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GUITAR

ギター弦の選び方 | 種類によるサウンドの変化について

2021年9月26日

ギター弦

ギター弦の選び方 | 種類によるサウンドの変化について

ギターの最終的なトーンを決定するのに、弦の選択は非常に重要です。

ギター全体のサウンドは弦が振動することで始まり、その振動がエレキギターのピックアップまたはアコースティックギターのサドル、サウンドボード、ボディによって受け取られて再生されていることを考えると、弦自体の音色が重要なことはいうまでもありません。

市場では様々な種類の弦が販売されており、それらがどのようにギターサウンドに影響を及ぼすのかを見ていきましょう。

弦の太さ

ギターの弦の太さは楽器の音色に影響します。太い弦は、より濃くて重いトーンを鳴らし、反対に弦が細いと、音は細くて明るくなります。

太い弦は細い弦よりもテンションが高く、より多くのエネルギーが含まれています。弦が振動することにより音が出るので、太い弦の方が振動が分散するのに時間がかかるため、より長く持続的な音が得られます。

反対に細い弦はエネルギーが少ないので、得られるエネルギーは小さいですが、扱いが簡単でチョーキングなども行いやすいです。

弦の違い


太い弦は音量自体も大きくなります。これもアコースティックギターのサウンドボードまたはエレキギターのピックアップのいずれかに伝達されるエネルギーが多く含まれているためです。

  • 太い弦は細い弦よりもサステインが優れています。
  • 太い弦は細い弦よりも大きく、暖かみと低音が含まれています。
  • 細い弦は弾きやすく、少ない力で扱えます。
  • 細い弦は、高音と中音域に重点を置いているため、よりクリアで抜けの良いサウンドになります。 


これらを考慮して、どの太さの弦を張るかを決めましょう。

一般的にフィンガーピッキングが必要な曲を演奏する場合は、より細い弦を使用することをおすすめします。反対にメタルロックのようなヘヴィな音楽を演奏する場合は、太い弦がおすすめです。

また、初心者プレイヤーは弾きやすさを重要視するほうが良いので、弱い力で扱える細い弦から始めてみましょう。

弦の種類

弦の種類

ギターの弦自体の素材によってもサウンドは大きく異なります。

それぞれタイプの違うギター(アコースティック、エレクトリック、クラシック)と、それぞれに使用されている主な弦の素材について説明します。

エレクトリックギター弦の素材

エレクトリックギターの弦に使用される最も一般的な材料は、スチールとニッケルです。通常はどちらかを使用するよりも、両方を組み合わせて使用することで、さまざまなトーンを生成することができます。

スチール弦

スチール弦は非常に明るい音が特徴で、より高い周波数を鳴らすことができます。バンドアンサンブルの中でも埋もれずに抜けの良いサウンドを作りやすいです。

リードギタリストである場合や、メタルやハードロックを演奏する場合に適しています。

ニッケル弦

ニッケル弦はスチール弦よりもまろやかで丸みのあるサウンドが特徴
リズムギタリストや、ブルースやライトロックなどのスーツのジャンルに適しています。

アコースティックギターの弦素材

アコースティックギターはブロンズまたはブラスの弦を使用します。これは、ワイヤー自体が鋼でできており、真ちゅうまたは青銅でメッキされていることを意味します。2つの弦の素材の違いは次のとおりです。


ブロンズ

ブロンズはスチール弦と似たサウンド特性を持っており、まろやかで温かみのあるサウンドを生み出すことができます。深く滑らかな音色が必要な場合に最適です。

 

ブラス

ブラス弦はより明るい音を出します。よりシャープなトーンが必要な場合には適していますが、トーンが少し軽くなる可能性があるため、細すぎるゲージを使用場合は注意してください。 

弦の寿命

弦の交換

ギターの弦の使用期間による劣化は、楽器の全体的な音色を決定する大きな要因となり、古い弦と新しい弦を弾き比べるとあきらかに異なってサウンド特性になっています。

古くて摩耗したギターの弦は、新しい弦に比べて鈍い音になる傾向があり、一方、新しい弦はより明るく、クリアなサウンドが特徴です。

一部のロックプレイヤーは、劣化し高音が削れたまろやかな音色を求めていることもありますが、そうでない場合は、アンプの高音設定を上げることで、鈍いフラットなトーンを補正する必要があるのなら、弦を交換することをおすすめします。

古い弦には多くの欠点があり、より伸びやすくなっているので、チューニングが狂いやすくなります。また、腐食により変色し始めると、弦が固くなり、チョーキングやスライドといった奏法も難しくなります。

ギターの弦を交換する目安

ギターの弦がサウンドに影響することは分かりましたが、ではどれくらいの頻度で交換するのがベストなのでしょうか?

1日の練習時間により変動はしますが、一般的な経験則として100時間の演奏、または3~4ヶ月ごとのどちらかの期間でギターの弦を交換することをおすすめします。

これにより、明るくクリアなサウンドを維持しながら演奏を続けることができますが、ギターの弦の交換頻度は次のようないくつかの要因によっても異なります。

  • 弦のメーカーとモデル。高品質の弦は長持ちします。 
  • 練習の頻度。演奏時間が長いと劣化も早くなりますが、これは素晴らしいことです! 
  • 弦のメンテナンス。演奏の後、汚れたままの弦は腐食が速く、サウンドが損なわれる速度も早くなります。 


弦交換の合図

弦交換のタイミングの目安としては、次の項目をチェックします。 

  • 高音が落ちて鈍く聴こえる
  • 弦が硬く感じる
  • 弦を滑らせると指に摩擦を感じる
  • チューニングが安定しない


特にギターを弾いた後は、クロスでサッと一拭きするだけでも、汗による酸化を防ぐことができるので、弦の寿命が大幅に伸びます。

弦のコーティング

コーティング弦

弦のコーティングもサウンドに影響を与える要素として関係しています。

これはElixir(エリクサー)D'Addario(ダダリオ)XT NICKELシリーズ等の一部の新しい弦に施されている要素であり、すべてのギターの弦がコーティングされているわけではありませんが、最近はコーティングされた弦を使用するギタリストも増加している傾向にあります。

コーティングされた弦は、通常テフロンPFTであるポリマーで処理されており、プレーン弦には「アンチラスト」という腐食防止加工が施されている種類もあります。

コーティングは汗などによる腐食を防ぐことが主な目的で、先述したように、腐食は弦の摩耗を引き起こし、最終的にはギターの音色に悪影響を及ぼします。

コーティングされた弦を使用することで、明るくクリアなサウンドの状態をキープし、柔らかさも維持することができます。 

まとめ

ギターの弦がどのようにサウンドに影響を与えるのか?についてお話しました。

ギターの弦がサウンドを決定するのに、非常に重要であり、プレイアビリティを向上させる為にもなるべく新しい状態をキープするというのも重要になります。

コーティングされた弦も通常の弦に比べると、少々値は張りますが、寿命の長さやコーティング技術の向上によって通常の弦とほぼ同じようなパフォーマンスを発揮することもできるようになってきているので、メリットも多いので検討する価値はあるかと思います。

今回の内容を参考にしながら、ジャンルやプレイスタンスを考慮して、様々なギター弦の中から最適な製品を選びましょう。

以上、「ギター弦の選び方 | 種類によるサウンドの変化について」でした。


エレキギターの弦選び【ジャンルに合わせたおすすめを5つご紹介】

ギターの音質を向上させる簡単なメンテナンスとカスタマイズ


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