Synthesizer V 重音テトの歌声をチェック!人気曲をアカペラで歌ってもらった
Synthesizer V 重音テトを検討しているけど、実際にどのような歌声なのか?上手く歌わせるには高度な「調声」技術が必要ではないか?といったことが気になっている方も多いかと思います。
今回は、ほぼベタ打ち(細かいパラメーターの調整はなし)の状態で、今流行りの人気曲をアカペラで重音テトに歌ってもらいました。
Synthesizer V
Synthesizer V(シンセサイザー・ブイ)は、Dreamtonics社によって開発された歌声合成シンセサイザーソフトウェアです。
ボーカルトラックを合成・制作するためのツールであり、歌唱データをMIDI入力やテキスト入力から生成し、音声合成を行うことができます。
歌声データベースを追加インストールすることで、重音テトやSaki等、様々なキャラクターの歌声を選択することができるようになります。
重音テトの声質について
Synthesizer V AIは、直感的な操作性と編集の簡単さで知られており、特に今回の「重音テト」を含むAI版では、ベタ打ちで人間の如く自然な歌声を簡単に生成できることが特徴です。
さらに、Joyful / Cute / Power / Mellowの4つの歌唱スタイルを備えており、それぞれをパラメーターで合成できるので、無限の声質が少しずつ異なります。
音域による違い
それでは、実際にまずはすべてのパラメーターを0にした状態で、音域による声の違いをチェックしてみましょう。
C5の音域が一番心地良い感じがしますね。
声色を変更してみた
続いて、C5の音域でJoyful / Cute / Power / Mellowのそれぞれを最大150%にした声色をチェックしてみましょう。
どうでしょうか?個人的にはロックに合いそうなPowerメーターを上げたときの歌声が好きです。
人気楽曲を歌ってもらう
それではここから、最近流行の5曲を実際に打ち込んでみて歌声をチェックしてみましょう。
違いが分かりやすいように、パラメーターはすべて0の状態にしています。
YOASOBI - アイドル
Honey Works - 可愛くてごめん(feat. かぴ)
yukopi - 強風オールバック
新しい学校のリーダーズ - オトナブルー
優里 - ドライフラワー
ベタ打ちでこのクオリティは凄いと思います。しゃくりやビブラートなども、AIがメロディーを判別して自動的に適用してくれています。
Synthesizer Vを使った重音テトの歌声の感じはつかめましたか?
その他の機能
このほかにもラウドネス、テンション、ブレス等の歌唱に関わる色んなパラメーターや、ピッチ感のコントロールやビブラートの調整も可能です。
さらに、AIリテイク機能を使うことで、歌い方や微妙なピッチ感を変えた複数のテイクを、たったワンクリックで生成することがきます。
筆者はボカロも所有していますが、Synthesizer V AIはベタ打ちの時点でも非常に高いクオリティなので、ほんの少しの調声でかなり納得いく声色が手に入ります。
今回の内容を参考に、検討してみてください。
Synthesizer Vの使い方:ボーカル打ち込みから調声までを分かりやすく解説
お気に入りのアーティストの声でAIカバー楽曲を作る方法