
ギターストロークの強化練習【右手とリズム】
リズム感のあるギター演奏のために、右手のストロークの動きを強化しましょう。
左手の運指、右手のストローク、体を使ったリズムキープに慣れてくると自信をもって演奏することができるようになり、サウンドにも反映されます。
まずは右手をメトロノームに合わせて、テンポ通りに合わせて弾き続けることができるように練習してみましょう。
→ギターの練習方法【効率的に上達する為にやるべき事】
ブラッシングを極める
上記のフレーズをブラッシング(左手は軽く弦に触れて音を出ないようにした状態)でメトロームテンポ60を鳴らしながら弾いてみましょう。
音の強弱を意識しながら

演奏に慣れてきたら次は、音の強弱を付けてメリハリのある演奏を意識してみましょう。
ボリューム変化の無い、均等なリズムはあまり音楽的ではありません。
しっかりと音の強弱でダイナミクスをコントロールすることで、ノリが生まれます。
譜面内の「>」はアクセントマークなので、少し強調して演奏します。
※ヒント
・アクセントポイントを弾くときはは力を強くするというよりは、ストロークの振りかぶりを2倍にするイメージで演奏してみましょう。
・3小節目からの16分音符の部分は「強・弱・やや強・弱」と3拍目にも軽くアクセントを入れると、さらにグルーブ感が増します。
オルタネイトを意識する
以前、簡単ギター練習フレーズ(コードストローク入門編)【TAB譜付き】でも言いましたが、常にオルタネイトのリズムを意識しながら弾くことが大切です。
※オルタネイトピッキング
ダウンピッキングとアップピッキングを交互に繰り返して弦を弾く演奏方法。
リズムキープがしやすく、テンポが速くなっても安定したサウンドを維持しやすい。
リズム感のあるギタリストは4分音符を演奏しているときにも頭の中では16分音符をイメージしています。

実際に演奏するのは緑色のノートですが、リズムがぶれない人は赤いノート部分も意識しているのが特徴です。
体でリズムをとる
上手いドラマーが常に左足を上下させてリズムをキープしているように、ギターにも同じことが言えます。
左足でなくても自分のやりやすい方法でいいのですが、音を鳴らさない部分でも常に体の一部を動かしてリズムを感じ続けることが大切です。
- ピックを振り続ける
- 頭を振る
- 体を揺らす
- 口ずさむ
この辺りがオススメです。
アクセントの位置を変える
楽譜の3小節目の16分音符の部分では、1拍目にアクセントを置きました。
このアクセントの位置を変えることで、ストロークによるグルーブのバリエーションが増えるのと同時に、非常に良いリズム練習にもなります。

「タカツク・タカツク・タカツク・タカツク」
この4パターンで、メトロノームを鳴らしながら練習してみましょう。
特に2拍目と4拍目は「裏拍」と呼ばれており、リズムを構成する上で重要な要素となるので、普段からこの「裏」をしっかり感じれるようになることは、ギタリストとして大きく成長したと言えます。
一般的に日本の楽曲は「表」、海外の楽曲は「裏」を主体として作られていると言われており、おもわず体が動き出すようなノリを生み出す秘訣です。
まとめ
リズム感を習得するには、何度も反復練習して、毎日継続することが重要です。
結構地味な練習ですが、確実にギタースキルの向上に繋がるので日課にしましょう。
ギターを持たなくても、普段音楽を聴いている時にリズムに合わせて体を揺らしたり、グルーブを感じてアクセントの部分を自分なりに変えてみたり、結構効果があるのでオススメです。
以上、ギターストロークの強化練習【右手とリズム】でした。
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