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低予算でDIYミュージックビデオを作成する為の8つのアイディア

低予算でDIYミュージックビデオを作成する為の8つのアイディア

多くの人を魅了する最高の音楽を作成した後は、楽曲のイメージに合ったミュージックビデオ制作することで、さらに多くの音楽ファンにリーチすることができます。

さまざまなコンテンツが飽和している現在では、音楽のみでファンを獲得することのハードルはどんどん上がってきており、追加で視覚的なビデオか、ショートムービー、トレンド、ハッシュタグ等、音楽をより効果的に聴かせる為のSNS戦略も欠かせません。

独立系、DIYミュージシャンにとって、アーティスト自身が低予算のミュージックビデオを作成して、SNSで効果的に発信することは、作曲と同じくらい重要なスキルとなりつつあります。

そこで今回は独立型アーティストの為の、低予算でDIYミュージックビデオを作成する方法をご紹介します。

1. 高品質なものを求めない

iphone

低予算でミュージックビデオを制作する場合、作成するチームで何ができて、何ができないのかを初めに認識しておくことがとても重要です。

よくあるミスとして、すべてを低予算で作成する場合でも、大きく予算をかけたビデオのような美しいビジュアルと視覚的効果を再現しようとすることです。

結局のところ大事なところに予算をかけられずに、チープで平坦な印象になってしまうことがほとんどなので、はじめからチープを売りにしたローファイスタイルのビデオにするか、シンプルさをテーマにしたスタイルを採用することをおすすめします。

限られた予算で制作する場合、なるべくコンセプトや目標をシンプルに設定しておくほど、最終的に視聴者目線で見ても、満足のいくミュージックビデオを制作できる可能性は上がります。

eill | HAPPY BIRTHDAY 2 ME (Official Music Video)


2. ロケーションを絞る

ロケーション

ミュージックビデオを撮影をするためにかかる費用で最も大きいものの一つとして「ロケ地の確保」があります。公共の場を借りたり、難しい場所で撮影の許可を得ようとすると、膨大なコストと時間がかかります。

予算を抑えるためには、ビデオ全体のメインとなるロケーションを1つ決定し、なるべく身近な場所か、コストをかけずに撮影できる場所でイメージに合う場所を選定してみましょう。

ロケーションを絞ることで、照明キット、クルーメンバー、バンドメンバーの移動やカメラの操作に苦労することもなくなり、何度もセットアップし直す必要も無くなるので、大幅な時間短縮も可能です。

3. 身内や友人を頼る

ビデオ撮影の一部で役者が必要だったり、カメラマンやローディーなど、少し人員が必要になる場面もあるかもしれません。そういったときは家族や友人に協力してくれないかお願いしてみましょう。

もし身の回りに役者を目指している人がいれば、ミュージックビデオに出演してもらうことで、相手方の認知を得るための協力ができたり、反対にこちらが出演してもらったお礼に楽曲を提供することを提案することができれば、お互い予算をかけることなくクリエイティブなコミュニケーションをとることができます。

最近だとアーティスト自身がコミュニティを作成して、自分のファンの中から出演者を募るという方法もDIY界隈では多くなってきています。

4. 1テイクのビデオを検討してみる

動画編集

ミュージックビデオの撮影中は、動画の編集といった「ポストプロダクション」にかかるすべての作業量を忘れてしまうことがよくあります。

実際に編集作業に入ってみると、ビデオ撮影よりも大幅な時間と労力がかかり、リリースが大幅に遅れてしまったり、場合によってはミュージックビデオの制作自体を中断してしまう可能性もあります。

編集の経験があまりない場合や、編集時間とコストを削減したいと考えている場合は、ワンショットビデオの作成を試してみることをおすすめします。

ワンショットで撮影した動画の編集は、音楽データとの同期とフィルター等の色補正だけで完了します。

撮影に慣れて余裕が出てきたら、カメラアングルを切り替えて2テイク撮影したり、カメラを複数台セットすることも検討してみましょう。

宇多田ヒカル - Goodbye Happiness


5. 撮影用のカメラ

カメラ

デジタル一眼レフカメラを持っているのならビデオ撮影に最適ですが、低予算のカメラやスマホカメラを使用してもミュージックビデオの価値が下がるとは限りません。

実際iPhoneなどのスマートフォンを使って撮影したミュージックビデオはたくさんあり、TikTok上の音楽コンテンツのほとんどはスマホで撮影されている為、視聴者もスマホカメラの映像に違和感を持つことは少なくなってきています。

もし、知り合いに高品質のデジタル一眼レフカメラを持っている人がいるのなら、撮影のお願いができないか聞いてみるのもありです。

重要なのは、カメラの品質よりも動画コンセプトと、最終的なビデオに組み込む視覚要素です。デジタル一眼レフがあれば最高ですが、スマホでもアイディア次第で素晴らしい作品を作ることは可能です。

6. 生活空間を利用する

最近は作り込まれた作品よりも、生活感のある自然な作品が好まれる傾向があるように思います。

もし普段の生活空間でビデオ撮影ができるのであれば、予算がかからないことに加えて、コンテンツを作成するときの時間の制約や、周りの誰かに気を配りながら撮影する必要もなくなるので、自由度が大幅に向上します。

撮影と編集の自由度が上がることはビデオ撮影において最も価値があります。特に少ない予算でミュージックビデオを作成しようとしている場合はなおさらです。

7. 動画編集スキルを学ぶ

動画編集

先ほども述べたように、動画撮影よりも編集にかかる予算、時間、労力のコストのほうが膨大になる可能性が高いです。

逆にいえば、編集を自分でできるようになれば大幅に予算を削減することができるようになり、時間と労力も削減したい場合はどれだけシンプルさをキープできるかにかかっています。

自分で編集することで、独自性の高い視覚効果を視聴者に与えることができるようになるので、より個性的な作品に仕上がる可能性も上がります。

動画編集のスキルは、ミュージックビデオ以外のあらゆる発信の場面で役に立つので、今後のアーティストとしての音楽キャリアを前進させるのに役立つことは間違いないです。

8. ショート動画にする

ショート動画

駆け出しアーティストの方で、まだ固定のファンや視聴者がいない場合は4分のビデオ映像よりも15~30秒のショート動画から視聴者を獲得する方が簡単です。

新曲のミュージックビデオを多くの音楽ファンに拡散したいと考えている場合は、YouTubeショート動画やTikTokスタイルの短いコンテンツを投稿する方が効果的な場合があります。

ミュージックビデオであっても、今やスマホゲーム、ネットフリックス、その他多くのSNSと競合する時代になっており、まずは自分のコンテンツを多くの人達の目に留まる場所に流す必要があります。

すべてのミュージシャンにとってショート動画がうまく機能するとは限りませんが、自分を知ってもらう為には4分のミュージックビデオを拡散するよりも、はるかに簡単である可能性が高いです。


まとめ

低予算でDIYミュージックビデオを作成する為の8つのアイディアをご紹介しました。

個人で活動するアーティストにとって、楽曲制作と同じくらいミュージックビデオ制作も身近なものになってきており、撮影機器や編集ソフトの進歩によってDIY化が進んでいます。

SNSやその他の多くのメディアプラットフォームの仕組みを調べて、大掛かりなミュージックビデオを半年に1本リリースするのか、シンプルなショートムービーを月1本でリリースするのか、どちらが自分の活動スタイルにとって有利なのかも十分に考慮する必要があります。

低予算でシンプルなミュージックビデオを制作するときには、今回の内容を参考にしながら制作に取り組んでみてください。

以上、「低予算でDIYミュージックビデオを作成する為の8つのアイディア」でした。


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