エレキギター最新マルチエフェクターおすすめ5選
エフェクターはギターの音作りに欠かせないツールです。エフェクターペダルはギタリストが自身のギタープレイを表現するために必要なサウンドエフェクトを提供し、多くのブランドから様々なエフェクターペダルがリリースされています。
その中でも「マルチエフェクトペダル」は革新的なサウンドメイクツールとして登場し、個別に使用するコンパクトタイプとは異なり、マルチエフェクトユニット1台で様々なエフェクトを内蔵しており、最近ではアンプシミュレート機能を搭載したモデルも多くリリースされています。
そこで今回は、ミュージシャンにとってライブセットやレコーディングに組み込むことができる、様々なオプション搭載したマルチエフェクターのおすすめ製品を5つご紹介します。
コンパクトエフェクターとマルチエフェクターの違い
コンパクトエフェクターは単一のエフェクトのみを搭載した製品なので、取り扱いが簡単でマルチに比べると比較的低価格の製品が多くラインナップされています。
必要なエフェクトがある程度決まっている場合や、ボードに入れて持ち運びも容易なので必要最低限の機材でセットアップしたい場合におすすめできます。
マルチエフェクターは様々なエフェクトモデルが搭載されたデジタル製品で、機種にもよりますが約50~200種類くらいのエフェクトを選択して、組み合わせて使用することが可能です。
最近だとエフェクトに追加してアンプやマイク、キャビネットモデルも搭載したいわゆる「アンプシミュレーター」と呼ばれる製品も多く、操作はやや複雑ではありますが、サウンドを作り込みたい方や、多くのプリセットを用意したいギタリストにおすすめできます。
マルチエフェクターのメリット
マルチエフェクターの最大のメリットはなんといっても1台で何100種類のエフェクトを使用できる点です。
歪み系や空間系など複数のエフェクトを組み合わせたい時は画面上でコントロールするだけで完了するので、コンパクトエフェクターのようにパッチケーブルで繋いだり、エフェクトが増えるにつれて機材が大掛かりになるといったこともありません。
また、マルチエフェクターにはヘッドフォンアウトやラインアウト、製品よってはオーディオインターフェイスも搭載しているので、PCで使うDAWに取り込むのが非常に簡単です。
アンプシミュレーターが搭載されていれば、スタジオやライブハウスで直接スピーカーからアンプサウンドを出すことも可能になります。つまりギター本体とマルチエフェクターだけあれば環境に左右されずに同じようなサウンドを鳴らすことが可能になります。
前置きが長くなりましたが、ここから最新マルチエフェクターのおすすめ製品を5つご紹介します。
Line 6 Helix
Line 6 Helixはこれまでに製造された中で最も強力なマルチエフェクトプロセッサーであると多くのギタリストから支持を得ています。
ギタリストに必要な複数の機能を搭載し、大ボリュームの62×アンプ、37×キャビネット、16×マイク、104×エフェクトを搭載(アップデートで随時追加)しているため、これ一台でほぼすべてのギタリストのニーズに応えてくれます。
Helixは、すべてのエフェクトの合理化されたコントローラーとして、またはスタジオでギターを録音するための高品質なオーディオインターフェイスとしても使用できます。
Helixは強力なテクノロジーを備えたアンプシミュレーターとして機能する為、取り扱いが少々難しいというデメリットもありますが、使いこなすことができれば強力なパートナーとして長くステージで活躍してくれることでしょう。
BOSS GT-1000
BOSS GT-1000マルチエフェクトプロセッサーは、ギターの音色と品質を完全に変える豊富なエフェクトとモデリング機能の組み合わせを特徴としています。
GT-1000は、超強力な32ビット/ 96kHzプロセッサーを搭載し、各モデルを真の信頼性で再現しているため、リスナーはそれらの音がモデリングされたサウンドとは思わないほど高品質です。
大規模なペダルボードの代わりとしても使用可能で、複数のコンパクトエフェクター持ち歩く代わりに、このBOSSペダルをケースに入れて、GT-1000のみを使用してライブサウンドのあらゆるサウンド演出に対応することが可能です。
低予算での買い物を検討しているギタリストにとっては最適なオプションではないかもしれませんが、高品質を求めているギタリストにとっては価格以上の最高のサウンドを提供してくれます。
Zoom G5n
ZOOM G5nはリアルなチューブアンプ・モデリングと、ギターのサウンドメイクに欠かせないエフェクターを数多く搭載したマルチエフェクター。UK、USの代表的なアンプ5機種を電気回路からトーン特性まで解析、忠実なトーンクオリティを実現しています。
Zoom G3Xnは高品質なエフェクトだけでなく、アンプシミュレーターとしても機能し、レコーディングスタジオでも高い評価を得ている製品です。
エフェクトには、リバーブ、オーバードライブ、フェイザー、ディレイなどがあり、7つのエフェクトを同時に使用して様々な組み合わせを作成できます。さらにUKハーフスタックやUSハイゲインコンボアンプなど、25のアンプシミュレーターの組み合わせも使用できます。
最大150のエフェクトチェーンをプリセットメモリバンクに保存可能な為、幅広いサウンドプリセットを作成したいギタリストの要望にも応えてくれます。
Line 6 Pod Go
Pod GoはLine 6のもう1つの素晴らしいマルチエフェクトペダルです。クラシックなコントロールとカラースクリーンLCDディスプレイを組み合わせることで、非常に使いやすい作りになっています。
ライブエフェクトを外部アンプで実行する場合でも、モデル化されたアンプを使用してレコーディングを行う場合でも、PCへの直接入力でHelixにインスパイアされたトーンを使ったりと幅広い現場で実行できます。
Pod Goは自然なサウンドのアンプモデル、あらゆるジャンルやスタイルに合うエフェクト、その他多くのトーンスカルプティングパラメーター溢れるHXファミリーのサウンドライブラリを持っています。PlexiLeadやTreadplateなどのクラシックなLine6アンプにアクセスでき、選択したエフェクトを使用して色を付けることができます。
シンプルかつ手頃な価格のマルチエフェクトを探している場合や、ハイスペックな高性能ユニットを使用するほど大規模なシステムを必要としていない場合にはLine 6 PodGoが最適です。コンパクトで使いやすく、高品質なサウンドを鳴らすことができます。
NUX MG-30
MG-30は2つのパワフルなDSPを搭載し、NUX 社独自の高解像度なホワイトボックス・アンプモデリングアルゴリズム(TSAC-HD)とコアイメージエフェクトを実現。よりリアルで鮮明なサウンドを再現します。
アルゴリズムを使用した13種のプリエフェクト(ドライブ系11種、コンプレッサー、ピッチシフター)と、 25種のアンプモデリングを搭載。さらにセンド/リターンやEXP端子も備え、様々なセッティングに対応。
1024サンプルのIRキャビネットシミュレーターを内蔵し、シグナルブロックは接続順の変更に加え、パラレル接続設定も可能です。さらに、IRアコースティックギターシミュレーターや、ベース用のアンプモデリングとキャビネットシミュレーターも内蔵し、ベースでの使用も可能です。
まとめ
エレキギターの最新マルチエフェクターおすすめ製品をご紹介しました。
- Line 6 Helix
- BOSS GT-1000
- Zoom G5n
- Line 6 Pod Go
- NUX MG-30
唯一の目的のために設計された専用のストンプボックスとは異なり、デジタル技術の進歩に合わせて素晴らしいサウンドシステムを手軽に現場に持ち運ぶことが可能になりました。
今ではハイスペックな製品から、安価で持ち運びな便利な製品までさまざまな演奏スタイルに対応した製品が多くリリースされているので、予算と環境に合わせて最適なマルチエフェクターを探してみてください。
以上、「エレキギター最新マルチエフェクターおすすめ5選」でした。
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