DTMを始めるならダウンロード必須!無料で使えるベストフリーVSTプラグインおすすめ10選
最近は無料とはいえ高品質なVSTプラグインが多くリリースされています。
シンセサイザー、サチュレーション、コンプレッサー、ステレオイメージャー等、制作の即戦力となるプラグインが多く、予算が限られている方やDTMを始めたばかりの初心者の方の入門用としても使えます。
サイト内でも何回かフリーVSTプラグインをご紹介していますが、今回は新旧含めた2021年6月現在のおすすめフリーVSTプラグインを10個に絞ってご紹介します。
Spitfire LABS
ロンドンのミュージシャンとサンプリングの専門家によって作成された無料のVSTプラグイン。
ベース、オルガン、ストリングス、パーカッション等、様々な仮想楽器ソフトウェアが用意されており、それらの独自のインストルゥメントプラグインを再生する為に提供されています。
プロにも愛用者が多く、つまみが少ないので直感的な操作が可能で非常に使いやすく、どのDAWとも互換性があります。
Softube Saturation Knob
高品質な物理モデリング技術を持つ「Softube」の無料サチュレーションプラグインです。
ディストーションをモデリングした製品となっており、Keep High、Neutral、Keep Lowの3つのモードが備わっており目的に合わせて歪みのタイプをコントロールすることが可能。
ベース・ラインを太くしたり、ボーカルにハーモニクスを加える、またはドラムトラックを圧縮して粗さが欲しい場合におすすめです。
VST、VST3、Audio Units、AAX Native、AAX DSP用およびModularのライセンスが含まれています。
Xfer OTT
人気シンセサイザー「Serum」が有名なXfer Recordsからリリースされている、無料のマルチバンドコンプレッサープラグインです。
EDM界隈のプロデューサーの間では「とりあえずOTT」と言われるほど、トラックに挿すだけで一気にサウンドが華やかになります。
初心者からプロまで広く利用されているプラグインで、簡易的に音質を整えたい場合に非常に効果的なプラグインです。
iZotope Vinyl
マスタリングソフト「Ozone」が有名なiZotope社の最初のプラグインでありながら、現在も多くのクリエイターに愛されるローファイ化プラグイン。
ヴァイナルノイズ、アナログレコード特有の埃、傷、音飛びや経年変化したメカノイズを無料で再現してくれるので、Lo-Fi系の音楽や80年代、90年代のリバイバル系ミュージックの制作に最適です。
簡単にアナログ感が再現できるので、ヒップホップビート系のプロデューサーから絶大な支持を得ているプラグインの一つ。
iZotope Vocal Doubler
同じくiZotope社からのボーカルのダブリングを一瞬で再現可能な「Vocal Doubler」
ヴォーカルに自然なダブリング効果に豊かさと深みを加える為にデザインされた無料プラグインで、新たしく進化したユーザーインターフェイスによって、さらに強化されています。
直観的かつ最小限のパラメーターで構成されているので、シンプルな操作でボーカルに立体感と太さを加えることができます。
Matt Tytel Vital
プラグイン界隈では何年かに一度「このクオリティで無料?」と驚かされるようなフリープラグインがリリースされますが、Matt TytelのVitalは間違いなくその中の一つに含まれます。
有料の人気シンセサイザー「SERUM」と非常に似た作りのウェーブテーブルシンセで、音の波形やモジュレーションの動きが目で見て直感的に把握できるので、初心者の方でも扱いやすいです。
無料でありながらも、ゼロからウェーブテーブルを作成したり、あらゆる方法のモジュレーションが搭載されているので自由なサウンドメイクが可能です。
→最強フリーシンセ「Vital」の使い方【DTM】
TDR Nova
NOVAは無料で使えるパラレルダイナミックイコライザーです。
パラメトリックイコライザーの使い慣れたレイアウトで表示される各バンドには、フル機能のダイナミクスセクションも含まれているため、鮮明な音を鳴らすドラムバスでも、ボーカル特有の「さしすせそ」列の歯擦音の問題もスッキリ解決してくれます。
4つのダイナミックEQバンドと、追加のハイパスおよびローパスフィルターセクションを備えており、クラシックな「ノブ」インターフェースと組み合わせたユーザーフレンドリーなディスプレイが特徴です。
ValhallaDSP Supermassive
高品質なリバーブ技術で世界的に高く評価されているValhalla DSPからリリースされている、8種類のアルゴリズムを選択可能な新種の空間系プラグインです、
非現実的なバリエーション豊かな空間再現が可能なエフェクトになっているので、スーパーロングリバーブや宇宙的な幻想的な表現をしたいプロジェクトに最適です。
飛び道具的な感じで少し癖が強いリバーブ・ディレイエフェクトなので、一般的な通常のリバーブと併用して使うことをオススメします。
Granulator II
Granulator IIは準同期グラニュラーシンセシスの原理に基づいたMax4Liveシンセサイザーです。
ピッチ、タイミング、およびボリュームを様々な方法で変調することで、多種多様なトリッキーなサウンドを作成することができるフリープラグインです。
オーディオデータを小さなパーツとして並べ替えることができるため、より複雑なトラック要素を作成するのに最適です。
FLUX Stereo Tool V3
音の広がりや音の位置、また位相を調整してステレオ空間のコントロールを行うVSTプラグイン。
入力ゲインの超精密な制御と左右のチャンネルのパンを操作し、信号の内容を反映した正確な視覚的フィードバックを提供します。
効果が視覚的に非常に分かりやすいので、立体的なトラックに仕上げる為に効果的です。
まとめ
2021年6月時点の無料で使えるベストフリーVSTプラグインを10個ご紹介しました。
- Spitfire LABS
- Softube Saturation Knob
- Xfer OTT
- iZotope Vinyl
- iZotope Vocal Doubler
- Matt Tytel Vital
- TDR Nova
- ValhallaDSP Supermassive
- Granulator II
- FLUX Stereo Tool V3
無料とは言え高品質な製品が多いので、まだ所持していない場合はとりあえずダウンロードしておきたい無料のVSTプラグインエフェクトばかりです。
全体的に非常にシンプルな作りになっている製品が多いので、直感的なスピーディーなミキシングが可能なので、そういった面でもかなり役に立つかと思います。
以上、「DTMを始めるならダウンロード必須!無料で使えるベストフリーVSTプラグインおすすめ10選」でした。