
【音痴の原因】意外とやっている?間違ったギターチューニングのやり方と解決策
「何度合わせてもギターの音がしっくりこない」「コードを弾くとなんだか音痴に聞こえる…」そんな風に悩んでいませんか?実はその原因、あなたの「ギターチューニング」のやり方にあるかもしれません。
ギターのチューニングは演奏の基本中の基本ですが、自己流の間違った方法で合わせていると、演奏中にすぐ音が狂ったり、正しい音感が身につかなかったりと、上達の大きな妨げになってしまいます。
この記事では、初心者の方が無意識にやってしまいがちな「間違ったギターチューニングのやり方」と、どうすれば正しく合わせられるのかという「解決策」を分かりやすく解説します。正しい方法をマスターして、気持ちよくギターを弾けるようになりましょう!
1. ギターチューニングの基本「音を下げながら合わせる」はNG!

チューニングの最大の鉄則は「低い音から高い音へ(音を上げながら)合わせる」ことです。
ペグ(ギターの頭についている糸巻き)を回して音を合わせる際、目的の音を通り過ぎて高くなってしまうことがありますよね。この時、そのままペグを緩めて音を下げて合わせていませんか?
実はこれを行うと、ペグの内部や弦に「たるみ(遊び)」が残ってしまいます。そのまま演奏を始めると、ギターを弾く振動でたるみが一気に解消され、演奏中にガクッと音が下がって狂う原因になります。
もし音が上がりすぎてしまったら、面倒でも一度目的の音よりグッと低くなるまで弦を緩めましょう。そこから再び、音を「上げながら」合わせるのが、チューニングを安定させる最大のコツです。
2. ギターチューニングを「1周」だけで終わらせている

「6弦から1弦まで順番に合わせたからバッチリ!」と思っていませんか?実は、ギターの弦を1回だけで完璧に合わせるのはプロでも至難の業です。
ギターのネック(持ち手の部分)は木でできています。そのため、チューニングをして弦をピンと張ると、その引っ張る力(テンション)でネックがわずかに前へしなります。
例えば、太い6弦側から順番に合わせていき、最後に細い1弦を合わせた頃には、全体の引っ張る力のバランスが変わってしまい、最初に合わせた6弦や5弦はすでに音がズレていることがほとんどなのです。
正確なギターチューニングを行うためには、6弦から1弦までを「最低でも2〜3周」繰り返して微調整するようにしましょう。
3. ギターチューニング中に弦を「強く」弾きすぎている

チューナーを見ながら音を合わせる時、ついつい力強く「ジャーン!」と弦を弾いてしまっていませんか?
実は、弦を強く弾いた瞬間は、弦が大きく引っ張られるため、本来の音よりも「少し高い音」が出てしまいます。そして、音が伸びていくにつれて本来の正しい音程へと落ち着いていきます。
強く弾いた瞬間の高い音に合わせてチューニングしてしまうと、普段の力加減で弾いた時に「音が少し低い」状態になってしまいます。
ギターチューニングをするときは、普段演奏する時と同じくらいの自然な力加減で、優しくピッキング(弦を弾くこと)をするのがポイントです。
【ちょっとした豆知識】
「弾いた瞬間の音に合わせるのか?」「音を長く伸ばした状態に合わせるのか?」というのは、実はギタリストの間でも好みが分かれます。自分の演奏スタイル(力強く弾くか、優しく弾くか)に合わせて微調整できるようになると、さらにワンランク上のチューニングができますよ。
4. ギターチューニングに「精度の低いツール」を使っている

いくら正しいやり方で合わせようとしても、基準となるチューナーの精度が低ければ、正しい音にはなりません。
最近は便利なスマホの無料チューナーアプリもたくさんありますが、スマホのマイクは周囲の雑音(生活音や他の人の話し声など)を拾いやすく、ギターの音だけを正確に測れないことがあります。
ギターの上達には、自分の中に「正しい音の基準」を身につけることが欠かせません。初心者の方こそ、ギターの先端に挟んで振動で音を拾う「クリップ式チューナー」や、足元に置いてケーブルで繋ぐ「ペダル式チューナー」など、精度がしっかり保証された楽器専用のチューナーを使うことをおすすめします。
5. 高いフレットの音が合わない?「オクターブチューニング」を放置している

「チューナーで見ると完璧に合っているのに、高い音(ハイポジション)を弾くと音痴に聞こえる…」という場合は、「オクターブチューニング」がズレている可能性があります。
オクターブチューニングとは、「何も押さえずに弾いた音」と「12フレット(ネックの真ん中あたり)を押さえて弾いた音」のズレをなくすための調整のことです。
ここがズレていると、せっかく基本のチューニングをしても、ギターソロや高い位置でのコード弾きをした時に不協和音になってしまいます。
ボディ側で弦を支えている金具(サドル)のネジをドライバーで回して前後に動かすことで調整できます。もし高い音を弾いた時に違和感があれば、オクターブチューニングのやり方を調べて挑戦してみるか、楽器屋さんでメンテナンスをお願いしてみましょう。
まとめ
ギターチューニングの間違ったやり方と、音を狂わせないための解決策をご紹介しました。
まとめると、以下のポイントを意識することが大切です。
- 音が上がりすぎたら、一度緩めて「音を上げながら」合わせる
- 1周で終わらせず、全弦を2〜3周繰り返して微調整する
- 普段弾くのと同じ、自然な力加減で弦を弾く
- スマホアプリではなく、精度の高い専用チューナーを使う
- 高い音がズレる場合は「オクターブチューニング」を見直す
間違った方法でギターチューニングを続けていると、無意識のうちに「ズレた音」に耳が慣れてしまい、ギター上達の大きな壁になってしまいます。
初心者の方はぜひ、今日から「正しいギターチューニング」を習慣にしてみてくださいね。きれいな和音が鳴るようになれば、ギターを弾くのがもっと楽しくなりますよ!