
【2025年最新】高品質なギター用ワイヤレスシステムおすすめ7選
ライブやスタジオ練習での自由度を格段に上げてくれるワイヤレスシステムは、現在数多くのメーカーから多種多様なモデルが販売されており、特に初めて導入する方にとっては「どれを選べばいいの?」と頭を悩ませることもあるかもしれません。
まだ音質へのこだわりがそこまで無かったり、細かいサウンドの違いを聞き分けるのが難しい段階だと「まずは手頃な価格で、しっかり使える高品質なワイヤレスシステムを手に入れたい!」と思うはずです。
そこで今回は、コストパフォーマンスに優れた高品質なギター用ワイヤレスシステムを厳選して7種類ご紹介します。
ギターワイヤレスシステム選びの基本ポイント
ギターワイヤレスシステムを選ぶ際に押さえておきたい、重要なポイントは主に以下の4つです。これらを理解しておけば、自分に合ったシステムを選びやすくなります。
- 音質・遅延:音質劣化の少なさや遅延(レイテンシー)の短さを確認する
- 伝送距離・安定性:使用環境に最適な伝送距離と接続の安定性を選ぶ
- バッテリー性能:連続使用時間や充電方法を確認する
- 使いやすさ・携帯性:設定の簡単さや持ち運びやすさを考慮する
音質・遅延

ワイヤレスシステムは、ギターの信号を電波で送受信するため、製品によって音質や遅延に違いが出ます。クリアで原音に忠実なサウンドを求めるなら、高音質なコーデックを採用し、24bit/48kHzなどの高解像度に対応したモデルがおすすめです。また、ワイヤレスシステムで非常に重要なのが音の遅延(レイテンシー)です。一般的に5ms以下であればほとんど遅延は気にならないと言われています。
演奏したい音楽ジャンルや、目指すサウンドに合わせてシステムを選ぶことが重要です。最近のモデルは音質劣化や遅延が大幅に改善されていますが、レビューなどを参考に、自分のプレイスタイルに合うか確認しましょう。
伝送距離・安定性

スタジオでの練習がメインであれば、10m~15m程度の伝送距離があれば十分だと思われます。一般的に、伝送距離が長くなるほど価格が上がっていく傾向にあるので、使用環境を考慮して最適な製品を選びましょう。
一方、ライブパフォーマンスがメインとなる場合は、ステージの広さや動き回る範囲を考慮して、15m~30m以上の伝送距離があると安心できます。接続の安定性も重要で、2.4GHz帯を使用するモデルが多いですが、Wi-Fiなど他の電波と干渉する可能性もあるので、5GHz帯を使用したモデルや、自動で最適なチャンネルを選択する機能を持つモデルも候補に入れておきましょう。
バッテリー性能

ワイヤレスシステムは、トランスミッター(送信機)とレシーバー(受信機)の両方に電源が必要です。多くは充電式の内蔵バッテリーを採用しており、連続使用時間が重要なポイントになります。
一般的な練習であれば3~5時間程度の連続使用時間があれば十分ですが、長時間のライブなどではそれ以上の性能が求められることも。USB充電に対応したモデルが多く、モバイルバッテリーで充電できるものもあります。充電時間も確認しておきましょう。
使いやすさ・携帯性も重要!

最近のワイヤレスシステムは、複雑な設定が必要なく、プラグに挿すだけで使える手軽なモデルが増えてきています。特に初心者にとっては、ペアリングの簡単さは重要な選択基準となるでしょう。
また、持ち運びやすさもポイントです。トランスミッターはギターに装着するため、小型軽量であるほど演奏の邪魔になりません。レシーバーもコンパクトなものが増えており、エフェクターボードに組み込みやすいペダル型なども人気です。
それでは、ここから高品質なギター用ワイヤレスシステムをいくつかご紹介していきます!
1. BOSS WL-20 / WL-20L

BOSS独自の高速ワイヤレス・テクノロジーにより、超低レイテンシーと高音質を実現し、ワイヤレスシステムの手軽さを代表するモデルとして人気があります。トランスミッターとレシーバーをドッキングさせるだけで最適なチャンネルを自動設定してくれるのも魅力の一つです。
WL-20はケーブル・トーン・シミュレーション機能を搭載し、シールドケーブル特有の自然な音質変化を再現。WL-20Lはアクティブピックアップやプリアンプ内蔵のエレアコなど、ケーブルトーンが不要な楽器向けです。最大約12時間の連続使用が可能で、USB充電にも対応しています。
コンパクトで持ち運びも楽々なので「とにかく簡単にワイヤレス化したい!」という初心者から、手軽なサブシステムを探している経験者まで、幅広い層におすすめできる鉄板モデルです。
2. Line 6 Relay G10S

Line 6はプロ品質のワイヤレスシステムで定評のあるブランドです。Relay G10Sは、その技術を活かしたペダルボードに組み込みやすいストンプボックス型のレシーバーと、シンプルなプラグイン&プレイのトランスミッターが特徴です。高音質24bitオーディオ、業界トップクラスの低レイテンシーを実現しています。
トランスミッターをレシーバーにドッキングするだけで自動的に最適なチャンネルを選択。伝送距離は約40mと広く、ライブパフォーマンスにも十分対応可能です。トランスミッターはフル充電で最大約8時間の動作が可能です。
レシーバーには堅牢な金属製シャーシを採用し、XLR出力も備えているため、DIとしても機能します。「音質と安定性に妥協したくない、でも手軽さも欲しい」というギタリストにおすすめのモデルです。
3. Xvive U2 Wireless Guitar System

Xvive U2は、その超小型・軽量設計と手頃な価格で、登場以来多くのギタリストから支持されているワイヤレスシステムです。トランスミッターとレシーバーが一体型のようなコンパクトさで、ギターに装着しても邪魔になりにくいのが特徴です。
2.4GHz帯を使用し、高音質(24bit/48kHz非圧縮デジタル転送)、低遅延(6ms未満)を実現。4つのチャンネルを切り替え可能で、他のワイヤレス機器との混信を避けることができます。伝送距離は約20m(見通し距離)で、自宅練習から小規模なライブまで対応可能です。
USB充電式で、フル充電で約5時間の連続使用が可能。カラーバリエーションも豊富で、見た目にもこだわりたい方にも人気です。「とにかくコンパクトで安いワイヤレスが欲しい!」という方に最適な選択肢の一つです。
4. NUX B-5RC Wireless System

NUX B-5RCは、コンパクトなデザインと便利な充電ケースが付属する点が魅力のワイヤレスシステムです。2.4GHz帯を使用し、24bit/44.1kHzの高音質と5ms以下の低遅延を実現。自動ペアリング機能で設定も簡単です。
特筆すべきは付属の充電ケース。トランスミッターとレシーバーを収納するだけで充電でき、ケース自体も充電機能を持つため、モバイルバッテリーのように使用できます。システム単体で約4時間、充電ケースと併用することで最大約15時間の使用が可能です。伝送距離は約15m(見通し)。
ケーブルトーン機能も搭載しており、ON/OFFが可能。アクティブピックアップ、パッシブピックアップのギターやベースに対応します。「持ち運びの便利さとバッテリーの安心感を重視したい」という方にぴったりのモデルです。
5. BOSS WL-50 Wireless System

BOSS WL-50は、WL-20の手軽さをそのままに、エフェクターボードへの組み込みやすさを追求したペダルサイズのワイヤレスシステムです。レシーバーはコンパクトペダルと同サイズで、他のエフェクターと並べて電源供給も可能です(PSAアダプター使用時)。
トランスミッターをレシーバーのドッキング・ポートに接続するだけで充電と自動チャンネル設定が完了。ケーブル・トーン・シミュレーションも搭載(OFF/SHORT/LONG切り替え可能)。レシーバーにはDCアウトも装備し、他のペダルへの電源供給も可能です。伝送範囲は約20m。
「ペダルボードをすっきりさせたい」「安定のBOSSクオリティをペダルで」と考えるギタリストにとって、非常に魅力的な選択肢です。WL-20と同様のシンプルな操作性も健在です。
6. JOYO JW-03 Digital Wireless System

JOYO JW-03は、NUX B-5RCと同様に充電可能なポータブルケースが付属する、コストパフォーマンスに優れたワイヤレスシステムです。手頃な価格ながら、便利な機能を搭載しているのが魅力です。
2.4GHz帯を使用し、低遅延(5ms未満)と24bit/48kHzのオーディオ品質を提供。4チャンネル切り替えに対応し、伝送距離は約20~30m(環境による)。トランスミッターとレシーバーはフル充電で約5時間、充電ケースでさらに数回の充電が可能です。
コンパクトなプラグインタイプで、ギターへの取り付けも簡単。「充電ケース付きで手頃な価格のものが欲しい」「NUX B-5RCの代替として検討したい」という方におすすめです。
7. LEKATO WS-80 (5.8GHz) Wireless System

LEKATO WS-80は、混信の少ない5.8GHz帯を採用したワイヤレスシステムです。Wi-FiルーターやBluetooth機器など、多くのデバイスが使用する2.4GHz帯を避けたい場合に有効な選択肢となります。比較的手頃な価格で5.8GHzシステムを導入できるのがポイントです。
高音質(24bit/48kHz)、低遅延(6ms未満)を実現し、4つのチャンネルを装備。伝送距離は約30m(見通し)。USB充電式で、約4-5時間の連続使用が可能です。プラグ部分は回転可能で、様々な形状のギタージャックに対応しやすい設計です。
「2.4GHz帯の混信が気になる」「安定した接続をより手頃な価格で実現したい」というギタリストに注目されています。
まとめ
今回は、2025年最新版として、コストパフォーマンスに優れた手頃で高品質なギター用ワイヤレスシステムを7種類ご紹介しました。
- BOSS WL-20 / WL-20L:迷ったらコレ!簡単操作の超定番。
- Xvive U2 Wireless Guitar System:超小型・軽量でリーズナブル。
- Line 6 Relay G10S:高音質・安定性のペダルボード向け。
- NUX B-5RC Wireless System:便利な充電ケース付きで安心。
- BOSS WL-50 Wireless System:ペダルボードに最適なBOSS製。
- JOYO JW-03 Digital Wireless System:充電ケース付き低価格モデル。
- LEKATO WS-80 (5.8GHz) Wireless System:混信に強い5.8GHz帯の手頃な選択肢。
近年の技術進歩により、低価格でありながら驚くほど高品質で使いやすいギターワイヤレスシステムが数多く市場に出回るようになりました。
今回ご紹介したシステムは、どれもコスパが良いと言える魅力的な製品ばかりです。音質、遅延、伝送距離、バッテリー性能、使いやすさなど、各メーカーともに様々な特徴を持っていますので、自身の演奏環境、プレイスタイルに合った、最適な一台を見つけてみてください!
以上、「【2025年最新】高品質なギター用ワイヤレスシステムおすすめ7選」でした。