ギターの寿命縮めてない？エレキギターの正しい保管方法を学ぼう！
ギタリストのみなさんは、お気に入りのエレキギターをどのように保管していますか？毎回ハードケースに大切にしまっている方もいれば、いつでも弾けるようにスタンドに立てかけている方も多いのではないでしょうか。
しかし、保管方法を間違えてしまうことで、愛用のエレキギターに深刻なダメージを与えてしまう可能性があるので注意が必要です。特に日本の冬は、乾燥による木材のひび割れや、急激な温度変化によるネックの反りなど、ギターにとって過酷な環境です。
エレキギターの保管方法
エレキギターを保管する最も安全な方法はハードケースに入れて保管することです。理想的はリュックのように背負うギグバッグや不適合なチップボードケースではなく、高品質のハードケースが望ましいです。
可能であれば、室内の湿度をスイートスポット（40〜50％）を維持することで、お気に入りの楽器のコンディションを常に最高の状態に保つことができます。
頻繁にギター練習する場合は、フロアスタンドを利用して弾きたいと思ったときにすぐ手に取れる状態にしておくことは重要ですが、ケースに比べて湿度管理が難しかったり、転倒させてしまう恐れもあるので、高価なエレキギターや長期で保管する場合はハードケースを検討してみましょう。
湿度と温度の変化
ほぼすべてのエレキギターは木材を使用している為、特に資産価値のある高価なエレキギターである場合は、適切な温度と湿度レベルを保ちつつ、その状態を維持する必要があります。部屋が乾燥しすぎている場合は、エレキギターの木材が乾燥し、最悪の場合は「ひび割れ」が起こることもあります。反対に湿度が高すぎると、木材が膨らんだり反ったりしたり、場合によってはカビが生えたりする危険性があります。
適切な湿度で保管する最も簡単な方法は、エレキギターのある部屋の湿度を調節することです。最適な湿度レベルですが、偶然にも木と人は同じ湿度レベルを好むので、人が快適に過ごせる空間にしていれば、ギターにとっても最適なレベルということになります。
ケース内の湿度管理の方法
エレキギターを保管している部屋の湿度調節が難しい場合には、ギターケースに入れて、ケース内の湿度を調節するという方法が簡単です。その場合「ギター用湿度調整剤」という製品が販売されているので、ギターケースの中にエレキギターと一緒に入れておくだけで、エレキギターにとって最適な湿度レベルに調節されます。
ギター用湿度調整剤を使うことで、楽器ケース内の相対湿度を楽器保管に最適な45-50%に保ち、使用環境によって異なりますが大体2～6か月、長いもので1年間維持します。
最近だと湿度が適正レベルを超えた場合にBluetoothでスマホに通知がくるような湿度管理ツールも販売されているので、高価なエレキギターを保管している場合には導入してみてはいかがでしょうか。
まとめ
エレキギターを保管するのに最も最適な方法はハードケースに入れて湿度管理することですが、ケースに入れたままにしておくことで、エレキギターを手に取って演奏することへのハードルが高くなり、練習する機会が減ってしまうことも考えられます。
普段は、ギタースタンドに立てかけて部屋の湿度を調整するようにして、長期的に保存する場合はハードケースにしまって湿度調整剤を入れておきましょう。
以上、「エレキギターの正しい保管方法【乾燥の季節】」でした。
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