【Lo-Fi】ローファイヒップホップアーティストおすすめ10選
リラックス、勉強、作業用のBGMとして行動自粛や在宅ワークに伴い、爆発的にヒットしているローファイヒップホップ。
ローファイヒップホップで最も人気のYouTubeチャンネル「Lofi Girl」は机に向かい宿題を永遠にやっている女の子のアニメ映像が特徴的で、現在は1000万人登録を超え、ライブストリーミングは常にアベレージ3万人叩き出すヒットチャンネルです。
もちろんこういったLofiラジオや人気プレイリストからディグるのもいいですが、今回はそんな作業中に聴きたいおすすめのローファイヒップホップアーティストをご紹介。
ローファイヒップホップとは?
【Lo-Fi】音楽で使われる"ローファイ"の意味とは?の記事でもご紹介しましたが、ローファイとは「録音またはパフォーマンスの通常は欠陥と見なされる要素が、意図的に使用されている音楽のこと」です。
つまり、簡単にいうと品質が劣化した音楽のことで、意図的にトラックにノイズを付与したり、音を削り落としたりして、アナログ特有の温もりを感じさせる音楽です。
耳障りの良い心地良いサウンドが特徴で、ローズピアノのようにローファイヒップホップで使用される楽器には科学的なリラックス効果も立証されていることもあり、作業用BGMや睡眠導入用としても人気です。
ではここから、人気のローファイヒップホップアーティストをご紹介。
Sleepy Fish
Sleepy Fishはチルホップ/ローファイヒップホップシーンで最も人気のあるプロデューサーの1人です。
ペンシルベニアを拠点とすし、2019年にリリースしたフルアルバム「MyRoomGets The Sea」を発表した直後に注目を集め、社会情勢の変化も合わさって一気に人気が高まりました。
のんびりとしたビートと魅力的なアート&ビジュアルでブランドの一貫性を保ち、自身もシンガーとして歌うことができるマルチな才能を持ったローファイプロデューサーです。
Kupla
Kuplaはロンドンを拠点とするフィンランドのエレクトロプロデューサーであり、EDMやHIPHOPの作曲の経験もあり、もともとはフィンランドで数多くのラッパーと共に制作をしてきましたが、のちにローファイ系のフューチャービートを世界中へ発信することになります。
2014年3月にKuplaはフランスのレーベル「Marmorean Records」を通じて、中国の有名なベースミュージックプロデューサーである「HowieLee」とコラボシングルをリリースしました。
柔らかいサウンドに、感傷的な音色、鳥、雨、環境音を含んだ心地よいサウンドスケープを特徴としています。
Idealism
Idealismはフィンランドで活動する20代のアーティストです。
IdealismはSpotifyで最も人気のあるローファイアーティストの一人であり、現在200万人以上のフォロワーを誇っています。
人気トラックの1つである「Controlla」はローファイトラックとしては異例の8,100万回以上の再生数を誇り、ローファイ界隈だけならず、フィンランド全土で人気のあるミュージシャンです。
bsd.u
bsd.uは、カナダの静かな島を拠点とするローファイプロデューサーです。
パーティのような楽しい時間を過ごした後の物悲しい雰囲気をイメージして制作しており、独特のエモーショナルでノスタルジックな空気感が特徴です。
bsd.uの最も人気のある曲の1つである「french inhale」は、Spotifyで4800万回以上再生されています。
Shamana
Shamanaはローファイの王道とは違い、かなりヒップホップよりのビートを制作しています。
ローファイな雰囲気を持ちつつ、チルとは正反対のサウンドを展開しており、たまに露骨な表現も含まれていますが、斬新な世界観が好評で多くのファンがついています。
Shamanaのトラック「Besidju」はSpotifyで700万回以上再生されています。
Nohidea
ローファイ界隈ではベテランの域に入る「Nohidea」オーストラリアで活動するプロデューサーです。
2016年に音楽制作を開始し、現在に至るまでコンスタントに作品をリリースし続けており、現在Spotifyでは150万人以上のリスナーがいます。
2022年にリリースした「sweetdreams.」も要チェックです。
Dwyer
Dwyerはローファイシーンで最も幅広いジャンルの作品をリリースしているアーティストです。
彼の作品はヒップホップビートを中心に、フォーク、ブレイクビーツ、そしてさまざまな世界の音楽スタイルを取り入れたスタイルが特徴的です。
少し変わった雰囲気のローファイビートを味わいたい方におすすめです。
ocha
カリフォルニア州ロサンゼルスを拠点として活動するローファイプロデューサーです。
知名度としてはそれほど高いアーティストではありませんが、Chilled Cowといったローファイビートチャンネルで流れたことをきっかけに、個別の特定のトラックにファンが多い印象です。
Ochaの最も人気のあるトラック「Umbrellas」は、Spotifyで500万回近く再生されています。
Jinsang
Jinsangはジャズとソウルの雰囲気を加えた浮遊感のあるトラックメイクを得意とするローファイプロデューサーです。
2014年にEP「Kona Park」 でデビューし、2018年ごろには数多くのシングル作品と4枚のフルアルバムをリリースしており、多作であることでも知られています。
音源はカセットやビニールレコードでも販売されています。
Altitude.
Charles Feig(別名Altitude。)は、12歳の若さでエレクトロミュージックの制作を始めたマルチインストゥルメンタリスト兼プロデューサーです。
2015年までに3つの非公式ビートテープがリリースされた後、リスナーはオンライン上でAltitude.の名前を認識し始め、徐々に人気が出始めます。
2年ごとにフルアルバムをリリースしており、2016年にフルアルバムをリリース、2017年、2019年と続き、最新アルバム「beat tape 4」は2021年にリリースされています。
まとめ
おすすめのローファイヒップホップアーティストを10組ご紹介しました。
- Sleepy Fish
- Kupla
- Idealism
- bsd.u
- Shamana
- Nohidea
- Dwyer
- ocha
- Jinsang
- Altitude.
在宅ワークのお供として、集中力を保ちたいとき、リラックスしたいときにはローファイヒップホップがおすすめです。
一般的にローファイ系を聴くときは、個別のアーティストを探すよりも、プレイリストとしてBGM的な感じで垂れ流してリスニングするイメージがあります。
もしプレイリストから気に入ったビートが聴こえてきたら、素晴らしいアーティスト支援するという意味合いも込めて、直接アーティストページに飛んでみるのもいいかもしれません。
以上、「【Lo-Fi】ローファイヒップホップアーティストおすすめ10選」でした。
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