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AUDIO-TECHNICA ATH-M50xBT 購入レビュー

2019年11月27日


AUDIO-TECHNICA ATH-M50xBT 購入レビュー


約5年ほど作業用にSENNHEISER HD 25-1 Ⅱを使用したのですが、


リスニングとミックスマスタリングの確認用にAUDIO-TECHNICA ATH-M50xBTを購入したのでレビュー致します。

乗り換え直後の素直な感想


以前使用していたSENNHEISER HD 25-1 Ⅱも高い支持を得ている素晴らしいヘッドホンですので、お!っと驚くような音質の向上は感じなかったです。



ただ、さすが海外スタジオ標準のモニターヘッドホンといったところで、音の解像度は素晴らしく、楽器一つ一つの音がハッキリと認識できるようになりました。


同価格帯のヘッドホンへの乗り換えということもあり、驚くほどの音質向上はもともと期待していなかったので、(もちろん購入時に試聴もしています。)Bluetoothでの普段使いの利便性と装着感、音質等トータルでみると、結果的には購入して非常に満足しています。

海外のエンジニアから高い支持を得ているモニター用ヘッドホン


3万円以下のヘッドホンでは音質レベルだけでいうとトップクラスであることは間違いないと思います。

全体的にやや低域寄りのサウンドで定位が少し狭く、中高音域が引っ込んだ印象を受けました。
長時間のリスニングが可能とも言えますが、人によっては部分的な音圧がすこし物足りないと感じるかもしれません。


各帯域ごとのレビューです。

低音
全帯域の中で1番解像度が高いように感じました。
普通ベースやキックの低域は音像がぼんやりしていて、サウンド全体に馴染んでいるという印象ですが、ATH-M50xの場合、ベースやキックの輪郭が非常にハッキリしていて低音を認識しやすいです。

中音
中音は非常にフラットでクリアです。ギターやシンセ、ボーカルもしっかり分離されていて、他の帯域の楽器に埋もれることなく主張してくれるのでとても心地よいです。
若干ボーカルが遠くにいるように感じますが問題ないレベルだと思います。

高音
高音は刺さることもなく、とてもなめらかな印象です。個人的には少し金物系のエッジが物足りないように感じました。トラップ系の手前に張り付くようなハイハットの刻みや、サビ頭でのクラッシュシンバルのドパーン!といった刺さって欲しい部分でも丸みがでています。


普段使いできるプロ仕様のヘッドホン


普段使用している時に感じることです。

・耳の側圧はすぐに慣れますが、初めは少し高いなと感じました。
イヤーパッドは完全に耳を包み込んでくれるので、ノイズキャンセラーは付いていないですが、遮音性は高いです。


・一度Bluetoothに接続すると次からは本体の電源を入れるだけでiphoneと同期してくれます。
(普通のことかもしれませんが、以前使用していたBluetoothイヤホンはiphone側でも毎回接続設定しないと繋がりませんでした。)


・本体ボタンで音量の上げ下げと曲飛ばしは直感的にできますが、早送り巻き戻しができないのと、左耳タッチでのSiri起動が出来ませんでした。(iphone11 ios13.2.3)


・重さは感じませんが、見た目にかなり重厚感が出ます。筆者は気に入ってますが、女性の方だと少し抵抗があるかもしれません。
店頭で実際に装着してみることをおすすめします。



まとめ


いくつかマイナス面も上げましたが、基本的なポテンシャルは非常に高いのでリスニング用に使うのなら全く気にならないレベルのことだと思います。


有線が付属しているので自宅での作曲作業にも使えるし、Bluetoothに切り替えてそのまま普段のリスニングにも使える便利さが嬉しいです。
自作曲のミックスマスタリング作業時に普段聴いているプロの曲とのギャップが分かりやすくなり、リファレンスがとりやすくなることはとても好都合なので、これからも長く使い続けるヘッドホンになるかと思います。



Hiphop,Trapブームとオーディオ機器の進化

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