【2021年トレンド】最近のヒットソングに使われているコード進行はこれ!
コード進行の王道パターン5選【派生コードも紹介】でも紹介しましたが、邦楽のヒットソングにはよく使われている王道コード進行パターンというのが存在します。
そのまま「王道進行」や「小室進行」「カノン進行」等、国内外問わず非常に多くのヒットソングに使用されてきたコード進行達で、このコード進行を使えば売れる!とまで言われているほどです。
現在でも頻繁に使用されていますが、トレンド的な流れもあり、この中でもさらに2021年において頻繁に使用されていたコード進行というのがあります。
それがこちら。
FM7→E7→Am7→C7 (Ⅳ→Ⅲ→Ⅵ→Ⅰ)
「Just The Two of Us」に使用された40年前の大ヒット曲で用いられたコード進行が、現在もJ-POPで多く聴かれており、「Just The Two of Us進行」や「丸サ進行」として注目されています。
メジャーとマイナーが入り混じった少し浮遊感のある情緒溢れるコード進行で、ループさせやすいことからエレクトロやヒップホップ系の音楽にも使いやすいです。
使用されている楽曲
ここ最近のヒットソングで「Just The Two of Us進行」が使われている楽曲をいくつかご紹介します。
YOASOBI - 夜に駆ける
Ado - うっせぇわ
yama - 春を告げる
Reol - 第六感
丸の内サディスティックが火付け役?
「丸サ進行」と呼ばれる由来ともなっている椎名林檎の楽曲。
1999年に発表された当時はリード楽曲ほどの人気曲ではなかったのですが、ここ数年リリース当時を知らない10~20代の間で注目を集めておりリバイバルヒットを生んでいます。
どの世代が聴いても情緒溢れる楽曲雰囲気を、自分も取り入れたいと考えるミュージシャンが多いことが理由の一つとなり、現在の多くのヒットソングに採用されています。
Aメロ、Bメロ、サビと一曲通して使えるコード進行なので、クールなエレクトロ要素の強い楽曲が多い印象です。
まとめ
もちろん「Just The Two of Us進行」を使えばすべて名曲になるという訳は無く、その他のたくさんの音楽的な要素が混ざり合って成り立っています。
シンプルなメロディーでもおしゃれに聴かせることができる、万能なコード進行であることは間違いないですが、個人的には他のメジャーなコード進行よりも使いどころが難しい進行だと思っています。
少し大人な情緒あふれる楽曲イメージを表現したいときに使ってみてはいかがでしょうか。
以上、「【2021年トレンド】最近のヒットソングに使われているコード進行はこれ!」でした。