AIなど先進的な技術を使ったプラグインソフトウェアを多くリリースする「iZotope」。そのiZotopeから過去に販売されていた伝説的なディストーションプラグイン「Trash」が、2024年3月12日に待望の復活を遂げました!
Trashは、微量なサチュレーションから、激しいディストーションまで、歪ませ方を細かくコントロールすることが可能で、パンチのあるサウンドに変化させる威力を持っていたことから、EDMのようなエレクトロ系のエンジニア、プロデューサーに人気のツールとして話題になっていました。
4月16日まではイントロセール期間として、通常版「Trash」が通常価格16,200円のところ12,800円で購入可能、さらに無償で利用できる「Trash Lite」も用意されています。
Trash
究極の歪みを与えるクリエイティブなディストーションエンジン「Trash」が復活。搭載された300種類以上のディストーションとインパルス・レスポンスによって、サウンドを思いのままに変化させることができます。
サイコロのボタンを押すことで、クリエイティブな閃きを与えてくれるプリセットをランダムに生成することも可能。いつもと同じようなサウンドから脱却して、新たな可能性を見つけることができます。
主な進化点
- 1画面で操作可能な洗練されたUI
- 60種類以上の歪みアルゴリズムとマルチバンド処理
- XYパッドによる自由なブレンド
- 新パラメーター「Tilt」によるダイナミックな音色変化
- 600種類以上のIRデータとオーディオファイルからのIR抽出機能
- 自己発振可能なフィルター
- 入力音の振幅で音色をモジュレーションするエンベロープ
- 過激な歪みでもクリップを回避するオートゲイン
Trashは、単なる歪みエフェクトではなく、音楽の可能性を広げる革新的なツールです。直感的な操作性と多彩な機能で、音楽的な創造性を解き放ち、これまで想像もしなかったサウンドを生み出すことができます。
2003年リリース「Trash」の復活版
iZotopeが2003年にリリースした「Trash」は、高機能なディストーションプラグインの先駆けとなった製品です。ギターアンプの単純なモデリングにとどまらず、モジュール化された“歪みの要素”を組み合わせ可能にすることで、ありとあらゆるディストーションサウンドに対応。
その後、2012年にアップデートされたバージョン2では、ダイナミクスなどさらに多くの機能が追加され、世界中のクリエイターから支持を集めました。しかし、2022年12月にリリースされた2.06というバージョンを最後に惜しまれつつも販売を終了。そして、1年3ヶ月後の今、新生「Trash」として無償版の「Trash Lite」と共に復活を遂げました。
無償版のダウンロードや、製品に関する詳細はiZotope公式サイトをご覧ください。
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