ネオソウルギターで使える5つのおしゃれコード
ネオソウルは、ソウルの要素と、R&B、ヒップホップ、エレクトロニック要素の現代的な要素を組み合わせた音楽スタイルで、その特徴的なサウンドは洗練されたギターのフレーズにも表れています。
ネオソウルギターの奏法は、ジャズやファンクのテクニックを取り入れたものであり、拡張されたコードボイシングや、メロウな音色を使い、オーディエンスを魅了しています。
今回はネオソウルギターでよく使われるおしゃれなコードについて紹介します。
EM9
EM9コードは、ジャズやファンク、R&Bなどの音楽スタイルでよく使用されるコードの一つで、豊かな響きと独特な雰囲気を持っています。特にノスタルジックでエモーショナルな感覚を表現するのに適したサウンドを鳴らすことができます。
EM7コードに9度の音を加えたものであるため、EM7コードと同同じようにEメジャースケールの音を使ったソロ演奏や、EM7コードからの転調によるコード進行において使われることが多いです。
Dm9
マイナー9thコードはネオソウルでよく使用される代表的なコードの一つです。
ネオソウルらしい浮遊感のあるサウンドで、音域も広く、比較的弾きやすいことから多用されています。5弦の 5度の音程を省略して、代わりに1弦の高い9thが鳴っています。
通常は、人差し指でセーハして、中指でルート音、小指でトップノートを押さえます。
C7♭13
C7♭13は、C7コードの13度を半音下げたもので、構造的には5度を半音上げた形になります。このコードは、ジャズやブルース、ファンクなどの音楽で頻繁に使われるコードの一つで、スパイシーな音色が特徴的です。
C7コードと同じく、ドミナント7thコードの一種であり、属音和音として使われることが多いです。コード進行の中で、次に来る和音に向かう力が強く、緊張感のある音楽表現ができます。
C7♭9
C7コードに♭9thを加えた和音で、ジャズやブルースのコード進行でも頻繁に使用され、比較的ダークな雰囲気を持ったコードです。
このコードは、ドミナント7thコードのテンションの一種であり、C7コードのフラット9thを加えることで、不協和音的な響きを強く持っています。
和声進行の中での転調や、コード進行の中でのサスペンドなど、表現の幅を広げるためによく使用されています。
Dm11
Am11コードは、ジャズやR&B、ソウル、ファンクなどの音楽スタイルでよく使用されるコードの一つで、暗めの雰囲気を持ち、落ち着いた印象を与えます。
ジャズ感の強いサウンドを持ち、マイナーコードの代わりとしてこのシェイプを使うことで、おしゃれな響きになるのでネオソウルにも最適です。また、コードにわずかにsus2の雰囲気を与える9度の音も特徴的です。
まとめ
ネオソウルで使える5つのおしゃれギターを紹介しました。
ネオソウルで使われているコードは比較的難易度の高いコードが多いです。テンションノートを加えたものが多く、独特の浮遊感や都会的なサウンドが特徴となっています。
今回紹介したコードは、キーを変更して使うこともできるので、是非自作曲に取り入れてみてください。
以上、「ネオソウルギターで使える5つのおしゃれコード」 でした。