「ギター弾いてみた」の再生数を伸ばすたった3つのコツ【チャンネル登録1万超え】
「せっかく時間をかけてギター練習、撮影、編集したのにまったく再生が伸びない・・・」
弾いてみた系動画を投稿したことのあるギタリストなら誰もが経験する大きな壁であり、ここを抜け出すことは簡単なことではありません。
筆者自身も経験し、それでもネットを通じて演奏を観てもらえるというのが楽しくて、コツコツ続けてきたギターチャンネルがありがたいことに登録者が11000人(2020年7月)を超えました。
一度もバズるというものを経験したことがなく、コツコツ地道にやってきてからこそ感じたことや、演奏してみた系の再生数を伸ばすコツをいくつか紹介したいと思います。
動画が伸びない理由
伸ばすコツの前にまず、なぜ動画が伸びないのかを少し考えてみましょう。
そもそもYouTubeという性質上、どんなにクオリティーが高くても数本動画をアップしただけでは誰の目にもとまりません。
たまたまバズったり(インフルエンサーに拡散される等)、ほかのブログやSNSからの流入で大きく伸びることはあります。
演奏に自信があったのに全然再生されないと
「自分には魅力がないのかな・・・」と思ってしまいがちですが、そんなことはありません。
再生数が伸びずにモチベーションが下がってしまい、数本動画を上げただけで去っていくアーティストも多いですが、再生数が伸びないのは無名である以上、はじめは仕方がないことなのです。
再生されない=魅力がない
↓
再生されない=誰の目にもとまっていない
動画クオリティーももちろん大切なのですが、モチベーションを維持するためにも、まずは視聴者を獲得することを目指しましょう。
それでは再生数を伸ばすための3つのコツについてお話します。
1. 選曲
まず演奏を観てもらうために最も重要なのが「選曲」です。
趣味程度にネットに投稿するのなら自分な好きな楽曲だけを自由にアップしてもいいのですが、着実に再生数とチャンネル登録者を獲得していきたいのなら、弾きたい曲を弾くのをやめる。これが大切です。
自分のためにやっているのか、相手(リスナー)のためにやっているのかは明確に分ける必要があります。
次に、実際にカバーする楽曲の選曲方法は次の二つです。
- 最新曲
- 人気曲
基本的にはこの2つを狙ってカバーしていくといいでしょう。
最新曲の場合、初動の伸びが良く、そこから先はその楽曲が人気になるかどうかにかかっています。
人気楽曲の場合、初動のスタートダッシュはありませんが安定して伸び続けます。
結論、「人気アーティストの最新曲でいいんじゃん?」ってなるところですが、そんなに簡単にはいかないのがYouTubeの難しいところです。
もし耳コピに自信があって、光の速さでコピーして投稿することができれば確かにチャンスはありますが、このことを知っているギタリストもかなり多くいるのでなかなか難しいですね。
2. 競合調査
曲をある程度絞ったら、自分が今から弾こうとしている楽曲のライバルを調べます。
実際にYouTubeで検索してみて、どういったギタリストがカバーしているかを見て判断します。
ポイントとしては
- カバーしている人数の多さ
- 上位にいるチャンネルの登録者数
- 上位にいるチャンネルの投稿された日
この辺りに気を付けましょう。
カバーしている人数の多さ
カバーしている人が多いほど自分の動画を上位表示するのは難しくなります。
当然人気アーティストほどカバーしている数は多いので厳しいところなのですが、人気アーティストのマイナー楽曲が狙い目だったりも。
あと現役ではない、昔大人気だった根強いファンが付いているようなアーティストも伸びやすいです。
上位にいるチャンネルの登録者数
1番上の動画と2番目の動画ではCTR(クリック率)が倍以上違います。3番目以降ともなるとさらに差はつきます。
1つでも上の順位を狙うことがかなり再生回数に影響するので、ライバルが少ない楽曲でも上位にいるチャンネルが強い(登録者数が多い)場合はあまりオススメしません。
逆にいうとライバルが多くても上位にいるチャンネルがあまり強くない場合は狙い目です。
上位にいるチャンネルの投稿日
Googleはアルゴリズムを公開していないので憶測にはなりますが、おそらく古い動画よりも新しい動画のほうが優遇されているように思います。
古い人気楽曲の場合、上位の動画が数年前にアップされた動画であることも多いので、もしかするとトップを狙えるチャンスは十分あります。
しっかりと競合ギタリストをチェックして、なるべく被っていない楽曲から地道に視聴者を獲得していくのも戦略の一つです。
ある程度チャンネルに力が付いてきたと思ったら、ライバルの多い人気楽曲にチャレンジしてみましょう。
3. 映像クオリティ
意外な落とし穴がこれです。
もちろん我々ミュージシャンなので、演奏や音質のクオリティを上げようと注力してしまいがちですが、それよりも映像のクオリティのほうが遥かに重要です。
一般視聴者のほとんどはギターとベースの違いも分かっていないです。(ディスじゃないです)
ましてや音の良し悪しなんて関係なく、音楽に合わせて演奏している姿をみてカッコいいと感じている人がほとんどだということです。
「おっ〇いとかふと〇も出してるだけで、演奏下手くそなのになんでこんなに伸びてんだよ!」
こういった悔しい思いをしたことがあるギタリストは多いかと思いますが、これも映像クオリティのひとつだと言えます。
今もそういうことで再生数稼ぎすることについて定期的にTwitterで論争になっていたりしますが。
個人的にはギタリストが水着になるのと、グラビアアイドルがギターを弾くことぐらいの違いかなって思っています。(?)
他にも一眼レフを使ってギターに焦点を合わせて背景をぼかした映像や、複数のカメラやテイクを重ねていろんな角度からの映像などは再生数が伸びやすいです。
なにより動画内の映像クオリティはサムネイルにも影響するので、かなり注力するべきだと思います。
どうしても発信側としては同じギタリストや音楽人を意識して動画を作成してしまいますが、一般視聴者に合わせて目線を下げた動画作成を意識してみましょう。
まとめ
ほかにも再生数を伸ばすコツは色々あり、筆者の場合だと「TAB譜」「奏法解説」「音作り」も付加価値として動画内に張り付けたりしています。
一般的には「視聴維持率」が再生数を伸ばすためにもっとも重要な指数と言われていますが、弾いてみた系だと動画の内容がみんな同じなのでなかなか工夫するのが難しかったりもします。
伸びている「弾いてみた」系のギタリストが何をしているのかをチェックするのも大事です。
どうすれば動画が伸びるか?を考えるのもYouTubeの楽しさだと思っているので、色々試行錯誤して試してみましょう。
以上、ギター弾いてみたの再生数を伸ばすたった3つのコツでした。
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