Spotifyが2021年中に最もリスニングされた音楽を発表
Spotify公式が2021年に世界中で最もストリーミングされた音楽を発表しました。発表された内容をもとにトップアーティスト、アルバム、曲ごとにご紹介します。
世界中ユーザー約3億8,100万人以上が、どのような音楽を聴き、どのような方法で好みの音楽を発見しているかということの参考になります。
2021年のトップアーティスト
トップアーティストとして、プエルトリコのレゲトンミュージシャンである「Bad Bunny」が2年連続で、Spotifyで世界で最もストリーミングされているアーティストの称号を獲得しました。
Bad Bunnyは2021年に新しいアルバムをリリースすることなく、91億以上のストリームを獲得しています。その次にはシンガーソングライターのTaylor Swiftが続き、 Red(Taylor's Version)はこれまでの新しいファンと、昔からの熱心なファンに対して、アーティストの初期作品を再体験する機会を与えました。
2021年の象徴的なアーティストとしてBTSの活躍があります。世界的に注目を集めたK-POPグループとして国内でも人気があり、シングル「Butter」のおかげで傑出した年になりました。
カナダのヒップホップアーティストであるDrake(9月にCertified Lover Boyをリリース)とJustin Bieber(2021年にJusticeをリリース)は、世界中のアーティストとのコラボレーションを行い、それぞれ4番目と5番目をマークします。
2021年のトップソング
2021年の世界中でストリーミングされたトップソングは、Olivia Rodrigoの「drivers license」で11億以上のストリーム再生を獲得しました。
続いてLil Nas X「MONTERO(Call Me By Your Name)」は、2位をマークし、初のスタジオアルバムを発表しました。次のThe Kid LAROIは今年初めてのランクインとなり、Justin Bieberとのコラボレーション楽曲である「STAY」が注目を集めて3位になりました。
4位には再びOlivia Rodrigoが「good 4 u」でランクインし、2021年のSpotify「Song of theSummer」のタイトルも獲得しました。5位はDua Lipaの人気ラッパーDababyとのコラボ「Levitating (feat. DaBaby)」がランクインしました。
2021年のトップアルバム
トップアルバムに関してはOlivia Rodrigoが1位を獲得しました。デビューアルバム「SOUR」は明らかに少しポップパンク調の明るい雰囲気を持っていました。続いてはDua Lipaの「Future Nostalgia」 が2位で、Justin Bieberの「Justice」、Ed Sheeran「=」、Doja Catの「Planet Her」がそれぞれ3位、4位、5位にランクインしています。
注目すべき音楽トレンド
2021年にSpotifyのトレンドについてチェックすると、トップソング、アーティスト、アルバムだけではなく、リスナーを惹きつける要因や、そしてトップアーティスト達の独自性の高い注目に値する行動について学びました。
新しいファンがアーティストの過去の人気曲を再発見し、新しい世代に対しても素晴らしい楽曲が再認知される為の機会を促しました。
これらは年間を通じて、特定のSNSのトレンドも音楽業界へ反映された結果であり、これまで注目されることのなかった多様なアーティストや音楽ジャンルが含まれていました。
さらに社会情勢の変化もあり、2020年に引き続きEDMやトラップ系のいわゆる「パーティソング」よりも、自宅で楽しめるメロウ、チル系の音楽が注目を集める結果となりました。
参考サイト : https://newsroom.spotify.com/2021-12-01/what-the-world-streamed-most-in-2021/
【200億回再生】2021年もTikTokの音楽への影響力が拡大
SpotifyとShopifyが提携、登録アーティストはストア販売が可能になりました