【2024年最新】最上位モデルの人気マルチエフェクターおすすめ7選
マルチエフェクターやアンプシミュレーターといった各種プロセッサーは、ギターの音作りに欠かせないツールです。ギタリストの理想とするサウンドを表現するための様々な機能とエフェクトを搭載し、これまでに様々なブランドから多くのマルチエフェクターがリリースされています。
マルチエフェクターは、これまでの個別に使用するコンパクトタイプとは異なり、マルチエフェクター1台でギターの音作りに必要なすべての要素をカスタマイズできる作りになっており、最近ではアンプをシミュレートしたり、音の「鳴り」を記録したIR(インパルス・レスポンス)機能を搭載したモデルも多くリリースされています。
そこで今回は、ミュージシャンにとってライブセットやレコーディングに組み込むことができる、最上位モデルのマルチエフェクターのおすすめ製品をいくつかご紹介します。
コンパクトエフェクターとマルチエフェクターの違い
コンパクトエフェクターは単一のエフェクトのみを搭載した製品なので、取り扱いが簡単でマルチに比べると比較的低価格の製品が多くラインナップされています。
必要なエフェクトがある程度決まっている場合や、ボードに入れて持ち運びも容易なので必要最低限の機材でセットアップしたい場合におすすめできます。
マルチエフェクターは、様々なエフェクトモデルが搭載されたデジタル製品で、機種にもよりますが約50~200種類くらいのエフェクトを選択して、組み合わせて使用することが可能です。
最近だとエフェクトに追加してアンプやマイク、キャビネットモデルも搭載したいわゆる「ギタープロセッサー」と呼ばれる製品も多く、操作はやや複雑ではありますが、サウンドを作り込みたい方や、多くのプリセットを用意したいギタリストにおすすめできます。
マルチエフェクターのメリット
マルチエフェクターの最大のメリットはなんといっても1台で何100種類のエフェクトを使用できる点です。
歪み系や空間系など複数のエフェクトを組み合わせたい時は画面上でコントロールするだけで完了するので、コンパクトエフェクターのようにパッチケーブルで繋いだり、エフェクトが増えるにつれて機材が大掛かりになるといったこともありません。
また、マルチエフェクターにはヘッドフォンアウトやラインアウト、製品よってはオーディオインターフェイスも搭載しているので、PCで使うDAWに取り込むのが非常に簡単です。
アンプシミュレーターが搭載されていれば、スタジオやライブハウスで直接スピーカーからアンプサウンドを出すことも可能になります。つまりギター本体とマルチエフェクターだけあれば環境に左右されずに同じようなサウンドを鳴らすことが可能になります。
それでは、ここから最新マルチエフェクターのおすすめ製品を5つご紹介します。
Line 6 Helix
Line 6 Helixは、リアルでレスポンスに優れたギタートーンを作り出し、直感的で分かりやすいインターフェースが特徴のマルチエフェクターです。これまでに製造された中で最も強力なマルチエフェクトプロセッサーとして、多くのギタリストから支持を得ています。
ギタリストに必要な複数の機能を搭載し、大ボリュームの62×アンプ、37×キャビネット、16×マイク、104×エフェクトを搭載(アップデートで随時追加)しているため、これ一台でほぼすべてのギタリストのニーズに応えてくれます。
Helixは、すべてのエフェクトの合理化されたコントローラーとして、またはスタジオでギターを録音するための高品質なオーディオインターフェイスとしても使用できます。
Neaural DSP Quad Cortex
Quad Cortexは、革新的なニューラルネットワーク技術を搭載し、高い精度と自然なダイナミックレスポンスで、様々な機材の最先端のエミュレーションを数多く搭載しているマルチエフェクターです。
従来のモデリング技術とは異なり、実際のギターアンプ、キャビネット、エフェクターをAIで学習し、忠実に再現します。2GHzのクロック周波数を誇るクアッドコアSHARCアーキテクチャーを採用し、絶大なプロセッシングパワーが制限のないサウンドデザインの可能性を提供します。
Neural Captureでは、お気に入りのリグ(アンプ、キャビネット、歪など)のサウンドをキャプチャーし、簡単に共有することが可能です。
Fractal Audio Systems FM9 MARK II Turbo
4コアDSPを採用した、Fractal Audio System史上最もパワフルなフロアユニット。同社のフラッグシップモデルである「Axe-Fx III」と同等の音質を実現しています。
4つのDSPチップを搭載することで、従来のFM9 MARK IIよりも処理能力が大幅に向上し、14×6のレイアウトグリッドを備え、プレーヤーのニーズに応えたPresetデザインとオーディオルーティングに対応。これまでよりも複雑なエフェクトチェーンを構築することができます。
9つのオンボードフットスイッチは、512のPresetと各Presetに含まれる8のSceneを瞬時にリコール可能なだけでなく、エフェクトブロックのダイレクトON/OFFやチューナーのON/OFF等、コントロール面でもユーザフレンドリーな仕様になっています。
Headrush Prime
Headrush Primeは、リアルで反応の良いギターエフェクター、ベースエフェクター、ボーカルエフェクター、アンプ、キャビネットエフェクター、オンボードルーパー、IRロードの膨大なライブラリーを収録されたマルチエフェクターです。
細かく調整されたクアッドコアプロセッサと、直感的な操作が可能な7インチタッチスクリーンを搭載し、お気に入りのアンプモデルを簡単に作成することが可能。さらに、HeadRush Cloud内蔵Wi-Fiで直接共有することができます。
Primeは、Antares Auto-Tuneを含む、素晴らしいサウンドと使いやすいボーカルFXのパッケージを搭載しているので、ボーカリストの方でも自然な形で音程を修正することが可能です。
Fender Tone Master Pro
世界的ギターブランドの「Fender」のTone Master Proは、プロミュージシャンのために妥協することなく設計された、Fender初のデジタルサウンドプロセッサーです。独自のTone Masterモデリングプロセスにより、世界で最も愛される100種類以上のアンプとエフェクトを完璧に再現します。
Tone Master Proは8つの強力なコアプロセッサーを搭載し、驚異的なサウンドクオリティと直感的なインターフェイスの組み合わせにより、最もパワフルで、最高のサウンドと使いやすさを兼ね備えたギタープロセッサーの一つです。
大型の7インチフルカラータッチスクリーンと馴染みのあるグラフィックにより、パフォーマーからスタジオミュージシャンまで、あらゆるプレイヤーに最適です。
BOSS GT-1000
BOSS GT-1000マルチエフェクトプロセッサーは、ギターの音色と品質を完全に変える豊富なエフェクトとモデリング機能の組み合わせを特徴としています。超強力な32ビット/ 96kHzプロセッサーを搭載し、各モデルを真の信頼性で再現しているため、リスナーはそれらの音がモデリングされたサウンドとは思わないほど高品質です。
大規模なペダルボードの代わりとしても使用可能で、複数のコンパクトエフェクター持ち歩く代わりに、このBOSSペダルをケースに入れて、GT-1000のみを使用してライブサウンドのあらゆるサウンド演出に対応することが可能です。
BOSSならではのコストパフォーマンスの高さで、高品質を求めているギタリストにとっては価格以上の最高のサウンドを提供してくれます。
Mooer GE300
Mooer GE300は、108種類のアンプモデル、164種類のエフェクト、43種類のキャビネットシミュレーションを収録しており、幅広い音作りに対応できます。新たなSYNTH ENGINEにより、特別なピックアップ等を使うこと無く、ギターシンセのサウンドを作ることも可能。
10個のカスタムできるフットスイッチや、プログラミングできるステレオエフェクトループ、30分のルーパー、USBオーディオインターフェイスなど多彩な機能を搭載。さらに進化したTone Capture機能により、アンプサウンドだけでなくギターのサウンドをキャプチャすることも可能に。
高機能なマルチエフェクターでありながら、リーズナブルな価格を実現し、シンプルで使いやすいインターフェースにより、初心者でも簡単に操作することができます。
まとめ
2024年最新の最上位モデルの人気マルチエフェクターは以下の通りです。
- Line 6 Helix
- Neaural DSP Quad Cortex
- Fractal Audio Systems FM9 MARK II Turbo
- Headrush Prime
- Fender Tone Master Pro
- BOSS GT-1000
- Mooer GE300
どの製品もデジタル技術の進歩に合わせて素晴らしいサウンドシステムを構築し、スタジオからライブまで手軽に持ち運ぶことが可能になりました。
今回は各メーカーのフラッグシップとなる最上位のモデルをご紹介しましたが、安価でコストパフォーマンスに優れた製品もリリースされているので、予算と環境に合わせて最適なマルチエフェクターを探してみてください。
以上、「【2024年最新】最上位モデルの人気マルチエフェクターおすすめ7選」でした。
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