ブルースギター7つの定番フレーズ【リック集】
ブルースには「リック」と呼ばれる、曲中のワンフレーズや伴奏の一部として使う短いフレーズを取り入れます。
ブルースギターを演奏する人にとって、定番のリックを学ぶことはインスピレーションの源になり、さらにアドリブ奏法の際にも役立ちます。
今回はブルースギターの定番リックをいくつかご紹介します。ブルース・プログレッションの中に組み込んでもよし。また、スタンダードな12小節の進行上で順番に演奏して、簡単なソロを作ることもできます。
1.Blues Guitar Lick 1
b5th(Eb)と1弦8フレットの1/4チョーキング(表記は1/2になっています。)でCとC#の間のブルージーなトーンを表現することができます。
Ⅰコードのルート(A)に解決することで、単発でも、次のフレーズにも繋げるきっかけとしても使いやすいです。
2.Blues Guitar Lick 2
メジャーペンタを使ったBB Kingスタイルのメロディックなフレーズです。
最初の4弦9フレットのスライドは薬指スタートで演奏します。11フレットのチョーキング時に音を切ると、より雰囲気がでるのでおすすめです。
3.Blues Guitar Lick 3
同じくBB Kingスタイルのリックです。
b5th(Eb)とb7th(G)へのベンドは、IVコードのルートである4th(D)にスムーズに解決する前に、独特の緊張感を演出します。
4.Blues Guitar Lick 4
スライドを多用したメロディックなリックで、2番目のリックと同じように薬指でスタートするとスムーズな運指ができます。
3弦9フレットからプリング・オフで繋いでいますが、ここもスライドにするとまた違ったニュアンスになるので、試してみてください。
5.Blues Guitar Lick 5
開放弦を絡めたフレーズで、ブルース進行のE7、A7上で鳴らすことができます。
最初の一音目に1/4チョーキングを使うことで、よりブルージーなトーンになるので、味付けとして使ってみてください。
6.Blues Guitar Lick 6
ジミ・ヘンドリックススタイルのクラシックな印象を受ける、とてもおしゃれなフレーズです。
1弦開放のE音を絡めたユニゾンサウンドが特徴的です。
7.Blues Guitar Lick 7
マイナーペンタトニックの力強いサウンドが強調されたフレーズです。
2弦15フレットを気持ち強めにアクセントをつけると、よりメリハリのある演奏になります。
まとめ
色んな楽曲で聴くことができる定番フレーズをいくつかご紹介しました。
もちろんそのまま使ってもいいですし、自分なりにフレーズを変化させたり、アクセントやプリング、ハンマリングといったテクニックを混ぜることでも、まったく違うフレーズのように聞かせることもできます。
ある程度基礎を習得したら、次はオリジナルのフレーズ作りに挑戦してみましょう。
以上、「ブルースギター7つの定番フレーズ【リック集】」でした。