高品質イコライザー「Fabfilter Pro-Q 4」がついにリリース!プロ御用達の多機能EQがさらに進化
前バージョンの「Fabfilter Pro-Q 3」楽曲制作時のミックスやマスタリングに欠かせない、高品質なイコライザープラグインとして、プロのエンジニアから高い評価を受け、世界中で広く愛用されているEQの一つです。
そんなPro-Q 3の最新バージョンである「Pro-Q 4」がついにリリースされました。
FabFilter Pro-Qは、2009年に初めてリリースされて以来、その使いやすさ、高音質、そして豊富な機能で高く評価されています。今回のバージョン4では、さらにミックスに役立つ新機能が追加されています。
例えば、特定の周波数だけを動的に処理する「スペクトルダイナミクス」、複数のPro-Qをまとめて管理できる「インスタンスリスト」、マウスでEQカーブを直接描ける「EQスケッチ」、そして往年のアナログ機器のような温かみを加える「ビンテージサチュレーション」などがあります。
FabFilter Pro-Q 4は、最高の音質と充実した機能を備え、さらに洗練されたインターフェースで、思い通りのサウンドを素早く簡単に作り出すことができます。
ミキシングとマスタリングに対応
Pro-Q 4は、プロのエンジニアが求めるあらゆる機能を備えたEQプラグインです。ゼロレイテンシーと独自のナチュラルフェーズモードに加え、最高品質のリニアフェーズ操作も可能、スムーズなダイナミックEQ、バンドごとのミッド/サイド処理、Dolby Atmos 9.1.6までのフルサラウンドサポートなど、思い通りのサウンドを実現できます。
さらに、インテリジェントソロ機能、オプションの自動ゲイン、完全にカスタマイズ可能な内蔵スペクトラムアナライザーなど、ミックスの作業効率を上げるための機能も充実しています。音質、機能、使いやすさのすべてを兼ね備えた、まさにプロフェッショナルのためのEQプラグインと言えます。
サウンドを簡単に形作る
FabFilter Pro-Q 4は、理想とするサウンドを簡単に素早く形にすることができるEQプラグインです。大きなEQディスプレイ上で、複数のバンドを必要な場所に直接作成したり、手書きでEQカーブを描いたり、任意の箇所にダイナミックEQを適用したりすることができます。
さらに、スペクトラムグラブ、フルスクリーンモード、EQマッチといった独自の機能によって、作業をよりスピーディーに進めることが可能になります。
トラックごとのEQ設定を1つのインターフェース内で
Pro-Q 4には、複数のトラックに挿したEQをまとめて管理できる「インスタンスリスト」機能があります。例えば、ギター、ベース、ドラムトラックにPro-Q 4を挿している場合、1つのウィンドウですべてのEQを一覧表示して、個別に操作することができます。
EQの設定をトラックごとに切り替える必要がなくなるので、作業効率が大幅に向上します。フィルターやピン留め、ズームなどの機能を使ってEQを管理することができます。
問題となっている帯域をより精密に処理
Pro-Q 4の「スペクトルダイナミクスモード」では、ダイナミックEQのような使い方が可能で、設定した周波数帯域の中でしきい値を超えた特定の周波数にだけ作用するように調整することができます。
例えば、ボーカルの特定の周波数だけが耳障りな場合、問題となる箇所にダイナミクスモードを適用することで、耳障りな周波数だけをピンポイントで抑えることができるため、ボーカルの自然な響きを保ったまま、気になる部分のみをカット補正できます。
このような処理を行うには、別途専用のプラグインであったり、複雑な設定が必要でしたが、Pro-Q 4では、この機能が標準搭載されています。操作も簡単で、見た目にも効果がわかりやすいので初心者の方でも、思い通りのサウンドを実現することが可能です。
Pro-Q 4の主な特徴
- 最高の音質
- 最大24のEQバンド
- すべてのフィルタタイプで最大96 dB/octのユニバーサルフィルタスロープをサポート
- 自動ゲインとゲインスケール
- オプションのピアノロール表示により、EQ周波数を音符に量子化
- 異なる表示範囲: マスタリングの場合は 3 dB と 6 dB の範囲、ミキシングの場合は 12 dB と 30 dB の範囲
- インテリジェントなソロモードにより、問題のある周波数を簡単に見つけ、バンドの効果を聞くことができます。
- 極性を変更する位相反転オプション
- ピークレベル表示付きの大型出力レベルメーター
- ゼロレイテンシーモード、レイテンシー調整可能なリニアフェーズモード、または独自のナチュラルフェーズモードで動作します。
- 異なるインターフェースサイズと追加のフルスクリーンモード
- 極端なCPU最適化: Pro-Q 3はCPUとメモリをほとんど使用しないため、1つのセッションで数百のインスタンスを使用できます。
- GPU によるグラフィック アクセラレーション
- パラメータ値のテキスト入力をダブルクリック
- 一般的なPro Toolsハードウェアコントロールサーフェスをサポート
- 元に戻す/やり直しとA/B比較
- スマートパラメータ補間
- すべてのパラメータをサンプル精度で自動化
- インタラクティブなヘルプヒントを備えた広範なヘルプファイル
- VST、VST3、Audio Units、AAX Native、AudioSuite 形式 (すべて 64 ビットと 32 ビット) で利用可能
- すべてのバンド(ベルとシェルフの形状)にオプションのダイナミックEQモードがあり、任意のスロープ設定と完璧なアナログマッチングを使用し、オプションの外部サイドチェーントリガーを備えています。
- 大きなインタラクティブEQディスプレイ、マルチバンド選択と編集機能を備えた美しいRetinaインターフェースで、使いやすさと効率性を最大限に高めます。
- LP および HP フィルター用の超急勾配「ブリックウォール」スロープ設定
- フィルター形状: ベル、ノッチ、ハイ/ローシェルフ、ハイ/ローカット、バンドパス、ティルトシェルフ、フラットティルト
- 他のPro-Q 3インスタンスまたは外部信号のスペクトルを自動的に一致させるEQマッチ機能
- プリEQ、ポストEQ、外部スペクトル可視化、調整可能な範囲、速度、解像度、傾斜、フリーズ、衝突検出を備えた内蔵スペクトルアナライザー
- 衝突検出を含む他の Pro-Q 3 インスタンスからの外部スペクトル可視化
- バンドごとにミッド/サイドまたは左/右処理が可能なので、ミッド、サイド、左、右の信号を個別にEQできます。
- フラットティルトフィルターシェイプ、可聴周波数スペクトル全体にわたるフラットなティルト補正曲線
- スペクトラム グラブ: リアルタイム スペクトラム アナライザーでピークをすぐにグラブして調整します。
- 現在アクティブなバンドを制御するオプションを備えたMIDIラーニング
- インテリジェントなスピーカー選択によるフルサラウンドサポート(Dolby Atmos 9.1.6まで)
製品の詳しい内容についてはFabfilter公式サイトをご覧ください。