バンドで役立つ作曲ソフト(DAW)おすすめ5選
バンドで音楽制作をする際の最適な作曲ソフト(DAW)をお探しですか?
各音楽メーカーから様々なDAWがリリースされていますが、それぞれに特徴があり、今回はギターやベースのような生楽器をレコーディングするのに最適なDAWをいくつかご紹介します。
DAWの選び方
すべての生楽器をセルフレコーディングすることを計画しているバンドにとって、録音に使用する作曲ソフトの選択により効率性が大きく変わります。
ロックバンドのような音楽スタイルではギター、ベース、ドラム、ボーカル等のレコーディング作業やオーディオ波形編集がメインとなる為、録音関係のワークフローを簡単にするための機能が備わったDAWを選択します。
一部のDAWは、ロックのようなジャンルのライブバンド楽器を録音・編集するのではなく、EDMのようなデジタルミュージックの制作を目的として開発されているので、オーディオ編集ツールが簡素化されている製品もあるので注意しましょう。
チェックするべき機能
- 録音機能の利便性
- レコーディング開始・停止コマンドが簡単
- 優れたパンチイン機能
- オーディオ波形の編集機能
- オーディオ録音(最大同時数)
- アンプシミュレーターの有無
Pro Tools
- プロユース
- オーディオレコーディングに強い
- 無料版あり
Prp Toolsは業界標準のプロのレコーディングスタジオで使われているDAWとして有名です。
一昔前まではレコーディングや編集専用のソフトというイメージが強く、さらに非常に高価なDAWであった為、個人ミュージシャンが扱うには少しハードルが高かったです。
しかし、現バージョンのPro ToolsはMIDIや打ち込み機能も充実、同時再生オーディオトラック数、レイテンシー補正機能、外部オーディオインターフェイスも自由に選べるようになり、一般にも幅広く普及しています。
無料版の「Pro Tools|First」もあるので、まずはこちらで試してみて気に入ったら有料版にアップデートするのがおすすめです。
Cubase
- 国内シェアNo.1
- ボカロPにもおすすめ
- 豊富なアシスト機能
「Cubase」はドイツのソフトウェア会社Steinbergが開発する国内シェアNo.1のDAWです。
VOCALOIDを用いた楽曲制作に特化した「VOCALOID Editor for Cubase」の存在でボカロPに重宝されていることも要因の一つ。
オーディオ波形の扱いやすさと、楽曲製作からミキシング・マスタリングまでを完璧にこなすことが出来るDAWで、楽曲のコード進行をプロジェクト単位で管理できるグローバルトラックやコードアシスト機能も特長的。
ピッチ補正ソフトの「VariAudio 2.0」も搭載されているので、ボーカルの音程修正作業も簡単です。
Logic Pro
- 信頼のApple製品
- アンプシミュレーター搭載
- 万能タイプ
Logic ProはApple社が提供するMac専用の作曲ソフトウェアであり、コスパの良さも人気の一つで、活動予算がかかるバンドで使うDAWとしても非常におすすめです。
アンプ・エフェクトシミュレーターも標準搭載しており、50種類のアンプ&キャビ、35種類以上のエフェクターが付属しているので、ギタリストとベーシストにとっては嬉しい機能です。
MIDI打ち込みからオーディオレコーディングまで幅広く対応し、2,800以上の音源およびエフェクトパッチ、1,000以上のサンプル音源、7,000以上のループ音源で制作の手助けをしてくれます。
制作に必要な環境を一通り揃えた、オールマイティな作曲ソフトとして活躍します。
Studio One
- 豊富なオーディオサポート機能
- Melodyneが使える
- 波形編集に強い
Studio Oneは元Cubase Nuendoの開発担当によって制作されており、Cubaseに似た作りになっています。
無制限のオーディオトラック、MIDIトラック、バーチャルインストゥルメントとオーディオレコーディングに便利なリアルタイムのオーディオタイムストレッチ、リサンプリング、ノーマライズ機能を搭載。
DAW本体と統合した状態で、定番のピッチ補正ソフト「Melodyne Essential」も使用可能です。
さらにはélastique Pro 3.0アルゴリズムが採用されており、非常にナチュラルなピッチシフト・タイムシフト・オーディオストレッチを実現するので、録音のリテイク回数が減ることで大幅な作業効率向上が期待できます。
Cakewalk by BandLab
- コスパ最強
- 有料ソフトが無料化した製品
- 機能制限無し
最強の無料DAWとも言われている「Cakewalk by BandLab」は、旧SONARの最上位モデル「SONAR Platinum(59800円相当)」が無料化したソフトです。
無料DAWにありがちな特に目立った機能制限も無く、フリーでありながらも外部のVSTプラグインを自由に追加可能で、もちろんエフェクトもトラック数も使い放題です。
中身はそのまま「SONAR Platinum」なので、録音機能や使いやすいMIDI入力もそのまま利用することができます。
元々SONARに付属していた楽器音源(バーチャル楽器)は省略されていますが、バンドとして使用するなら大きなデメリットにはならないかと思います。
まとめ
バンドで役立つ作曲ソフト(DAW)をご紹介しました。
- Pro Toold
- Cubase
- Logic Pro
- Studio One
- akewalk by BandLab
どれもレコーディング作業やオーディオ波形編集に長けた製品ばかりなので、バンドの楽器パートをすばやく録音したい場合に参考にしてみてください。
特にアンプシミュレーターやボーカルピッチ補正ソフトの有無は大きなメリットとなるので、所持していない場合には選択要素の一つとして考慮しましょう。
以上、「バンドで役立つ作曲ソフト(DAW)おすすめ5選」でした。