音楽を宣伝、拡散する為の5つの主要な音源アップロードサイト
インターネットやSNSの普及は音楽業界の形を大きく変化させました。
複数のSNSを介した音源共有や、デジタルテクノロジーを利用した効果的なマーケティング手法は、もはや現代のミュージシャンにとっては一般的となりました。
しかし、今でも多くのミュージシャンは、自分の音楽をアップロード、共有、宣伝するための適切なオンラインプラットフォームの選択に苦労しているという事実があります。
ターゲット層に最も人気のあるコミュニティや、プラットフォームの強みを理解することで、自分の音楽がリスナーの耳に届く可能性が高まります。
1. SoundCloud
2007年に設立された「SoundCloud」
一時期は閉鎖の危機にまで追い込まれましたが、現在は世界で最も優れたオーディオ配信プラットフォームの一つであり、毎月1億7500万人をこえる訪問者がいます。
フリーストリーミングであり、配信者の設定によってはダウンロードも可能で、これまでの長い歴史からも考えて、この地位が簡単に揺らぐことはありません。
その社交性と共有、Twitterのような拡散力の強さが特徴で、ビッグアーティストから新人のアーティストまでの大多数はSoundCloudを利用して音楽をアップロードしています。
ホームの「ニュースフィード」スタイル、リポスト、お気に入り、再生リスト、グループコミュニティー等はSoundCloudの持つ大規模なライブラリを拡大するのに大きな役割を果たしています。
最近ではCOVID-19関連で困窮しているアーティストの為に、ダイレクト課金が可能な仕組みが導入されたりとと、業界の支援活動にも取り組んでいます。
2. Spotify
過去数年にわたり、Spotifyは非常に強力なデジタル音楽サービスになる道を歩み、現在も音楽ストリーミングビジネスのトップに君臨しています。
Spotifyは79以上の国に展開されており、その総ユーザーは2.86億人を超えています。
Spotifyでは、聴きたい音楽を検索したり、Spotifyからおすすめされた音楽を聴いたり、友達やアーティストが聴いている音楽を知ることによるSNS要素や、自分好みのプレイリストを作ったりと様々な楽しみ方があります。
無料のユーザーは頻繁に広告が出ますが、プレミアムユーザーは広告なしだけでなく、オフライン/モバイルアプリで音楽を楽しめます。
Spotifyはブランド価値、提供機能の多くが優れていますが、このプラットフォームが現在の個人ミュージシャンに必ず必要であるという訳ではありません。
Spotifyにアップロードすることで確かにオフィシャル感が強くなりますが、ストリーミングの観点とゼロからのファンベースを構築するにはSoundCloudのほうが新人アーティストには向いています。
3. Apple Music
Apple Musicのブランド価値の高さは説明不要です。
利用人数だけで見ると、無料プランのあるSpotifyに軍配が上がりますが、音楽関連=Appleの信頼度の高さがあります。
リスナーからすれば、お気に入りのアーティストの作品を経済的にサポートすることができるプラットフォームでもあり、アーティストはiTunesからの購入にも期待できます。
音楽を購入するオプションを提供したい個人ミュージシャンなら、Apple Musicへのアップロードはその為の主要な方法です。
Apple Musicは曲数やコンテンツの種類が豊富そのどれもが広告無しで聴き放題となります。
音楽だけでなくMVなどの映像もあり、数ある定額制ストリーミングサービスの中でも豊富な楽曲数を誇っており、またApple Music限定で先行配信される楽曲や、Apple Music限定のライブ音源シリーズなども存在しています。
4. YouTube Music
動画プラットフォームであるYouTubeですが、そこから音楽用途に最適化されたのが「YouTube Music」です。
もともとYouTube自体の音楽視聴率も非常に高いというデータもあり、YouTube Music最大の特徴は、YouTube上にあるMV(ミュージックビデオ)の音声だけを再生できることです。
これにより、YouTube Music用に用意された音源だけでなく、YouTubeにアップされている動画の音声が聴けるようになるため、ストリーム配信前の楽曲等、他サービスと比較してたくさんの楽曲がラインナップされているといえます。
あなたが新生のアーティストなら、まずは名刺代わりとなるミュージックビデオの作成に質の高い時間と努力を注ぐ必要があります。
そして、あなたのビジュアルを世界と共有するときが来たら、それらをYouTubeにアップロードします。
YouTubeのように映像も同時に観れるような環境では、必ずしも曲の強さではなく、音楽に更なる命やストーリー吹き込むことができるビジュアルで、多くの評価を得ることです。
5. BandCamp
Bandcampは、この音楽プラットフォームのリストの中でも最も特殊な位置になります。
Bandcampの特徴はレーベルに所属していない個人でも気軽に曲を販売できるサイトです。
しかし、クオリティの低い曲ばかりが集まったサイトではなく、有名なレーベルもBandcamp上で運営していたりと良質なリリースも数多くあります。
このウェブサイトは主に独立した個人のミュージシャンを対象としていますが、アーティストとファンの両方からニッチなファンを引き付ける傾向があります。
楽曲の販売価格以上の値段もリスナー側が価格を自由設定することが出来るので、投げ銭のようにリスナーにとってはアーティストに対しての支援がしやすい環境です。
以上、「音楽を宣伝、拡散する為の5つの主要な音源アップロードサイト」でした。
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