話題のAIモデル"GPT-4"搭載のDAW「WavTool」登場!新しいDTMの時代到来か?
最近、Dalle-2、Midjourney、Stable Diffusion、ChatGPTなどの画像生成AIやAIチャットボット等、さまざまなAIツールに加えて、音楽の分野でも同様のAIツールが普及しています。
ブラウザベースで使用できるAI音楽制作アプリ「WavTool」が公開されました。これまでにもAIを活用した音楽制作のツールはあったものの、WavToolでは、OpenAIの大規模言語モデル「GPT-4」を採用し、テキストベースで音楽を作成することができます。
GPT-4搭載のDAWが登場したことで、従来の音楽制作に革新的な影響を与える可能性があります。これは、AIと音楽制作の融合が今後ますます進展し、新しいDTM時代が到来することを示唆しています。
WavToolの概要
WavToolは、ブラウザ上で利用できるAI搭載のDAWです。アプリをダウンロードする必要がなく、ネット環境があれば、サインアップすることで簡単に始めることができます。
無料で利用することもできますが、一定数のAIプロンプトしか提供されません。2023年4月時点では、有料版アクセスの利用料金は、月額20ドルとなっています。
WavToolのAIチャットボット「Conductor」 により、音楽特化した会話インテリジェンスを活用して、あらゆる音楽トピックについて深く会話をすることができます。Conductorは、音楽理論やオーディオ製作の概念に精通しており、ユーザーのアイデアを理解して実現しようとします。
WavToolの主な機能
- AIチャットボット「Conductor」
音楽制作プロセスをガイドするAIチャットボットです。DAWのあらゆる機能に触れたり、音楽について深い会話をしたり、MIDIを生成したりできます。 - ブラウザーで起動
WavToolをコンピューターにインストールする必要はありません。高速接続を備えた最新のブラウザーでシームレスに実行されます。 - カスタムウェーブテーブル
MIDIトラック用にWavToolのインストゥルメントプリセットの1つを取り込むか、カスタムウェーブテーブルを作成することができます。 - デバイスパネル
WavToolのパネルでは、EQ、リバーブ、ディレイ、ダイナミクス、ディストーション、LFO、サイドチェーンコンプレッション、ビジュアライザーなどを制御するデバイスをセットアップできます。 - QWERTY・MIDIコントローラーのサポート
WavToolのピアノロールには、演奏中のノートを表示するキーボードインターフェイスが含まれています。コンピューターのキーボードで演奏するか、標準のMIDIコントローラーを使用できます。
高度なアシスト機能
ユーザーはWavToolで新しいプロジェクトを作成した後、Conductorに作曲のスタイルやジャンルの指示を出すことができ、WavToolはそれを受けて素早く曲を作成します。
もし提案された楽曲に満足できない場合、ユーザーはテキストで追加の指示を出すことができます。Conductorはこれを受け取って、ユーザーが理想とする曲に近づけていってくれます。
音楽制作に携わっている人であれば、AIを使わずに自分で行う方がより効率的かもしれません。しかし、これから作曲をはじめる初心者の方にとっては、このようなアシスト機能を利用することで、スムーズに作曲を進めることができるようになるはずです。
WavToolの詳細は公式サイトをご覧ください。