【2023年最新】音楽制作とミキシングの為のモニター用スタジオヘッドホンおすすめ7選
スタジオや自宅のDTM環境でレコーディングやミキシングを行う場合、高品質なモニタースピーカーやスタジオ用ヘッドフォンが必要です。
音楽プロデューサーは、実際には様々な異なるモニターシステムを使用して音源を確認することで、音量バランスを整えたり、どのようなリスニングデバイスで聴いた場合でも、出来る限り最高の音質に近づけるように慎重に作業しています。
もしヘッドホンだけでミキシングを行う場合には、いくつかの気を付けるポイントに注意しながら、一般的なリスニング用のヘッドホンよりも、低域から中域、高域に至るまでのフラットな周波数特性や高い解像度を持ち、原音に忠実な音を鳴らせることができるヘッドホンを選択しましょう。
それでは音楽制作とミキシングの為のモニター用スタジオヘッドホンのおすすめ製品をいくつかご紹介します。
Beyerdynamic DT1770 PRO
- バランスの取れた可聴範囲
- ボーカルに強い
- 音密度が高め
DT 1770はミキシング用に特別に設計された、可聴スペクトル全体で非常にバランスが取れたヘッドホンとしてエンジニアから支持されています。
ミッドレンジには位相シフトがないため、繊細なミックス作業に不可欠な明瞭さが得られます。頭の周りに展開されたサウンドステージは、左から右、前から後ろ、立体的なオーディオソースを隅々にまで提供します。
DT 1770ハイインピーダンス設計であるため、最大限の音質を得る為にはある程度ドライブする必要がありますが、音が詰まった激しいジャンルであってもリバーブテールから、サチュレーションやクリップによる繊細なノイズまで、シグナルチェーンが供給できるものすべてを再生します。
Shure SRH1540
- クリアな解像度
- やや低音寄り
- 快適な装着感
マイクを始めとする様々なプロオーディオ機器を提供するShure製品による、スタジオモニター用のヘッドフォンです。その中でもプレミアムモデルのSRH1540は期待を裏切らず、プロエンジニアとオーディオファンの両方に優れた音響性能、快適性、耐久性を提供します。
広いサウンドステージと完璧なトランジェントディテールを全面的に再生し、軽量のアロイとカーボンファイバーでクリアで拡張された高音と温かみのある低音が特徴的です。
人間工学に基づいたデザインを採用し、装着感の快適さと遮音性を実現するために、スウィッシュなアルカンターラレザーイヤパッドで締めくくられています。
Beyerdynamic DT-770 PRO
- 迫力あるサウンド
- コスパの良さ
- リスニング用としても使える
プロ品質のモニターヘッドホンの中では手頃な価格帯であることから、レコーディングやPAエンジニア、ホームレコーディング等のリファレンスモニターに最適なヘッドホンです。
これから音楽制作を始めるモニター入門機としてもおすすめで、DT 1770と比べて入手しやすいことから、プロからアマチュアまでに愛用者が非常に多く、高いビルド品質と耐久性を求めるプロユース製品としても十分な能力を発揮してくれます。
6.3mm標準プラグの変換アダプターが付属しているので、音楽制作だけでなく普段聴きのパーソナルユースにもマッチします。
Audio-Technica ATH-R70x
- オープンバックタイプ
- 軽量で優れた装着感
- ニュートラルな音質
ATH-R70xはミキシングのリファレンス用ヘッドホンとして開発され、オープンバックデザインはクローズドバックよりも軽量で疲労が少ないため、長時間のミックス作業にも最適です。
Audio-Technicaの40年来のヘッドホン技術に基づく新設計ドライバーと最適化された音響回路により全音域を正確に再現、ナチュラルで空間的な広がりのある音を提供します。
オープン型の弱点である低音再生能力をクリアし、帯域のバランスや解像度についても非常にニュートラルな特性を持っている為、より精密なモニタリングが可能。
Audio-Technica ATH-M50x
- ロングセラー製品
- 同価格帯では最高品質
- しっかりとしたホールド感
世界累計出荷台数150万台突破し、新たな定番スタジオモニターヘッドホンとして支持を得ているM50は、プロのスタジオユースだけでなく、独立型アーティストやホームスタジオで作業する個人クリエイターにとっても最適です。
音質は同価格帯の製品の中ではトップクラスですが、ハイミッド辺りの音場が少し狭く、ミッドはクリアで前面にあり、ボトムエンドはどっしりと再生されます。
筆者もM50ユーザーであり、購入時のレビュー記事も執筆していますので、購入を検討されている方は参考にどうぞ。
→AUDIO-TECHNICA ATH-M50xBT 購入レビュー
Sennheiser HD-25
- 超軽量
- パーツごとに交換可能
- パンチの効いたサウンド
もう1つのヘッドホン界のロングセラーとしてHD-25は国内外問わず非常に人気の高い機種です。
高い音圧レベルを処理し、優れたサウンド品質を提供することでプロエンジニアやDJから高く評価されています。交換可能なパーツごとに分割されたヘッドバンド、回転可能なイヤピース、高い耐久性の評判のおかげで、軽量でありながら頑丈でパンチの効いた正確なサウンドを提供します。
オンイヤーデザインとして分類されるヘッドホンで、耳を包み込むのではなく当てるタイプになります。2万円台のヘッドホンにしてはプラスチックで少々チープな印象を受けますが、重量がかなり軽く、長時間つけていても疲れない為DJからも支持を得ています。
Sony MDR-7506
- プロユースの定番
- 高解像度
- モニター特化
ソニーのMDRシリーズは国内でも何年も前からスタジオヘッドホンの超定番として、確固たる信頼を築き上げてきた実績があります。現在のMDR-7506も安定した音質、快適性、実用性、価値を提供します。
長期間着用するのに非常に快適な設計になっており、音質はリスニングの快適さよりも、サウンドの問題点を明らかにするような設計がされています。
ネオジム磁石と強力で繊細なサウンドを鳴らす40mmドライバ、closed-ear設計による快適さと外部ノイズの削減で高解像度な音像を再生します。
まとめ
音楽制作とミキシングの為のモニター用スタジオヘッドホンおすすめ製品をご紹介しました。
- Beyerdynamic DT1770 PRO
- Shure SRH1540
- Beyerdynamic DT-770 PRO
- Audio-Technica ATH-R70x
- Audio-Technica ATH-M50x
- Sennheiser HD-25
- Sony MDR-7506
自宅や個人で活動するクリエイターにとってヘッドホンを使ったミキシングが多くなるかと思います。
実際には単一のモニターシステムに頼るよりも、異なるモニターシステムを使用して音源を確認することも非常に重要です。場合によってヘッドホンにかけるコストを下げて、もう一つ別でイヤホン、スピーカー等のシステムを導入することも検討してみてはいかがでしょうか。
以上、「【2023年最新】音楽制作とミキシングの為のモニター用スタジオヘッドホンおすすめ7選」でした。