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GUITAR

アルペジオ奏法とは?最初に学ぶ基礎知識

2022年4月9日

ギターアルペジオ

アルペジオ奏法とは?最初に学ぶ基礎知識

ギター練習を進めていくと、「アルペジオ」という言葉に出くわすと思います。アルペジオはギター演奏にトーンとバリエーション加えるための優れた奏法です。

アルペジオを学ぶことでリフを作成したり、ギターソロで使用したり、滑らかな安定したサウンドを活かしてキャッチーなメロディーラインを作成したりすることもできます。

コードバッキングにアレンジを加えたり、コードに沿った綺麗なギターリフが思いつかないときには今回の内容を参考にしながら、アルペジオ奏法に挑戦してみましょう。

アルペジオとは?

ギターアルペジオはコードの音符を1つずつ連続して演奏する奏法のことです。アルペジオという言葉はイタリア語の「ハープで演奏する」という意味の「arpeggiare」に由来しています。

別名「ブロークンコード」とも呼ばれ、コードトーンの音を分解して個別に演奏します。たとえば、CメジャーコードにはC、E、Gの音符が含まれています。これら3つの音符の組み合わせを連続して演奏することをアルペジオと見なすことができます。

この場合、CEGの3つであれば昇降、下降、ランダムに順番を入れ替えて弾いても、通常はCコードのアルペジオとして扱います。

アルペジオ豆知識
海外では鳴らした音と次の音が被らないように弾くスウィープピッキングのようなスタイルをアルペジオと呼び、日本でいうアルペジオ(音が次の音に被ってもいい)スタイルのことはブロークンコードという認識です。


ギターアルペジオの使い方

ギターアルペジオ

ギターアルペジオはトライアドのみで演奏することも、対応するスケールの音符と組み合わせて拡張して演奏することもできます。アルペジオは単音のコードトーンであるため、コードの中で最も安定した心地よいサウンドを得ることができます。

その為、即興でギター演奏する場面では常に安定した音として弾くことができ、ソロギターであっても誰かに伴奏を演奏してもらうことなく、メロディー、ハーモニーの基盤として使うことができます。ただし、その場合はコードが変わるたびに次のコードアルペジオに切り替える必要があります。

またフィンガースタイルやオルタネイトピッキング、スウィープピッキングとの相性もよく、通常よりもスピードを上げて演奏することができます。

アルペジオの種類

スケールと同様に、アルペジオにも色々な種類のフォームが存在し、実際に演奏するときにはアルペジオごとにCAGEDシステムと呼ばれる5つの形があります。

※CAGEDシステムについてはギターアルペジオ上達の為に知っておくべき5つのことの中でもご紹介していますので、あわせてご覧ください。

cagedシステム
CAGEDシステム

CAGEDシステムを使って指板上のさまざまなポジションでアルペジオを弾けるようにしておき、演奏中はフレットに集中するのではなく、アルペジオの形状に慣れるようにすることで、幅広い対応が可能になります。

最終的には5つのシェイプ覚えるべきですが、慣れないうちは5つを使うことよりも1つの形を完璧にプレイできる方が有利です。1つ覚えたらアルペジオの形を左右に1ポジションずらして拡張していきましょう。

最初に学ぶべきアルペジオ

ギター初心者が最初に学ぶべきギターアルペジオは、メジャートライアド(1、3、5)とマイナートライアド(1、♭3、5)です。メジャーとマイナーのトライアドは、すべての音楽で最も幅広く使用されているギターアルペジオです。

トライアドコードには3つの音しか含まれていませんが、慣れてきたらメジャー7th、マイナー7th、ドミナント7thと進んで、さらに7、9、11、13等のテンションノートで拡張することもできます。

アルペジオのピッキングスタイル

ギターアルペジオのピッキングスタイル

アルペジオを演奏する方法はフィンガースタイル、オルタネイトピッキング、ハイブリッドピッキング、スウィープピッキングとタッピング等さまざまです。

より熟練したギタープレイヤーは、より高速でアルペジオを演奏するためにいくつかの奏法を組み合わせることもあり、実際にいろんな奏法を試してみて、どれが自分の演奏スタイルに合っているかを判断することは重要です。

一般的にアコースティックギターではフィンガースタイル、オルタネイトピッキングが主流で、エレキギターの場合はよりテクニカルなスウィープ等も取り入れられます。

まとめ

アルペジオに初めて挑戦するときには、ルートノート(コードの土台となる音)でスタートすることで、スケールとコードトーンの音を認識する為の訓練にもなります。コードチェンジに合わせてルートに戻るようにすることで、安定したアルペジオフレーズになるのでおすすめです。

プロギタリストを参考にしてアルペジオについて学ぶときには、それぞれのコードトーンがコード進行に対してどのように使われているのかと、その響きを常に確認しながら演奏することが大切です。

コード内の音符の選び方によって、どのようにメロディーの聴こえ方が変化するのかに意識を向けることで、将来的にもギタープレイヤー、ミュージシャンとしての成長が格段に速くなります。

以上、「アルペジオ奏法とは?最初に学ぶ基礎知識」でした。


ギターの単音弾きフレーズを綺麗に鳴らすコツ

【ギター練習】スウィープピッキング弾き方のコツと3つの練習フレーズ


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