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自分で作ったオリジナル曲を実際にプレイリストに載せる為の7つのステップ

自分で作ったオリジナル曲を実際にプレイリストに載せる為の7つのステップ

現代音楽の世界は、デジタルが主流になりつつあり、常に変化し続けています。その中で自分の音楽を際立たせ、ファンを増やすのは、簡単なことではありません。

SpotifyやApple Musicをはじめとするデジタルプラットフォームには無数の曲が溢れ、自分の音楽を見つけてもらうのは至難の業です。しかし、デジタル配信が普及することで個人のクリエイターであっても、世界中のリスナーに音楽を届けるチャンスも同時に獲得することができます。

そのチャンスを広げる鍵の一つが、プレイリストです。プレイリストは、特定のジャンルや状況に合わせて集められた楽曲のことで、音楽ストリーミングでは欠かせない存在となっています。もし、自分の曲がプレイリストに入れば、多くの人に聴いてもらえるだけでなく、新たなファンを獲得することも期待できます。

そこで今回は、自分の曲をプレイリストに入れる為のステップをいくつかご紹介します。

ステップ1 : 音楽を世界に配信する

プレイリストに入ることを目指す前に、まずは自身の楽曲を各種ストリーミングプラットフォームで聴けるようにしましょう。Spotify、Apple Music、Youtube Music、Amazon Musicなどが主なプラットフォームです。

通常はTuneCore、DistroKid、CD Babyなどのディストリビューターサービスと呼ばれる配信サービスを使って各種プラットフォームから配信することができます。これらのサービスは、自作曲を様々なプラットフォームに届け、より多くの人に聴いてもらえるチャンスを広げます。ただし、配信前に、音楽の音量が適切か確認しておきましょう。

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ステップ2 : プレイリストの種類を知る

プレイリストの種類を理解することは、あなたの曲を適切な場所に届けるために非常に重要です。プレイリストには、主に3つの種類があります。

  • 編集プレイリスト
    ストリーミングプラットフォームの担当者が選曲するプレイリストです。
  • アルゴリズムプレイリスト
    プラットフォームのシステムが、リスナーの好みや行動に基づいて自動で作るプレイリストです。
  • ユーザー生成プレイリスト
    一般のユーザーやインフルエンサーが作るプレイリストです。

それぞれのプレイリストの特徴や選曲基準を理解し、効果的なアプローチをすることで、自分の楽曲をより多くの人に届けることができます。

ステップ3 : 編集プレイリストに挑戦しよう

編集プレイリストは、ストリーミングプラットフォームの音楽専門家チームが選曲するプレイリストです。彼らは音楽トレンドや特定のテーマ、ムード、ジャンルなどに基づいて、新旧さまざまな楽曲を厳選しています。

SpotifyやApple Musicの場合、アーティストが未発表曲をプレイリストに提案できるシステムがあります。リリースの2週間前までに曲を提出することで、新作プレイリストに掲載される確率が上がるという仕組みもあるので、まずは新曲リリースをこの編集プレイリストに載せることを目指してみましょう。

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ステップ4 : キュレーターと繋がる

ユーザー生成プレイリストのキュレーターと繋がることは、大きなチャンスを秘めています。音楽ストリーミングサービスにおけるキュレーターとは、プレイリストを作成・管理する人のことを指します。

SpotifyやApple Musicなどのプラットフォームには、プレイリストのページから直接キュレーターにメッセージを送れる機能があります。また、多くのキュレーターは、TwitterやInstagramなどのSNSでアカウントを持っています。DMを送ることで、直接連絡を取ることができます。

キュレーターとの繋がりは、特定のテーマやジャンルに興味を持つリスナーに直接音楽を届けられるだけでなく、ファン層の拡大、コミュニティへの参加、直接的なフィードバックの機会、そして長期的な関係構築など、多くのメリットがあります。

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ステップ5 : アルゴリズムプレイリストを目指そう

音楽ストリーミングサービスのアルゴリズムプレイリストは、個々のリスナーの音楽体験をパーソナライズする自動生成プレイリストです。過去の再生履歴や好みに基づき、新しい音楽をおすすめしたり、好みの音楽をリスト化して提供します。

プレイリスト内容としては「Discover Weekly」や「Release Radar」など、色んなテーマで展開され、リスナーの音楽体験を向上させるのに貢献しています。アルゴリズムは、リスナーの行動データを収集・分析し、好みに合う楽曲を選曲、プレイリストを生成します。

アルゴリズムプレイリストに掲載されるには、データが重要です。再生回数、保存数、いいね!数などが多ければ、プレイリストに入る可能性が高まります。SNSでファンと交流し、積極的に音楽をシェアしてもらいましょう。

ステップ6 : 継続してリリースする

音楽ストリーミングサービスのプレイリストに載せるためには、継続的に新曲をリリースすることが非常に重要です。新曲を出すたびに、アルゴリズムの注目を集め、新たなリスナーを獲得するチャンスが広がります。

また、定期的なリリースは、アーティストとしての活動を示す指標となり、プレイリストのキュレーターからの信頼を得る上でも有利に働きます。さらに、新曲を通じて様々なテーマやジャンルに挑戦することで、より幅広い層のリスナーにアピールし、新たなプレイリストへの掲載の可能性も高まります。

継続的な創作活動とリリースは、プレイリストへの掲載だけでなく、アーティストとしての成長と長期的な成功にも繋がります。プレイリストに入るには、忍耐と質の高い音楽、そしてファンとの交流が欠かせません。音楽をコンスタントに発表し、ファンとの繋がりを大切にしましょう。

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ステップ7 : プレイリスト配信サービスを検討する

プレイリスト配信サービスとは、アーティストの楽曲を様々なプレイリストに売り込むことをサポートするサービスです。これらのサービスは、主にSpotifyやApple Musicなどのストリーミングプラットフォームを対象としており、アーティストとプレイリストキュレーターとの間を繋ぐ役割を果たします。

もちろん、継続的なリリースとファンとの交流で、自然的に成長していくのが理想ですが、予算に余裕がある場合は、SoundCampaignPlaylist Pushのようなプレイリストへの掲載をサポートするサービスに投資することも検討してみましょう。サービスによって効果は異なるので、実際に利用するときは慎重に選ぶようにしましょう。

まとめ

デジタル時代の音楽シーンでは、プレイリストへの掲載がアーティストの成功に欠かせません。TuneCoreなどのディストリビューターサービスで楽曲を世界に配信し、編集・アルゴリズム・ユーザー生成の3種類のプレイリストの特徴を理解してアプローチしましょう。

継続的な新曲リリースとファンとの交流も重要です。予算があれば、プレイリスト配信サービスの利用も検討しましょう。これらのステップを踏むことで、あなたの音楽はより多くのリスナーに届き、音楽活動の成功に近づくことができるでしょう。

以上、「自分で作ったオリジナル曲を実際にプレイリストに載せる方法」でした。


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