音色の確認も行いましょう。
次に、曲と曲の間の繋ぎの確認や、ライブセット全体の流れを確認することも大切になります。楽曲の演奏順番や、曲と曲のつながりをスムーズにすることにより、観客にストレスを与えることなく流れるようなパフォーマンスを行うことができます。
→バンドリハーサルでやっておくべき5つのこと
2. 本番のセットリスト

セットリストとはライブ当日の流れをまとめたリストで、通常はリハーサル前に専用の用紙に記入してライブハウスに提出します。実際にライブで行う楽曲の曲順、楽曲雰囲気、曲の長さ、MCのタイミング、音響・照明リクエスト等の情報を書き込んで、音響さんや照明さんと事前に共有してライブショー全体をスムーズに進行できるようにする為のものです。
もちろん、ライブでどういった楽曲を演奏するのかはオーディエンスを惹きつけるために非常に重要なポイントの一つです。まずは、自分たちの演奏スタイルに合った楽曲を選ぶことが重要です。自分たちが得意とするジャンルや、演奏に自信がある楽曲を中心に選ぶことで、バンドの魅力を最大限に引き出すことができます。
また、イベント内容に合った選曲や、馴染みのある定番曲を選ぶことも効果的です。聴いたことがある曲や、メロディーに印象的な曲は、観客の関心を引きやすく、盛り上がりを生むことができます。
3. 緊張を和らげるための方法と心構え

ライブ前の緊張は、バンドメンバーやミュージシャンにとってつきものです。しかし、緊張しすぎるとライブパフォーマンスに悪い影響を与える可能性があるので、ここでは緊張を和らげるための方法と心構えについて説明します。
まず、練習をしっかりとしておくことが一番重要です。練習を繰り返すことで、曲や演奏の流れが身体に染みつき、自信を持って演奏することができます。また、練習の中でミスしやすい箇所を発見することで、ライブで同じミスをしないように改善するための良い機会になります。
次に、本番前にリラックスする時間を作ることが重要です。ライブ前に、好きな音楽を聴いたり、軽い運動などのリラックス法を取り入れることが効果的です。自分に合ったリラックス法を見つけることが大切です。
→初ライブで緊張しない為に準備しておくべき5つのこと
4. 機材のチェック

当日使用する機材の準備や、ライブハウスの機材を使用する場合は事前にどんな機材が常設されているのかをチェックしておきましょう。ライブ慣れしている場合であっても一番テンパるのが突然の機材トラブルです。
例えばケーブルが一本足りない、打ち込みのデータが壊れていた、機材の電池が切れていた、ライブハウスのアンプの使い方が分からない等、当日は様々な機材トラブルが想定できます。
すべてに対応するのは難しいですが、機材忘れや電池切れのような自分の不注意で起こるトラブルは無いようにしっかりと事前準備をしておきましょう。
5. 曲間のMC

ライブ中の一番の不安要素が「MC」という方も意外と多いのではないでしょうか?MCで空回ってしまい、そのままその後も引きずってしまっているバンドさんもたまにみかけます。
たしかにバンドメンバーの人柄が見える部分でもあるので、良いMCをすることによるメリットも大きいですが、 始めから身構えずに、初ライブで緊張している自分を見てもらうくらいの気持ちでいると楽だと思います。
複数回MCポイントがある場合は、どこかのタイミングでライブの宣伝であったり、楽曲へ込めた思い、バンドの掲げる目標などもMC内容としてよく使われている印象です。
6. 現場でのサウンドチェック

ライブのサウンドチェックは、本番前に行う音響調整のことで、演奏者が自分たちの音楽を最高の状態で届けるために欠かせない重要な時間です。
初めてのライブの場合は「どのようにサウンドチェックをすればいいのか分からない…」といったこともあるかと思うので、ライブ前のサウンドチェックについての基本的な内容は以下の通りです。
- 機材をセットアップしよう
機材のセッティングは、演奏者自身が行うことが多いです。セッティングの際には、ボーカルマイクや楽器のマイクの配置、ギターやベースのアンプのセッティングなど、細かい調整が必要です。また、音響スタッフともコミュニケーションを取り、自分たちの音楽をどのように届けたいかを伝えることが大切です。 - レベルチェックを行おう
楽器やマイクの音量バランスを調整するために、レベルチェックを行います。楽器やマイクの音量が揃っていないと、音楽がバランスよく届かず、聴衆にとって不快な音になってしまいます。そのため、音量のバランスを確認し、調整を行うことが大切です。 - モニターのチェックを行おう
スピーカーから出る音とは別に、演奏者自身が聴くためのモニターがあります。このモニターの音量やバランスを調整し、演奏者自身が快適に演奏できる環境を作ることが大切です。 - サウンドチェックで発見した問題を修正しよう
サウンドチェック中に発見した問題は、本番前に修正することが大切です。特に、音楽がバランスよく届かない、音量が大きすぎる、ノイズが発生するなどの場合は、演奏者自身がすぐに修正すること
た、サウンドチェックでは、ステージ上の位置や動きの確認も重要です。自分たちが演奏する場所で、楽器やマイクの位置や向きを調整し、ステージ上での動き方も確認しておくことで、ライブ本番での演奏のスムーズさを確保することができます。
→ライブ前のサウンドチェックで心掛けておくべき5つのこと
7. ライブ終わりのミーティング

初めてのライブを成功させることも大切ですが、ライブ後に反省点を振り返って、次のステップに進むために改善を行うことは、より良いパフォーマンスを発揮するために非常に重要です。
以下に、ライブ後の反省点を振り返り、次のステップへ進むためのステップを紹介します。
- パフォーマンスの撮影
ライブ中には、自分自身の演奏やパフォーマンスに夢中になってしまい、客観的に自分を見ることができません。しかし、撮影された映像を見ることで、客観的な視点からバンド全体を見ることができます。 - パフォーマンスの分析:まずは、ライブ中に行ったパフォーマンスを分析して、どのような点が良かったのか、どのような点が改善の余地があるのかを見つけましょう。例えば、歌唱力、演奏技術、ステージング、パフォーマンスの流れなどを分析することができます。
- 改善点の洗い出し:分析した結果を踏まえて、改善点を洗い出しましょう。具体的な改善点を明確にすることで、次回のパフォーマンスに向けた具体的なアクションプランを立てることができます。
- アクションプランの策定:改善点を洗い出したら、それらに対するアクションプランを策定しましょう。例えば、歌唱力を向上させるためにボイトレを受ける、演奏技術を向上させるために練習時間を増やす、ステージングを改善するために振付を決めるなど、具体的なアクションを決めます。
- アクションプランの実行:策定したアクションプランを実行しましょう。これは、単に計画を立てるだけでなく、実際に実行することが重要です。そのためには、目標を具体的に設定し、タイムラインを作成して実行することが大切です。
→バンドのライブパフォーマンスをより良くする為の10のヒント
まとめ
初めてのバンドライブは、誰でも緊張してしまうものです。適度な緊張感をもつことは大切ですが、あまりに緊張しすぎてしまうと、ライブパフォーマンスに悪い影響を与えてしまうこともあります。
余計な緊張を減らすためにも、しっかりとした準備と練習が必要不可欠です。また、ライブ当日には、落ち着いて臨み、失敗を恐れずに自分たちの音楽を楽しむことが大切です。
以上、「ライブ初心者必見!はじめてのバンドライブで失敗しない為の7つのポイント」でした。