
エレキギターの録音に最適なマイクおすすめ5選
ギターアンプやエフェクター、各種つまみによる音作りをしても最終的にそれらを収音をする「マイク」にこだわりを持つ人は少ないように思います。
ギターのサウンドメイクというのは弦からはじまり、ピックアップ、シールド、エフェクター、アンプ、スピーカー等、多くの要素を通過して最終的なサウンドが決定します。
それらいくつかの要素の中でもマイクがサウンドに影響を与える割合は非常に大きく、正しいマイクを正しく設置することは重要です。
→マイクの種類とその効果について
そこで今回はギターを録音する為のおすすめマイクを5つご紹介。
1. ShureSM57

最も一般的なギター収音用のマイクとして使用されており、ほとんどのレコーディングスタジオやライブ現場に設置されています。
大音量の高周波に強い代表的なダイナミックマイクで、タイトな指向性と適度なプレゼンスピークを持つ周波数レスポンスで音の被りを最小限に抑えることができます。
安価で耐久性も高いことから、宅録用としても人気が高いです。
2. Sennheiser MD421

こちらの別名「クジラ」として親しまれている、世界中のレコーディング・スタジオで使用されているマイクロフォンです。
優れた音質とカーディオイド特性を活用して、ギター以外にもボーカル、ドラム、管楽器と様々な音源に対して使われています。
SM57と似て広い周波数応答を持った万能タイプのマイクなので、これ1本所持していると便利です。
3. AKG C414

一般的にはダイナミックマイクが使用されることが多いですが、更に繊細で高品質なサウンドを収音したい場合にはコンデンサーマイクが適しています。
高音質であるにもかかわらず、あまりスタジオで見かけない理由としては価格の高さと耐久性にあります。
AKG C414はコンデンサーマイクの中でも最も使用用途の広いマイクとして認知されており、非常に頼りになる一本です。
4. Neumann U87

AKG C414と同じく有名なコンデンサーマイクで何十年にも渡ってスタジオエンジニアの主力マイクとして君臨しています。
指向性(収音する音の範囲)を選べるデュアルダイヤフラムカプセルを備えており、エレキギター以外の様々な状況のレコーディングにも対応可能。
プリアッテネーションスイッチをオンにすることで、アンプのような大音量の収音に耐えることができ、カットオフ周波数をオンにすることで近接効果による不要な低音も除去することができます。
5. Sennheiser e609

Sennheiser e609はギターの収音に最適なスーパーカーディオイドタイプ(横からの音を遮断)の指向性を持っており、平らなボディなのでアンプの上から吊るすようにして収音することも可能。
バンドの一発録りやライブ環境のような場合に最適で、周りの楽器の音を遮断しながらギターのみをピックアップすることができます。
ギターやベースの収音に特化されたマイクといえます。
まとめ
エレキギターの録音におすすめのマイクを5つご紹介しました。
- ShureSM57
- Sennheiser MD421
- AKG C414
- Neumann U87
- Sennheiser e609
種類によっては驚くような価格であったり、精密で慎重な取り扱いが必要な製品もありますが、レコーディング環境と予算を考えた上で、高品質なマイクを手に入れることで即戦力となる武器になります。
録り音に満足できない場合やこれからレコーディングを始める場合には、まずは良いマイクを検討してみましょう。
以上、「エレキギターの録音に最適なマイクおすすめ5選」でした。