新しいAI機能を搭載したApple「Logic Pro 11」を発表!驚くようなアシスタント機能でDTMを次のレベルへ
Appleは、 iPad用「Logic Pro 2」とMac用の「Logic Pro 11」を発表しました。作曲、ビートメイキング、音楽制作、ミキシングなど、プロフェッショナルな音楽制作体験を提供するこの最新バージョンは、AIを活用した新機能「スタジオアシスタント」を搭載し、音楽制作の可能性を大きく広げてくれます。
アーティストが常にクリエイティビティを発揮しながら、AI機能によって音楽制作のプロセスを補強し、アーティストが必要なときにサポートすることを目的としています。
新しい機能には、Logic Proの定番のDrummer機能を拡張し、新しいBass PlayerとKeyboard Playerを備えた「Session Players」が含まれます。さらに、「Stem Splitter」を使うことで、1つのオーディオデータから個別のパートを抽出することが可能になり、「Chroma Glow」は様々なサチュレーションでトラックに温かみを加えます。
Session Players
Logic Pro 11に搭載されたSession Playersは、AI技術を活用した画期的な新機能です。Drummerの登場から10年以上経ちますが、Session Playersはさらに進化し、ベースとキーボードの演奏も可能になりました。まるで本物のミュージシャンが演奏しているようなリアルな音質で、音楽制作を強力にサポートしてくれます。
Bass Player
Bass Playerは、AIとサンプリング技術を活用した新機能です。現代最高峰のベーシストたちとのコラボレーションで鍛え上げられたBass Playerは、まるで本物のベーシストが演奏しているようなリアルな音質と表現力で、あなたの音楽を彩ります。
ロック、ジャズ、ファンクなど、様々な音楽ジャンルに対応した8種類のベーシストから選択することができ、スライド、ミュート、デッドノート、ピックアップヒットなどのパラメーターを駆使して、高度なテクニックや演奏の強さを自在にコントロールできます。
Keyboard Player
Keyboard Playerは、Bass Playerと同じく一流のスタジオミュージシャンの協力によってデザインされ、多様な音楽ジャンルに対応する4種類のスタイルを選択できます。
ロック、ポップス、ジャズ、クラシックなど、あらゆる音楽ジャンルに対応する演奏を生成することができ、シンプルなブロックコードから複雑なハーモニーまで、ほぼ無限のバリエーションを生み出すことができます。
3つのマイク位置、ペダルや鍵盤のノイズ、リリースサンプル、シンパセティックレゾナンスなどを調整し、細部までこだわった音作りが可能です。
Stem Splitter
Logic Pro 11の新機能「Stem Splitter」を使えば、AIとAppleシリコンのパワーを活用し、ミックス済みのオーディオファイルを、ドラム、ベース、ボーカル、その他の音源という4つのパートに分割することができます。
分割されたパートは、個別にエフェクトをかけたり、新しいパートを重ねたり、ミックスを変えたりすることが可能です。リミックスやサンプリングに活用することができ、オーディオファイルからまるで魔法のようにそれぞれのパートのみを抽出することが可能になります。
Chroma Glow
ChromaGlowは、AIとMシリーズAppleシリコンのパワーを組み合わせ、世界で最も称賛されているスタジオ用ハードウェアのサウンドを忠実に再現する画期的なプラグインエフェクトです。
5種類の異なるサチュレーションスタイルから選択することで、あらゆるトラックにリアルな温かみや存在感、エネルギーを加え、倍音を付与して音色を調整することができます。
モダンでクリーンなサウンドから、アナログ機器のビンテージな温かみ、さらにはディストーションの過激な歪みまで、幅広い音色を表現することができます。
「Logic Proは素晴らしい楽曲を書き、制作し、ミックスするのに必要なものすべてをクリエイターにもたらし、最新の機能によってクリエイティビティをまったく新しいレベルへと引き上げます。Logic ProのAIを活用する新しいアップデートは、iPad、Mac、MシリーズのAppleシリコンの比類のないパフォーマンスと組み合わせることで、プロのクリエイターに業界最高の音楽制作体験をもたらします」Appleのアプリのワールドワイドプロダクトマーケティング担当シニアディレクターであるブレント・チウ-ワトソンは述べています。
Apple プロダクトマーケティング担当シニアディレクター ブレント・チウ-ワトソン
製品の詳細はApple公式サイトをご覧ください。