ローファイ音楽を作成するのに最適な5つのVSTプラグインソフト
ローファイ音楽は10年前ぐらいから人気ですが、最初のトラックは90年代にアンダーグラウンドな音楽シーンで登場したと言われています。
アーティストやビートプロデューサー達は意図的にノイズを付加したり、音を削り落としたりして、アナログ特有の温もりをトラックに付与します。
今回はトラックにノスタルジック感を加えて、ヴィンテージサウンドを実現するのに最適な5つのローファイ音楽用プラグインソフトを紹介します。
XLN Audio RC-20 RETRO COLOR
XLNAudioのRC-20 Retro ColorはヒップホッププロデューサーやLo-Fiクリエイターに非常に人気の高いエフェクトプラグインです。
ミックス内の任意のトラックに、ヴィンテージ感やキャラクターを追加する為の6つのエフェクトモジュールが揃った便利なエフェクトで、これ一つだけでローファイミュージックを作成することも可能です。
微量のテープヒスノイズやチューブサチュレーション、壮大なアンビエントリバーブやピッチを変えるワウフラッターまで様々なエフェクトを搭載。
iZotope Vinyl
Vinylは無料でダウンロード可能な優れたローファイエフェクトです。
ヴィンテージターンテーブルサウンドを必要とする楽曲制作に最適で、レコード再生で発生するアナログノイズといったノスタルジックな要素を個別にコントロールし、お好みのレコードサウンドに仕上げることが出来ます。
シンプルな操作で、ほこり、傷、音飛び、経年変化したメカノイズ等をトラックに付与します。
Keyzone Classic by Bitsonic Audio
BitsonicAudioのKeyzoneClassicは無料で利用できるピアノソフトで、クラシックな雰囲気漂う5つのプリセット(Keyzone 1のピアノ、Yamahaグランドピアノ、Steinwayグランドピアノ、Basic Electric Piano、Rhodes Piano)を搭載。
シンプルなピアノソフトウェアでありながらも、ノスタルジックな空気感を演出することができます。
Arturia Tape MELLO-FI
Tape MELLO-FIはArturiaが開発するローファイテープエフェクトです。
サウンドにテープ特有のアナログ色を付けたい場合に最適なツールの一つで、使いやすいプリアンプとテープモジュールが備わっており、それぞれにヴィンテージ感を付与するためのパラメーターが付いています。
無料のデモ版もあるので、気になる方はそちらから試してみてはいかがでしょうか。
Beatskillz SampleX V3
SampleX V3は様々なヴィンテージ・ハードウェア・サンプラー特有のサウンドを再現する、シミュレーターエフェクトです。
ドラムにグリットやクランチを追加したり、微妙な質感から大胆な変化まで、SampleXを使用することで、色々なヴィンテージサウンドデザインのニーズを満たすことができます。
6つの象徴的なビンテージサンプラーと新しいマルチコンボリューションシステムで、ローファイトラックの作成に最適です。
まとめ
ローファイ音楽を作成するのに最適な5つのVSTプラグインソフトをご紹介しました。
- XLN Audio RC-20 RETRO COLOR
- iZotope Vinyl
- Keyzone Classic by Bitsonic Audio
- Arturia Tape MELLO-FI
- Beatskillz SampleX V3
これらのプラグインを使用することで、シンセ、ドラム、ギター、ピアノといった様々な楽器に対して、ノイズを付加したり、レコード、テープといったアナログ特有のあたたかみのあるサウンドに仕上げることができます。
無料で利用できる製品もいくつかあるので、まずはそちらで試してみて、気に入ったら有料版にアップグレードしてみてはいかがでしょうか。
以上、「ローファイ音楽を作成するのに最適な5つのVSTプラグインソフト」でした。
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