音楽NFT販売する為のおすすめサイト10選【NFT Marketplaces】
NFTは簡単に説明すると、音楽ファイルなどのデジタル創作物を商品化し、代替え不可の希少性を持たせて販売する方法です。
社会情勢の変化に合わせて音源を扱うミュージシャンの新しい収益源となり得るとして注目を集め、多くのクリエイターが参戦している新しい市場です。
今回はNFTで音源を販売したい音楽クリエイターの方に向けておすすめのNFTマーケットをご紹介。
1. OpenSea
OpenSeaは、現在最大のNFTマーケットプレイスであるとされており、音楽以外にもアート、ドメイン名、バーチャルワールド、トレーディング カード、スポーツ、収集品など、さまざまなNFTを提供しています。
OpenSeaのミントツールを使用して、自分の音楽をブロックチェーン上の独自のアイテムに変換でき、所有NFTを販売する場合には初回に限り「ガス代」と呼ばれる生成料金が発生します。
ユーザー数とアイテム数が多い反面、これから始める方がユーザーの目につきやすいところに浮上するのはなかなか難しいのが実情です。
OpneSea公式サイト
2. Rarible
市場規模でいうとOpneSeaに次ぐマーケットで、2021年3月中旬にはブロックチェーンゲーム「マイクリプトヒーローズ」の提携も発表され、日本でも話題になっていました。
Raribleは市場の盛り上がりの為にプラットフォーム上のアクティブなユーザーに独自のRARIトークンを授与しており、毎週75,000個のRARIを配信しています。
音楽以外にもアート、写真、ゲームアイテム、本、デジタル アート、映画などの作品を販売できます。
Rarible公式サイト
3. SuperRare
SuperRareは人気のあるNFTマーケットプレイスであり、音楽NFTを探したり、販売するのに最適なサイトでもあります。
他のNFTマーケットプレイスとは異なり、プラットフォームで作品を公開するにはSuperRareから招待を受け取る必要があることもあって、質が高いNFTが多く扱われているとして信頼性の高いサイトです。
作成したNFTが転売されるほど利益を上げられる仕組みが構築されているので、クリエイターとして収入を得たい方にもおすすめです。
SupeRare 公式サイト
4. Nifty Gateway
Nifty Gateway は、NFTマーケットプレイスであるだけでなく、資産を安全なウォレットに保管するGeminiのカストディテクノロジーに支えられたカストディアルプラットフォームです。
カストディアルな性質として、NFTの購入、NFTの発行、外部ウォレットへの引き出し等の取引にガス料金がかからないメリットがあります。
人気アーティストのGrimes、Steve Aoki、Pak、Beeple、Snoop Dogg、Deadmau5等の音楽をフィーチャーしたコレクション、デジタルアートワークや音楽ベースのNFTを含むさまざまなNFTが取り扱われています。
Nifty Gateway公式サイト
5. ROCKI
2021年5月に世界初の音楽ストリーミングサービスと音楽NFTプラットフォームを兼ね備えた「ROCKI」
現在はまだベータ版ですが、世界初のハイブリッド型のサブスクリプションモデルとの組み合わせで、リスナーからのサブスクリプション収益の大部分をアーティストに直接支払うことができます。
「ROCK」という独自のトークンも発行しており、テーマソング制作のコンペに優勝すると $10,000相当のROCKが贈呈されるキャンペーンも現在行われています。
ROCKI公式サイト
6. Async Music
Async Musicは音楽に焦点を当てた NFTマーケットプレイスです。
Async Musicは2021年4月から2022年2月までの間にWeb3音楽の初期のイノベーターによって作成された、多様でインタラクティブな精選された音楽作品ギャラリーです。
このプラットフォームが他の一般的なNFTマーケットプレイスや音楽ベースのNFTマーケットプレイスと異なる点は、音楽NFTに対する独自のアプローチです。Async Musicにアップロードされた各マスタートラックには複数のバリエーションが存在するため、独自の音楽NFTを作成することができます。
Async Music公式サイト
7. Enjin Marketplace
巨大なNFTマーケットプレイスとして知られている「Enjin Marketplace」には、NFTコレクターの為の10億を超えるブロックチェーン資産があります。珍しいデジタルアートから、デジタルファッション、ゲームアイテム、といった様々なNFTコレクションです。
音楽NFT部門では、クリエイターがトラックをトークン化して、配信と収益化のために音楽NFTを作成することができます。
さらに、限定版のボーナストラックやアルバムアートからコンサートチケットに至るまで、音楽関連のほとんどのアイテムをトークン化することができます。
Enjin Marketplace公式サイト
8. Sound.xyz
Sound.xyzは、音楽に焦点を当てた NFT マーケットプレイスであり、ストリーミング プラットフォームとしても機能します。
ファンはお気に入りのアーティストを直接サポートすることができ、アーティストは新曲のリリース時にリスニングパーティーを立ち上げることもできます。
音源の各エディションには番号が付けられており、リスナーは早い段階からのサポートを認知することができます。 Sound.xyzではファンがサポートしている曲にコメントを残すこともできます。
Sound.xyz公式サイト
9. Nanakusa
2021年4月に日本初の個人アーティストがNFTを発行、販売できるNFTマーケットプレイス「nanakusa」を世界市場に向けグローバルリリースししました。
2次販売の促進のために独自のNFT閲覧権限定機能を搭載しており、もちろん他のプラットフォーム同様に2次販売されたときのロイヤリティの設定も可能です。
現状は一次販売は公認されたアーティストのみとなっています。
Nanakusa公式サイト
10. Coincheck NFT
国内No.1の仮想通貨取引所として有名な「Coincheck」のNFTマーケットプレイスです。
日本最大級のブロックチェーンゲーム「CryptoSpells」および全世界4,000万DLを達成した「The Sandbox」と提携して、現在はベータ版として運用されています。
現在はゲーム分野に特化していますが、今後はゲーム以外の幅広い分野にも広げていくと公言されているので、要チェックです。
Coincheck NFT公式サイト
まとめ
- OpenSea
- Rarible
- SuperRare
- Nifty Gateway
- ROCKI
- Async Music
- Enjin Marketplace
- Sound.xyz
- Nanakusa
- Coincheck NFT
今のところOpenSeaとRaribleの2強といった感じですが、すでに出品数が多すぎるのでガス代だけ消費してまったく取引されないということも十分あり得るので、その辺りは慎重に考えるべきだと思います。
音楽作品を売買する場合はROCKIのような音楽に特化したNFTプラットフォームも今後増えるかなと予想されるので、純粋な音楽ファンが集まる場所を狙うというのもありです。
以上、「音楽をNFT販売する為のおすすめサイト10選」でした。
ミュージシャンが今NFTに注目する理由とは?
2021年の音楽ビジネスはどうなる?今のミュージシャン達が知っておくべき5つの事