バンドライブの集客を増やす為にやるべき5つのこと
アマチュアバンドにとって最大の壁と言ってもいいのが「ライブ集客」ではないでしょうか?
良い曲を作って、しっかり練習しているのに、なかなかライブに足を運んでもらえない…。始めは身内や友達回りに頼ってなんとかやっていけてるものの、この先が不安…。
どうしていいか分からず、なんとなくライブを消化してしまっているバンドマンの人達も多いと思います
ファンを獲得するのは簡単なことではありませんが、ライブ集客を増やすためにオンラインとオフラインの両方でやれることはたくさんあります。
そこで今回は、バンドライブの集客を増やすコツについてご紹介します。
1. ウェブサイトのライブスケジュール更新
基本的なことですが、バンドホームページやSNSアカウントのライブスケジュールをしっかりと継続して更新し続けましょう。
潜在的なライブファンはネット情報を頼りにライブハウスに足を運んでくれるので、ホームページの分かりやすいところ(できればトップページ)に掲載するようにしておくと良いです。
しっかりと更新はしているものの、ライブスケジュールの場所が分かりにくかったり、何回もクリックしないと辿りつけない下層ページに掲載されていることも多いので、ライブ活動をメインでやっていくのなら改善したほうがいいでしょう。
ライブ以外のリリース情報等、常に最新のニュースをトップページに表示するようにしておくと印象も良くなります。
いつまでも過去のライブスケジュールが掲載されたままだと、印象が悪いだけでなく、ライブ活動をしていないような印象を与えてしまうこともあります。
2. 出演するイベントを交渉する
ライブの集客方法としてライブ活動が重要であることは言うまでもないですが、意外と落とし穴が多いので注意が必要です。
アマチュアバンドの多くはライブハウスのブッキング担当の方からの「〇月にこういうイベントがあるんだけど、出演してみない?」という誘いを受けてライブを決定していくと思います。
ライブ終わりに事務所に呼ばれて誘いを受けたり、直接電話がかかってくることもありますが、この受け身の姿勢はあまりよろしくないです。
そもそも集客力の無い無名バンドが、待っているだけで良いイベントに呼ばれるということは無いと思っていたほうがいいです。
大体はお客さんより演者の方が多いんじゃないか?みたいなイベントに出演することになり、何万円というノルマを消化し続けるバンドライフが待っています。
ライブ出演するときはなるべく自分のバンドを好きになってくれそうな音楽ファンが集まるイベントを探して、自分から熱心に交渉することです。
それでもダメだったら自分でイベントを開催するという手もあります。
仲間や知り合いのバンドに声をかけて、ライブハウスの平日のイベントスケジュールが空いている日を狙って交渉すると、普段よりも安い料金で貸してくれるところもあるので掛け合ってみましょう。
3. ファンリストを作る
ライブハウスに来てくれたとしても、1回観に来てくれただけで終わってしまうとファンは増えていきません。
一般的な企業でも、新規のファンを獲得するよりも、既存のファンの満足度を上げてリピーターにするほうが重要と言われています。
そこでポイントとなるのが「ファンリスト」の作成です。
会場に来てくれた方をノートにメモしていくのもいいですが、最近だとファンサービス系のアプリを活用したり、SNS上で友達リストを作成して管理する形でも同じことです。
連絡先を交換して接点を作ることで、アーティスト情報を伝えたり、直接メッセージでライブ招待することも集客を増やす為には大切です。
4. SNSを活用する
SNSを上手に活用することでファンを獲得するだけではなく、営業をしなくても集客できる仕組み作りが可能になります。
基本的にはコンテンツを発信しながらも、自分の音楽を好きになってくれそうなターゲットに向けてアプローチすることが非常に重要です。
例えば、自分のバンドと似たようなジャンルのアーティストのカバー動画をアップしたり、音楽ファンが好きそうな内容をつぶやき続けたりと、地道な作業ですが続けていればあなたの音楽に辿り着く人の数も増えます。
予算に余裕があるのなら重要なライブや音源リリースに合わせて、限定的にGoogleやInstagramに広告出稿するという手もあります。
地域を絞ったり、「ライブイベントを良く調べている人」や「バンドが好きな人」等のかなり細かいターゲット設定も可能なので、上手に使いこなせばそれなりの効果は見込めます。
5. 会場でコミュニケーションを取る
本番当日はライブのことで頭がいっぱいになってしまうアーティストの方も多いとは思いますが、観に来てくれた人達はライブ会場でのすべての出来事が体験として心に残ります。
ライブ自体が一番重要であることは言うまでもないですが、本番前や本番後の対応がおろそかになってしまっているとせっかくの感動体験が薄れてしまう可能性もあります。
何百、何千人とファンを抱えている場合は別ですが、200~300人キャパのライブハウスのようなアーティストとファンの距離感の近い場合には、ライブ前後の直接的なコミュニケーションは大切です。
実際にフライヤーや音源を片手に会場内を歩き回って、なるべく多くの人と会話することで新しく繋がりが生まれる場面や、好意を持って物販に足を運んでくれるという場面を何度も経験しています。
ライブの準備や反省もいいですが、気持ちを切り替えて遊びに来てくれた人達のことを優先しましょう。
まとめ
バンドライブの集客を増やすコツについてお話しました。
- ウェブサイトのライブスケジュール更新
- 出演するイベントを交渉する
- ファンリストを作る
- SNSを活用する
- 会場でコミュニケーションを取る
実際にバンドでやるとして役割分担等、難しいことも多いとは思いますが、みんなで協力し合ってクリアすることでバンドが成功に一歩近づくことは間違いないです。
自分もバンドをやっていた頃は中々手付かずの状態でしたが、音楽制作やバンド練習に膨大な時間を使っているのだから、それと同じくらいライブに足を運んでもらう為の努力もすべきだったんじゃないかと今となっては感じています。
これから自粛が明けるとライブ活動を再開するバンドさんも増えると思うので、少しでも参考にしてもらえると幸いです。
以上、「バンドライブの集客を増やす為にやるべき5つのこと」でした。