人気VSTプラグインソフトおすすめ12選【DTM】
これからDTMを使った作曲を始める方に向けて、人気のあるおすすめプラグインソフトをご紹介します。
海外の最大手プラグイン販売サイト「Plugin Boutique」から、各ジャンルごとにレビュー数が多く、評価の高い製品を集めてみました。
作曲において重要度の高い、これらの7つのエフェクトをご紹介していきます。
→Plugin Boutiqueでの買い方をわかりやすく解説
FabFilter Pro-Q3(イコライザー)
Pro-Q3は、初心者の方にも分かりやすい直感的なインターフェイスが特徴で、音の周波数帯域を目で確認しながらカットやブースト作業を行えるので、非常に便利です。
Pro-Q 3は世界中の多くのミキシング・エンジニアから絶賛された前バージョン「Pro-Q 2」にさらに改良を施し、ダイナミックEQモード、サラウンド対応などの新機能を備えた、プロ品質の音質とワークフローを提供してくれるEQプラグインです。
ミキシングとマスタリングの両方に使用できるので、初心者にとって非常に強力なツールとなります。
FabFilter Pro-Q3
smart:EQ 3(イコライザー)
smart:EQ 3はAI技術を利用して、不快なレゾナンスや不要なノッチをクリーンアップし、バランスの取れたサウンドを提案します。
smart:EQ 3はユニークで画期的なEQプラグインの一つで、キックにパンチを追加することから、ボーカルパフォーマンスを強化したりと、様々なサウンドを自動的にイコライジングすることができます。
非常に直感的なデザインであるため、レイヤードトラックのEQを微調整することが難しい初心者の方にも最適なイコライザープラグインです。
smart:EQ 3
SSL Native X-Comp(コンプレッサー)
X-Comp は、OPTO、FET、Vari Muタイプを含む、モダンからクラシックまで幅広いビンテージコンプレッサーの特性を再現することができるコンプレッサープラグインです。
プロフェッショナルな機能、およびインターフェイスを備えた、一般的なコンプレッサープラグインを凌駕する、洗練された非常に用途の広いステレオコンプレッサーとして機能します。
マスタリングの微妙なダイナミックコントロールから、エネルギーとパワーを注入する劇的なブリックウォール効果まで、特定のコンプレッサーをモデル化するだけでなく、幅広いコンプレッサーエミュレーションを可能にする為に、一連の機能とコントロールを提供してくれます。
ビンテージな雰囲気から、現代的なモダンスタイルの圧縮まで、用途の広い万能コンプレッサーとしておすすめです。
SSL Native X-Comp
FabFilter Pro-C 2(コンプレッサー)
FabFilterの「Pro-C2」は、最も人気ある製品の一つとして、多くのエンジニアやクリエイターに使用されています。多くの販売サイトでも高く評価されているコンプレッサープラグインです。
FabFilterがコンプレッサープラグインのプロユース製品として定評のある理由は、その汎用性の高さと幅広い音響機能です。プログラムに依存する8つの異なる圧縮スタイルの他に、スムーズな先読み性能、最大4倍のオーバーサンプリング、インテリジェントなオートゲインとオートリリース等、すべてが美しいRetinaユーザーインターフェイスに詰め込まれています。
Pro-C 2は予算に余裕がある場合、圧縮パラメーターの範囲は非常に高いレベルの精度と柔軟性を提供してくれます。
FabFilter Pro-C 2
Sonnox Oxford Limiter V4(リミッター)
Oxford Limitterは圧縮対象の質感を損なうことなく、音圧を上げることに特化したブリックウォールリミッターです。
全体の音圧を上げる際にも、コンプレッションの強くかかった質感を感じさせることなく、独自のアルゴリズムによって聴感上の音量を稼ぐことを得意としています。
V4で強化されたレベル処理と計測精度を提供するトゥルーピークリミッターとして機能し、高度な先読み処理と独自のエンハンス機能はクリッピングを確実に回避しながら、業界で認められているITU-R BS.1770-4標準に準拠することができます。
Oxford Limitterを使えば、音の迫力を向上させるだけでなく、アナログ機器のように暖かい、音楽的なサウンドを得ることができるので、アコースティックジャズのミックスのように繊細な処理が必要な時にも威力を発揮します。
Sonnox Oxford Limiter V4
FabFilter Pro-L 2(リミッター)
FabFilter Pro-L2は、市場に溢れている競合するリミッタープラグインをしのぐ、高性能&多機能なリミッタープラグインです。
Pro-L2には、EBU R128、ITU-R BS.1770-4、およびATSC A / 85規格をサポートする、正確なリアルタイムピークメーターとラウドネスメータリングを備えています。ユーザーインターフェイスはGPUを利用したグラフィックアクセラレーションを備えており、フルサイズおよびコンパクトモードで優れたディスプレイを提供します。
エンジニアの細かなニーズに合わせて、8つの異なる高度なリミッティングアルゴリズムから選択することができ、最大32倍の線形位相オーバーサンプリングとプロのディザリング(3つのノイズシェーピングアルゴリズムを使用)を使用して、クリーンな結果を得ることができます。
FabFilter Pro-L 2
ADAPTIVERB(リバーブ)
ADAPTIVERBは反響音に依存しない革新的なリバーブプラグインで、従来の反響に基づく音響空間モデリングとは異なり、ADAPTIVERBはオーディオソースを不明瞭にすることなく、音の深さ、倍音の豊かさ、滑らかなテイルを付加します。
さらにレイトレーシングリバーブ、アダプティブシミラリティフィルタリング、およびリバーブテールが他の楽器との衝突を回避できるようにする、革新的な新しいAI技術を使用しています。
先進的なテクノロジーで自動的に魔法のようなサウンドを作り出すプラグインとして人気ですが、CPU使用率が高めな為、スペックの確認は必須です。
ADAPTIVERB
Eventide Blackhole(リバーブ)
Blackholeは通常のリバーブ効果から、現実には存在しない異世界のような仮想空間を表現することで、斬新な音響効果をトラックに付与することができます。
使いやすい50以上のプリセットが搭載されており、楽器トラックに奥行き感を加えたり、合成されたサウンドスケープを壮大なサウンドにしたりと、完璧な空間表現を実現。
一般的なリバーブに比べるとつまみの数は多いですが、より幅広い空間表現を可能にするように設計されており、独特なサウンドを作成できます。
そのソフトなアタックと余韻のあるハーモニックテールにより、ギター、ストリングス、パッドに輝きを加えたり、小さなリバーブサイズでは、ボーカルやシンプルなドラムトラックに広がりを持たせることができます。
Eventide Blackhole
SSL X-Delay(ディレイ)
X-Delayは、80年代の伝説的なハードウェアプロセッサにインスパイアされたディレイプラグインで、最大4つのディレイを同時に使えてクリエイティブな音作りが可能になっています。
あらゆるボーカル、楽器、サウンドに対してプロ品質のディレイを迅速かつ直感的に作成するための適切な処理ツールを備えており、洞窟のようなリアルな反響音から、アップフロントダブリング、広大なステレオ音場を生成するのに最適です。
独自のMILTIPLIERコントロールにより、高速化(0.5x)または低速化(2x)と、すべてのディレイタイムを同時に変更することも可能です。
SSL X-Delay
Repeater(ディレイ)
多くのヴィンテージモデルを備えたディレイ「Repeter」は、リバーブと同じく、空間に奥行きと深さを与える為に必須のエフェクトプラグインです。
クラシックタイプから有名なビンテージデジタルデザインに至るまで、23もの本格的にモデル化されたディレイユニットを備えたデュアルディレイプラグイン。
D16GroupとSlateDigitalの共同開発によるディレイユニット。アナログヴィンテージのテープエコーから最新のデジタル回路まで、過去70年間に多くのディレイユニットが作成されており、それらをモデル化。
2つのステレオチャンネルのそれぞれに対して独立したミキシング機能を備えているため、非常に幅広い音作りが可能となっています。
iZotope Ozone 10(マスタリングソフト)
マスタリングの定番ソフトである「Ozoneシリーズ」には、Elements、Standard、Advancedという3つのグレードがあり、このElementsは入門者向けの製品となります。
それぞれグレードごとに機能の違いが多少ありますが、これから作曲を始める方にとってはElementsでも十分過ぎるほど高性能です。
Ozoneの最大の特徴といえば、やはりAI機能による自動マスタリングで、これまで何時間とかかっていた作業がワンクリックのみの、ほんの10秒ほどで完了してしまいます。Ozoneは優れた音楽製品開発を称えられ、「Music Tech Choise賞」と「Music Tech Innovation賞」を受賞しています。
iZotope Ozone 10
Voxengo SPAN Plus(スペクトラムアナライザー)
SPAN Plusは、フリーウェアSPANプラグインの拡張バージョンとなっており、フリーバージョンでもかなり正確に音の周波数を表示してくれるので十分戦力になります。
有料版の大きな特徴として、複数のトラックの波形を重ねて表示可能なところにあります。例えばキックとベースを表示して、マスキングの確認をしたり、さらに複数の楽器を追加してそれぞれの兼ね合いを確認することも可能となります。
さらにレベル測定統計、ヘッドルーム推定、およびトゥルーピーククリッピング検出等、音源の確認のためのツールが多く揃っているので、早めに導入しておきたいプラグインソフトの一つです。
まとめ
人気VSTプラグインソフトおすすめ製品を12個ご紹介しました。
- FabFilter Pro-Q3(イコライザー)
- smart:EQ 3(イコライザー)
- SSL Native X-Comp(コンプレッサー)
- FabFilter Pro-C 2(コンプレッサー)
- Sonnox Oxford Limiter V4(リミッター)
- FabFilter Pro-L 2(リミッター)
- Eventide Blackhole(リバーブ)
- Eventide Blackhole(リバーブ)
- Repeater(ディレイ)
- Repeater(ディレイ)
- iZotope Ozone 10(マスタリングソフト)
- Voxengo SPAN Plus(スペクトラムアナライザー)
今回ご紹介したプラグインソフトは、どれも高品質で使用率の高いプラグインばかりです。
はじめは色々と無料の製品や安いプラグインに手を出してしまいがちなのですが、色々購入しても最終的には一番良い製品しか使わなくなる可能性が非常に高いです。
すべて揃えるのはなかなか予算的にも厳しいとはおもうので、まずはDAW付属の製品で初めてみて、物足りなくなってから必要なモノだけを購入するという感じをおすすめします。
以上、「人気VSTプラグインソフトおすすめ12選【DTM】」でした。
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