
【速報】Roland TR-1000登場!伝説と革新が融合した次世代リズムマシン
ついに、この時が来たか…!と、発表を見て思わず声が漏れてしまいました。Rolandから新しいリズム・マシン「TR-1000」が発表されたのです。TR-808、TR-909といった伝説的な名機を生み出してきたRolandが、約40年ぶりに「純粋なアナログ音源」を搭載したモデルをリリースするというニュース…。
このTR-1000は決して過去の栄光に寄りかかるだけのマシンではありません。ヴィンテージ・アナログの魂に、最新のデジタル技術とワークフローを注ぎ込み、次世代のビートメイクを定義する。そんなRolandの本気を感じさせる、まさに「モンスターマシン」と呼ぶにふさわしい一台です。
今日は、このTR-1000の核心に迫っていきたいと思います。
魂のサウンドエンジン:アナログ、デジタル、サンプリングの三位一体
TR-1000の心臓部は、これまでのリズムマシンの常識を覆すハイブリッド構造になっています。
ローランド・アナログの再構築
何と言っても最大のトピックは、約40年ぶりとなる純粋なアナログ音源の搭載でしょう。TR-808とTR-909から厳選された16の回路を、現代の技術で忠実に再現。しかし、単なる復刻ではないのがポイントです。
新しいパラメータが追加され、ダイナミックレンジも向上。あの温かく、太く、心臓を揺さぶる本物のアナログTRサウンドが、さらに表現力を増して帰ってきました。これはもう、触る前から期待しかありません。
無限の可能性を秘めたデジタルエンジン
もちろん、アナログだけにとどまらないのがTR-1000の素晴らしいポイントです。
- ACB (Analog Circuit Behavior): サーキットベント(回路改造)されたモデルを含む、高精度なアナログ・エミュレーションを実現。
- FMパーカッション & バーチャル・アナログ波形: メタリックで個性的なサウンドから、シンセライクなサウンドまでカバー。
- 膨大なPCMサンプル・ライブラリ: 即戦力となる2,000種以上の高品位なサンプルを内蔵。
アナログの良さを追求しながら、デジタルの力でその枠を軽々と超えていく。まさにハイブリッド時代のサウンドメイクを象徴するエンジンです。
TRシリーズの新境地、充実のサンプリング機能

そして、ついにTRシリーズが本格的なサンプリング機能を搭載しました。ステレオ・サンプリング、リサンプリング、タイムストレッチ、非破壊スライス編集まで、DAW並みの高度なサンプル・ツールがワークフローに統合されています。
46GBという広大なユーザー・エリアも確保されており、外部からのサンプル・インポートも快適。自分のサウンドを取り込み、TRの強力なエンジンで加工する…想像しただけでワクワクします。
指先で創造する、より深いサウンドデザイン

TR-1000は、音源の次に待ち受ける「音作り」のセクションも規格外です。
- アナログ & デジタル・エフェクト: 新開発のアナログ・フィルターとアナログ・ドライブを搭載。音にパンチと質感を加えるアナログ処理はたまりません。もちろん、クラッシャーやフランジャーといった定番デジタルエフェクトも豊富に用意されています。
- トラックごとの徹底的なインライン処理: 各トラックにはコンプレッサー、マルチモード・フィルター/4バンドEQ、アンプ・エンベロープを搭載。さらにトラックFX、内部サイドチェイン、LFOまで完備。もはやミキサーやDAWで作り込むレベルのサウンドデザインが、この一台で完結します。
- レイヤー機能: 4つの専用トラックでは、2つのサウンド・ジェネレーターを重ねることが可能。これにより、今までにない厚みと複雑さを持ったドラムサウンドを創造できます。
グルーヴの核心へ:さらに進化したTRシーケンサー

リズムマシンの命であるシーケンサーも、伝統のTR-RECスタイルを継承しつつ、現代的な機能で大幅に進化しています。
ジャストも揺らぎも、思いのまま
タイトなテクノからルーズなヒップホップまで、あらゆるグルーヴを直感的に生み出せます。
- 柔軟な入力モード: 定番のTR-RECステップ入力、リアルタイム録音に加え、グリッドから意図的にずらせる「オフグリッド設定」も可能に。
- ダイナミックなパターン操作: パラメーターの動きを記録するモーション・レコーディング、トラックの逆再生やランダム再生、ステップごとの確率設定など、偶発性を利用してパターンに生命を吹き込めます。
ライブパフォーマンスを加速させる新機能
- MORPHスライダー: 複数のパラメーターを一つのスライダーに割り当て、サウンドを劇的にモーフィングさせる新機能。ライブでの展開作りに絶大な威力を発揮しそうです。
- スナップショット: ノブの位置を最大16個まで記憶し、ステップ・ボタンで瞬時に呼び出し可能。サウンド、エフェクト、ミックスバランスをワンタッチで切り替え、ダイナミックなパフォーマンスを実現します。
あらゆる環境と繋がる、プロフェッショナルな接続性

スタジオの中核を担うマシンとして、接続性も万全です。メイン出力に加え、10系統のインディビジュアル出力、トリガー入出力、CV入力、クロック出力などを完備。
USB-C経由でマルチチャンネル・オーディオ/MIDIインターフェースとしても機能し、ヴィンテージ機材と同期するためのDINシンクまで備えています。まさに死角なしのI/Oです。
まとめ
| 公式サイト | https://www.roland.com/jp/products/tr-1000/ |
| 発売日 | 2025年10月11日 |
| 価格 | ¥330,000(税込) |
Roland TR-1000は、単なるリズムマシンという言葉では語り尽くせない、「リズム・コンポーザー」「パフォーマンス・インストゥルメント」と呼ぶべき存在です。
伝説的なアナログ・サウンドへの深いリスペクトと、未来を見据えた革新的なデジタル技術が見事に融合したリズムマシンで、アーティストの声に耳を傾け、制作現場のリアルなニーズに応えながら、長く使い続けられる堅牢性も確保されている1台といえます。
以上、【速報】Roland TR-1000登場!伝説と革新が融合した次世代リズムマシンでした。
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