【ギターを仕事に】ギタリストの為の5つのキャリア
どうも、マコトです。(@makoto_LTH)
多くのギタリストにとって音楽のキャリアをつくるためには、バンドで成功したり、ギターヒーローになるしかないように思うかもしれません。
しかし、世の中のギターを仕事にしている人達は、この2つ以外にも多くの選択肢の中から自分に見合った、もしくは複数の選択をしてギターを使って生計を立てています。
ときには音楽の夢が成功しなかったときの為に備えて、音楽以外の多くの選択肢を持っておくことも賢明です。
プロミュージシャン目指している方にとって音楽以外のことに時間を費やすのは苦痛かもしれませんが、自分の時間をすべて「ギター」に費やすことはギャンブルです。
人生のバックアップ計画を立てながらも「音楽を辞めなければいけなくなった・・・」という最悪の道を避ける為に、ギタリストとしての音楽キャリアを見つける為のいくつかのアイディアをお話します。
1. ソングライター
一番はじめに思いつくのは「ソングライター」として活動することではないでしょうか?
実際ほとんどのプロギタリストの方達は自分の音楽を制作することができ、自分で作ったオリジナルソングを他のアーティストに提供したり、企業に提供したりして生計を立てています。
ソングライターは他の市場にも需要が多く、映画のサウンドトラックやテレビ番組の主題歌、個人の動画クリエイターにまで広がります。
もし、あなたがシンガーとしての才能にも恵まれていたのなら、さらにその機会は増えるでしょう。
ギタリストがソングライターとしても収益を上げる道のデメリットとしては、競合が多いということです。
思いつきやすいということはそれだけライバルも多く、かなりの努力と継続させる忍耐力が必要になります。
もちろん、いきなり無名のフリーの作曲家を採用してくれるほど甘い市場ではないので、コネクションや信頼構築も重要な要素となります。
ギタリストとして活動しつつも、同時に横の繋がりを広げておくことは大切です。
2. スタジオギタリスト
スタジオミュージシャンはレコーディング作業の中で、アーティストが自分で演奏できないトラックを代わりに演奏したり、アルバム全体の演奏を任されたりと、その仕事は様々です。
セッションギタリストとしてライブの実演もお願いされることや、有名アーティストのツアーメンバーとして一緒に全国各地を回ることもあります。
いうまでもなく、スタジオミュージシャンはかなりのスキルレベルを要求される仕事なので優秀なミュージシャンであることは最重要です。
演奏技術以外にもサウンドキャラクターや対応ジャンルの幅広さ、アーティストの要望にすぐに対応できる柔軟さ等も必要ですが、ギターを仕事にするという意味合いでは一番理想的なポジションではないでしょうか。
今だと個人発信も簡単にできるので、スタジオミュージシャンになれるぐらいの実力があるのなら、同時にYouTubeやSNSに投稿すればすぐにあなたのファンも見つかるでしょう。
3. カバーバンド
カバーバンドはバーや居酒屋、結婚式場のような公共の場で有名アーティストの楽曲をカバーすることで生計を立てています。
実力のあるバンドならYouTubeにトレンド楽曲のカバーをアップして、そこで仕事を募ったり、直接広告収入を得ることもできでしょう。
他のキャリアに比べてハードルは低い部類ですが、目立つためにアーティストとしてのプライドが邪魔する可能性があります。
自分がやりたいことを我慢して、視聴者が望むコンテンツを提供し続ける必要があるので、好みではない人気楽曲を演奏したり、雇い主の気まぐれや無茶ぶりに答える必要があります。
4. サポートギタリスト
一部の演奏家は他のアーティストやバンドの演奏をサポートすることでキャリアを形成しています。
メンバーが足りていないバンドのサポートをしたり、バックバンドが必要なアーティストの為に演奏サポートをする仕事です。
スタジオミュージシャンよりも敷居は低いので単価は下がりますが、もし事務所に所属しているアーティストやツアーに同行することができれば安定した収入を得ることも可能です。
平行してローディー(ライブ業務のサポート)をしたりすることで単価を上げることもできるので、機材の知識などを身につけておくと有利になります。
基本的には裏方作業となるので、アーティストとして前線で活躍したい方にはあまり向いていないかもしれません。
5. ギターレッスン
多くのギタープレイヤーはギターインストラクターとしても活動することができます。
人に教えるにはまずは自分が高度な演奏技術を持っていないといけない、と考える人が多いですがそうではありません。
ギター人口の8割はビギナーであり、ギタービギナーはCコードの弾き方やカッコいいフレーズの弾き方を知りたがっています。
とはいえ、顧客を持って継続的にレッスンに通ってもらう為には最低限のビジネススキルやギタリストとしての信頼度のほうが重要といえるので、しっかり普段から勉強やSNS発信をして構築しましょう。
教室やスタジオのような教える「場」がなくても、最近だとZOOMを利用したオンラインレッスンも非常に増えてきています。
まとめ
当たり前ですが、誰もがギターヒーローになれるわけではありません。
どれだけ練習して、成功の為の努力をしても失敗してしまうのは当然ともいえます。
失敗することが問題なのではなく、失敗の可能性を無視して視野を狭めてしまうことです。
これはどの界隈にでも当てはまることなので、逆をいえば今回の内容は、ロックバンドで大ヒットするよりも安定しており、長期的にはより収益が上がる場合もあります。
筆者自身も十年以上アーティスト活動をしてきて、たくさんのミュージシャンをみてきましたが、最終的には音楽を辞めるという選択肢しか選べなくなり一般職に就く人達がほとんどです。
ときには自分の可能性を信じて一直線に突き進むがむしゃら感も大事かもしれませんが、将来的に音楽を続ける為にも根っこを広げておく作業は必須なのかもしれません。
以上、「【ギターを仕事に】ギタリストの為の5つのキャリア」でした。
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